森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

自分の足で歩こう

2007-10-22 | 思い・つれづれ
このブログを始めて間もない頃に、転機があった。
以前にも少しだけ触れたことだけど
ある人の言葉により、突然打ちのめされ、
愕然としたこと。
そして、
「自分が思うほどには、信用していた人から
信頼されていなかった」のだと気付かされた時のこと。

それまで、これは私のやり方ではないと思うことがあれば
自分の気持ちを無理に変えないでいたけれど
他人に対して自分のやり方を押し通すことはなかった。
相手と上下関係があるからとかいうのではなく、
それは相手を尊重するという、当たり前の気持ちからだ。
だから、自分も当然尊重されていると思っていた。

ところが、そうではなかったのだと知る出来事があった。
気付かずにいた自分が恥ずかしく
大人同士、対等だと思っていた自分が情けなかった。

人生の長い時間を費やして話をした相手に、
「そんな人間に見られていたのか」という悲しみ。

これがどれだけ私を苦しめ、
私のプライドをズタズタにしたことか。
だからこそ、長い間、私はその部分には
触れずにいたかったのだろう。

でも、その後気付いた。
誰かが悪いのではなく、双方思い違いをしていたのだと。

人はひとりでは生きられないけれど、
一人になる時間も必要だ。
あまりにも深く他人と付き合うと、
それができなくても、これでいいのだと
自分に納得させて、
自分は人を裏切らず精一杯の誠意で接していたつもりでも
何処かで無理をして(させて)いたことに
ふとした拍子に気付かされてしまったのではないかと。

どんなに応援したい人にでも、
直接の歩みに手を出してはいけないように、
私たちも自分の足で歩かなければ
本当の意味の信頼関係だって
築けなくなる。
例え親子にだって、少しの距離が必要なんだもの。

私がこのことをここで言えるまでに、
随分時間がかかったけれど、
これを言えなければ本当の意味で
新しいことに前向きに取り組めない気がして。
この場所があったことも、これで
少しは意味を持つだろう。
全てはここから始まったことだから。
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