森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

不眠

2009-08-26 | マイケル・ジャクソン
昨日からニュースでは、マイケルの死因について報道している。
「マーレイ医師の過失致死」と、ほぼ断定とのこと。
けれど、ことマイケルに関する報道は、必ずしも正しいとは
限らないことを、長年のファンは知っている。

細かいことで言えば、何もかも、どこか真実ではない。
裁判中は特に酷かった。
毎日毎日、明け方までネットにかじりついてその日の傍聴者から
の報告を見守っていたファンたちは、相手方の証言が次々にメゼロウ
弁護士から突き崩されていたのを知っていた。
にもかかわらず、翌朝目にするのは全く別の物語に書き換えられた記事
だった。

あえて覆された部分を伝えず、でたらめだったと証明された証人の
発言のみを、「マイケルは○○だった!」と新聞の見出しでセンセー
ショナルに使うマスコミの報道を、私たちは呆れながらも見続ける
ことになった。これはショー?こんな茶番が現実のはずはない!と。

マイケルは、ツアーの間はよく不眠に陥るとは知っていた。

特にコンサート直後は、自身も気分が高揚していて眠れな
かったり、興奮冷めやらぬファンがホテルの下などで呼びかけ
ることも多く、それに応える優しいマイケルとのやり取りは名物
とも言えた。

これらのファンと、「マイケルを休ませてあげて欲しい」
と願う別のファンたちとの間で、度々争いにもなっていた。

でも、不眠症が長い間続いていたというのは真実かどうか
判らない。

マーレイ氏は、50公演をこなすことに不安を感じたマイケル側の
要請で、プロモーターが雇ったと言われていたが、最近では
マイケル自身が雇ったと報道されている。
これもどちらが真実か不明だが、その利害は大きく違ってくる。

当初、歌詞に使われたデメロール中毒だったと推定で報道されて
いたが、今では麻酔薬のプロポフォールの名が毎日あげられいる。
医師の言うとおり「マイケルから懇願された」というのなら、
薬についても相当の知識があったマイケルの、自死を意味する。


他に用いたと言われる薬のリストの中にも、デメロールはない。
家になかったのなら、この鎮痛薬の常習性が高かったと言われた
こと自体も嘘になる。

にもかかわらず、
「薬漬けになってしまったマイケルの弱さを、だれも気付いてあげ
られなかったんでしょうか」などと、出演者たちがしたり顔でコメ
ントする。

そのコメントの前に、それらの報道の矛盾点さえも突いてこない
彼等が、マイケルの真実を知ろうとしているとは、到底思えない。

このブログで私は、悪戦苦闘した末に導き出した不眠症への
向き合い方を、度々話題にした。
だからその辛さも、不眠には波があることも、よく分かっている
つもりだ。

「眠りたい」と、焦れば焦るほど不眠のループに陥る。
「どうしても眠らなければ」というのは、深刻な事情がある時。
それは、果たしてマイケルの意志だったのか、「眠らせたい」
という「誰か」の要請だったのか、本当のところは判らない。

今となっては、誰もが言うように死人に口なしだ。
「故意に死に至らしめた」より、「過失致死」の方がずっと罪は
軽く済むだろう。もし背後に何かの力が働き、マーレー氏がもっと
多くのお金が欲しければ・・・考えると今日も眠れない。


     いいなー福太郎

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