森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

シッポのその後

2009-10-08 | 動物
今はもう居ないシッポちゃんの両親は、公園猫だった。
でも、シッポは殆ど公園には近づかない。
その代わり、母猫がテリトリーにしていた辺りで、ずっと
暮らしている。今でも母猫が帰ってくるのを待っているみたいに。

←両親のクロといっちゃん

シッポの生後4ヶ月頃には、母猫の次の妊娠も心配だったし、
野良の親猫は子離れが早いことも知ってはいたから、母猫が猫好き
さんに貰われることになったこと自体は、喜んで受け入れた。
でも、それを母猫が望んでいたわけではない。

一人ぼっちになったシッポに対して、母を奪った罪悪感が少なからず
あるから、私は面倒を見ているのだと、そう思っていた。

でも違う。
今ではシッポが来ない日には、事故にでも遭ったのでは?と、何度も
外に出て探し回る。もちろんまだ触れさせてもくれないし、少しでも
大きな音を立てると何処かに消えてしまったりするけど、確実に私を
無害な人だと認識してくれているシッポに、愛着を覚えずにはいられ
ないのだ。


古い画像だけれど、相変わらずサイズは小さい

ご飯が終わると、以前は逃げるように何処かに帰っていったのに、
今では私が餌場でご飯の後片付けをしている傍で、食後もじっと
待っている。立ち上がると「終わった?」と問うように、「にゃあ!」
と一声。 ギズモそっくりの超可愛い声で促すのだ。

シッポがこの頃始めた遊びは、私が草むらを探しているときや、
後ろを向いている時に、背後から爪のない肉球で私の足にタッチする悪戯。
隠れているのがバレバレなのに、何度も何度も繰り返す姿が可愛くて
わざと探してるふりをしてみたり(笑)

飽きたら近くの広場でゴロンゴロンと砂の上を転がってお腹を
見せる。手術痕もフサフサの毛で覆われ、もう全くわからなくなった。
猫じゃらしを手折り、お腹の上で揺らすと両手でパシッと掴み
しばらくじゃれている。

この子が事故に遭いませんように。
悪戯などされませんように。
毎日祈るような気持ちで別れ、帰ってくる。

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