森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

モノを処分するとき

2017-10-09 | 家族友人
今、長姉は毎日、引っ越しのための片づけに追われている。
「モノを大切にするあまり、捨てられなかった母」の物と、「使わないけど高価だったものを処分
できない姉」の品々が、押し入れや戸棚の奥から続々と発見されているらしい(笑)

これまでも、妹のうちの誰かが使いそうなモノを持ってきては無理矢理押し付けたり置いて帰ったり
していたけど、その中には姉が着け飽きたジュエリーなどもあり、気前の良い姉はジュエリーの類
に興味の薄い私たち妹に、度々プレゼントしてくれたりしていた。

 

 

最近ではこんなラブリーなものまで(もう似合わないけど;)



で先日は、何処かから貰ったまま使わないので置いていたという、大きな洗剤の箱を持ってきた。
某有名メーカーのものだったが、よくみると「蛍光増白剤入り」とあるので「私は使わないから
いいよ」と断ると、姉も自分も使わないから「Mちゃん家かTちゃんのところに持って行く」と言う。

この「蛍光増白剤入り」というのを私が使わない理由は、もちろんこれを使うと色物までもが
白くなってしまうことがあるし、この成分が(もし口に入れば)発がん性があるとされていること。
メーカー側は洗濯する分には害がないというが、ペットや赤ちゃんが使うものには使用しない方が
ベターだとも言う。しかしある研究結果では皮膚からの微量の侵入によっても「生殖機能を損なう」
可能性ありと指摘されている。

なのに、長姉は他の姉妹の家にも需要があればそれを持って行くという。
「え?それが体に悪くても?」と訊くと、姉は「捨てるのは勿体ないから」と答えて、急いでまた何
処かへ車を走らせた。

うーん。同じ父母から生まれた姉妹なんだけど、他の三人にはこの傾向はないな~と、暫し苦笑い。
自分自身が誰かに物をあげる時は、本当に気を遣う。「こんなモノを上げるとかえって迷惑ではない
か」とか、考え過ぎて機会を逃すこともある。 それに比べて姉は「モノを上げれば誰もが喜ぶ筈」と
信じて疑わないので迷うこともない。これはちょっと羨ましいかも(笑)

詰まる所、姉は「人に物をあげる」のが好きなのだ。拒んでも遠慮しているのだろうと無理矢理置い
て行くし、返すと逆に怒られることも多いので(笑)、何となく受け取ってしまう私たちも悪い。
が、姉の作ってくれた食べ物や、大量買いした果物のお裾分けは、私たちも喜んで受け取るし、そんな
風に助けられたことの方が、もちろん多い。

私の子供も、私に内緒で姉に助けてもらったことがあることを、私は知っている。なぜなら、物事を
秘密にできない質の姉から直接聴いたから(笑) 実はそのことで姉と大喧嘩になったこともある。
「これは言っちゃダメよ」と前置きし、子供が最も知られたくない私に告げるのだから、姉の信用を
落としたくない私は、子供に問いただしたくても「知らんふり」をしなければならず、蚊帳の外にい
なければならないことが何とも辛かったり;

たまに、姉にはこんなふうにビックリさせられることがあるけど、やはり姉には機嫌よく元気に暮らし
て欲しいと思っている。子供がいないので、私たちに構い過ぎてたまに口うるさいけど(笑)、それだ
けにがもし居なくなると、どんなに淋しいことかと思う・・。

コメント