森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

悲しみを分かち合えば

2009-08-23 | マイケル・ジャクソン
さほど(というより、かなり)社交的ではない私は、近頃
マイケルファンが集まるオフ会にも、足が遠のいていた。
「一人マイケルファン」も良いかなと、思いつつあった。

それがマイケルの死後、ネット上の投稿動画やブログから、
沢山の同じ思いの人たちがいることを改めて知ることになり、
この悲しみを分かち合えるのはファンだけだということを
思い知らされた。

お盆の13日、以前から交流のあったマイケルファンが
たまたまこちらに帰省したので、県内の数人のファンが
集まることに。

私も行くつもりでいたけど、先月からの左肩の痛みがピークで
(多分五十肩)着替えもままならない身体では断念するしか
なかった。
参加した友人達の話によると、帰省したファンの女性は今
3人目を妊娠中だけれど、それでもイギリスでのコンサートに
行く予定だったという。

行動的な彼女の、そういう部分が羨ましくもある。
3年弱前の40万パーティーにも、ああだこうだと論じて
企画そのものに文句を言う私たちを尻目に、彼女は迷わず
参加していた。前向きな気持ちからの判断だったと思う。

当時あの企画では、「マイケルどうしちゃったの?」と、心配する
一部のファンと、企画を手放しで大喜びするファンとで、一時論争
にまで発展した。

裏で取り巻き達が招へい元と組んで、また何かとんでもない画策を
して、マイケルを貶めようとしているのではないかと、私や友人たち
は本当に不安だった。

事実、来日したときのマイケルの様子が、どことなく変で、テレビに
映し出されたファンへのハグも、マイケルからのハイテンションなま
でのアクションも、普段とは少し違って見えた。その間も、一部の有
志が、この企画はおかしいから止めるべきだと、直接マイケルに告げ
ようと努力したが、力及ばなかった。

ある人は、裁判後初めての公の場で、気持ちが高揚していたのだろうと
言ったが、私たちは「あれ、本当にマイケル?」と心配になった。
そしてその後、その心配の一部が的中していたことを、ある人により
知らされた。

でも、このことで私は参加したファンたちに責任があるとまでは
思っていない。目の前に「お金を積めばマイケルに会わせてあげる」
と言われて、「断る勇気を持て」とは言えない。
それに格安?チケットの方で参加した人たちの殆どは、マイケルに
恥をかかせたくないと思ったのかもしれない。

ただ、これらの気の進まぬことへも自分の名が冠されることや
考えもしなかったトラブルにも、報道では自分の名が大きく出て
目を引く結果になることなどは、長い年月の間に間違いなく世間の
マイケル像を大きく歪め、貶めた。

私はあの後、マイケルファンとどう接していけばいいのか
本当に戸惑っていた。そして長い間距離を置くことになり、沈黙した。

でも今思えば、マイケルの心の痛手は、恐らく私たちの計り知れない
ものだったに違いない。

来月、某テーマパークにて、マイケル追悼企画が予定されている。
友人二人ももう予約したようだ。
ここにきて私もやっとほぐれた心が、参加して皆と悲しみを分かち
合いたいと思えるようになった。

が、この五十肩、どうやらしつこい痛みが消えるのはまだまだ先
らしい・・。諦めるしかないか・・。
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