前橋市石井小学校での活動報告
平成30年11月22日(木)前橋市石井小学校で学校キャラバンを行いました。
当校は今年度初めての応募校で、当初は10月下旬から11月上旬をご希望でしたが、生憎その時期は二日間のダブルヘッダーや、四日間連続活動など、日程調整が困難を極めていましたので、止む無く一旦お断りして再度お申込みいただいた経緯があります。
当地、富士見町石井地区は昔から養蚕が盛んな地域で、学校のすぐ北には現在でも外国人を雇って養蚕を続けている石田さんの家があります。
上毛かるたの『老農船津伝次平』は同じ富士見町原之郷出身の農学者で、桑の研究でも有名な方です。
本日は五年生19名対象の学校キャラバンで、皆さんは養蚕も経験されて、学校近くの養蚕農家石田さんからもご指導いただいたそうです。授業時間は二時限分ありましたので、二つのグループに分けて、講話と座繰り体験を行いました。
廊下で煮繭していましたら、通りがかりの六年生から「何しているのですか」「あ、いいな」なんて声もかかりました。
広岡さんの講話はいつも通り黒板に要点をまとめて書いて、資料や現品を示しながら進めました。
座繰りを担当した吉澤さんは、糸を引くだけではなく、繭について詳しく説明しながら進めました。
今日座繰りで使用する繭は世界遺産課からお預かりした繭ですが、学校では数は僅かですが『ぐんま黄金』も育てまして、15粒程の黄色い繭も煮繭して座繰り器にかけましたが、小枠に巻き取るには至りませんでした。折角ですので、お友達二人で引き合って糸にしてみました。
教頭先生のお話では、当校は2020年の総合教科別授業の指定校になっているそうで、世界遺産伝道師としては、養蚕や絹遺産に関する授業を取り上げていただけたら嬉しいななんて思いました。
本日担当の広岡さん、吉澤さん、お疲れ様でした。 安田:記