森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

「刑事モース」見逃しの回を、無料で観る

2018-11-01 | 映画ドラマ
休日が増えたので、早速見逃した初回の「刑事モース」を無料の配信サイト
「GYAO」で観ることが出来ました。

「モース」のキャラクターそのものの魅力もさることながら、ドラマの作りが
映画以上のクオリティーでしっかりとした脚本に基づいていて、一話一話が見
応えたっぷり☆

また脚本に加え、見事な映像、音楽、それぞれが美しいイギリスの風景と相ま
って、観る側がストーリーにグイグイ惹きこまれていくのです。

モースは、刑事ものの主人公に有りがちな突飛で風変わりなキャラクターとは
違い、純粋に女性に惹かれやすい部分もあったり、死体を直視できない気弱な
部分もあり、どちらかと言えば刑事としては「うだつの上がらない人扱い」を
されています。

というのも、名門の大学で優秀な文学青年ではあったけれど、大学を中退して
畑違いの職場で当初は事務系を担い、彼の誰にも真似できない感性から導き出
される独特の推理が、周囲から相手にされなかったからでした。直属の上司サ
ーズデイ警部補を除いては。

普通は刑事にあまり必要がないかと思われる「音楽や芸術」に造詣が深いモース
の推理は、彼らには理解しがたいものだったからでしょう。私は何よりこの部分
が彼の最大の魅力に感じられます。

彼は感じやすくデリケートで悩み深き青年であり、だからこそ女性にも消極的で
自分から誘うこともほぼしません。だけど多くの男性が「根っこ」の部分で女性
に対して「対等の人間として」観ていない時代にあって(それは現代もあまり変
わりませんが)女性をモノ扱いしません。

そして、自分の弱さをことさら隠そうとはしません。だからこそ少しずつ周囲の
人も彼を好きになっていくのが分ります。誰にも「人に見せない心」があり「感
情」があり、自分と同じように傷つくのだということを、彼は本能で知っている
かのようで、回を追うごとに刑事として成長していくのが分ります。

テレビ放送が終わってしまって本当に残念だけど、もうこれっきりなのかな・・。

他に今期のドラマでは「大恋愛 僕を忘れる君と」がとても好きです。
意外に観てしまうのが「中学聖日記」。あの青くて真っ直ぐな頃の恋愛が眩しい
です(笑)沢山の応募者から選ばれたという主人公の男の子の演技が、嫌味なく
切なく、有村架純さんもとても清純に撮れていて、つい観てしまいます(笑)

さて、今日も病院です。

コメント