群馬県立渋川特別支援学校で学校キャラバン
令和3年11月1日(月)群馬県立渋川特別支援学校中学部三年生9名対象の学校キャラバンを行いました。
渋川市街から伊香保方面に向かい、近くにはグリーン牧場がありました。
当校は小学校一年生から高校三年生までの知的障害100名の児童・生徒が学んでいる学校です。
コロナ禍のため校外行事が中止となって、学校キャラバンの申し込みをされたそうです。
当校にはエレベータが設置されていましたので、2Fまでの座繰り器搬入が楽でした。
準備を始める前に先ず恒例の検温をして、全員異常なしを確認しました。
学校からは申込時に、座繰り体験に重点を置いて、講話は文字表示より写真やイラストが多めのものでとの要望がありました。
本日の講話を担当したS場伝道師は、出来るだけシンプルで特色がよく分かりそうな写真をホワイトボードに貼って、丁寧に説明しました。
蚕が卵から五齢になるまでの成長過程について「30日間で人間の赤ちゃんがザトウクジラになるくらいの大きさになる」と具体的に伝えますと、生徒からは即座に「え~まじ」「クジラに」などの声が聞こえました。
又、「良い蚕から良い繭ができて、良い繭から良い糸ができるように、研究に研究を重ねて、大金持ちしか着られなかった絹を、普通の人も着られるようにしました」とも話しました。
座繰り体験はK嶋伝道師とM下伝道師が担当しました。
両伝道師が一通りの説明をして、一人ずつ交代で体験をしてもらいましたが、皆さん興味津々の様子で、中学三年生で体格が良いので楽そうで、積極的に体験できました。
「集まってくる」「重くなってきた」「やって良かった楽しいです」「休まず糸にします、あーブラックだ」など口々に感想を言いながら体験できました。
「良い感じで回せました」と嬉しそうに話しかけてきた生徒もいました。
終了時に担任N先生の声掛けで全員が集合して、代表者が「せーの」で、「有難うございました」と大きな声でお礼の言葉がありました。
特別支援学校でのキャラバンは初めてのことでしたが、やはり中学三年生です、とてもお行儀が良くて、困惑するようなことは何もありませんでした。
後日N先生から送られてきたアンケートには、説明も分かり易かった、初めての座繰り体験に終始楽しんで参加できた、など感想が寄せられて、ほっとしました。
初めての特別支援学校でのキャラバン参加者はS場善文さん、K嶋静江さん、M下寿美江さんとY田節子でした。皆様お疲れ様でした。
Y田:記