ぐんまこどもの国(太田市)で伝道活動
五月晴れに恵まれた5月5日(日)、群馬県立金山総合公園「ぐんまこどもの国」において伝道活動を行いました。
参加伝道師は、成田、町田(睦)、築比地、筒井、塩原、佐藤(昌)の6名でした。
我々が到着した午前8時には、既に駐車場は半分以上に空きがなく、嬉々として華やいだ人波が、エントランス通路に列をなして足早に園内へと向かっておりました。
当日は子供の日という事で、園内の有料施設が全て無料開放のため、県内外からの家族連れで大変な混雑でした。園関係者の予想では、昨年を上回る凡そ2万2千人超の入場者になるだろうとの事でした。両手に抱えきれんばかりに荷物を下げ或いは幼児を抱っこしつつベビーカーを押し、お目当てのゾーンに急ぐ沢山の親子連れ。そしてひと際目を引いたのが、河川敷のキャンプ場等で見かける無数の簡易型テント群。木陰の少ない芝生の広場で日陰を作って体を休めたり、クーラーボックス等を置いておくのだとか。広場の一角は、まるで公園とは異次元の世界です。昭和50年代に子育てをした我が身にとって、隔世の感があります。
園内の活気と喧噪に負けじとばかりに、我々伝道師も気合十分にテーブルと椅子のセット、幟立て、解説用パネル組立、繭クラフト、塗り絵、パンフレット等の準備に大忙しです。9時からの活動を待ち切れずに繭クラフト、塗り絵のテーブルに座り始める子供達もおり、我々を慌てさせました。また、園のご厚意により世界遺産の伝道活動として、繭クラフト、塗り絵のコーナーがある旨を園内放送して戴き、そのアナンス効果も大いに寄与したものと感謝致します。圧倒的に20~30代の親子連れが多く、活動への関心度を心配したものの、「富士山世界遺産登録へ」のニュースのお陰もあってか、沢山の方々にパンフレットを受け取って戴きました。「来年はいよいよ富岡の番だね」との声も多く聞かれ、意を強くしました。塗り絵のコーナーでは、塩原さんの優しさに付け込んで悪ふざけをした男の子を、築比地さんが「ものを大切にしないといけないよ」と諭し、素直に謝ってくれる場面もあり、思わぬ野外授業となりました。また、繭クラフトのコーナーでは筒井さんの「繭は捨てるとこがなく、とってもエコなんです」との話しに頷く親子。
「どうしてこの繭は黄色なんですか?」という質問に、町田(睦)さんが判り易く答えてあげると、得意満面で親の元に駆け足で帰って行く子供等もおりました。小さなイベントですが、これらを通して子供達とそれを見守る親御さんたちに、関心と理解を深めて行って貰えれば良いなと思いました。繭クラフト作りは午後2時には繭がなくなり、ガッカリして帰る子供を見るのが気の毒なほどでした。パンフレットは用意した1,700部(児童会館へ設置の200部含む)を
午後2時半には配り終えました。エントランス広場のからくり時計の、可愛い人形と音楽に癒されながら、炎天下老体?にムチを打ちつつ奮闘して戴いた伝道師の皆さん、本当にお疲れ様でした。日本の将来を担う子供たちの、健やかな成長あれと願いつつ会場を後にしました。
(M.S記)