「富岡市立西小学校」で学校キャラバン
令和6年11月15日(金)晴れ、富岡市立西小学校で1年生1クラス31名、3年生1クラス29名を対象に学校キャラバンを行いました。
今回は座繰り体験のみを13:25~14:10を1年生、14:15~15:00を3年生とし、人数が多いため各学年を2グループに分けて2教室で実施しました。担当はM下・O野組とJ保・Y野組です。始まりのあいさつや日程紹介は1つの教室に集まってもらい行いました。私以外は地元の伝道師の方ばかりなので、「住んでいるのは富岡の…」と紹介すると、児童の表情が緩むのがわかります。
5校時は1年生が実施。あいさつ終了後、早速2教室に分かれて座繰り体験を開始しました。座繰り機の機能に触れながら座繰りの手順について身振りを交えながら説明していきます。タイムリーにお湯に注意することを盛り込みながら、いよいよ2人一組での座繰り体験です。1年生は初めての体験なので興味深々です。「カタカナのノの字は教わった?」と、伝道師も確認しながら指導していきます。「みご箒でお鍋のお掃除をしてね。」と、分かりやすい言葉に置き換えていくのはベテラン伝道師のなせる技です。児童もつられて、上手にみご箒を扱います。その間にも「あ、サナギだ。」「白くなった。」と、言葉が飛び出します。終了後には、「すごかった。」「楽しい。」と、感想を発表してくれました。
5分の休憩を挟んで、6校時は3年生の座繰り体験です。あいさつの声はびっくりするほどの大きさで、活発な活動になりそうだと予想できました。また、1年時にほとんどの児童が座繰りを経験しているので、余り緊張感もありません。「お湯を使っているけど、何か注意することはない?」と、問うと、「やけどしない」「お湯に触らない」「よく注意する」と、素早い反応を見せてくれます。伝道師も安心して活動に入れました。
みご箒を扱う動作もハンドル操作もお手のものです。「繭糸の長さは?」と伝道師が尋ねると、「1,300メートル。」、「富士山の高さなら繭何個分?」にも「3個。」とすぐに答えが返ってきました。最後に担任が1人で座繰りに挑戦すると、児童からは「頑張って!」の声援がとびます。巻き取られた生糸に担任がハサミを入れて終了しました。生糸に触れた児童からは「スベスベ。」「気持ちいい。」との声。1年生の時とはちょっと違う、新たな発見もある座繰り体験になったようでした。
本日参加の伝道師はO野多美子、M下禮子、J保明子、Y野まゆみ、O形の5名でした。
(O形 榮一 記)