人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

完膚なき敗北

2024年05月30日 | 健康革命家のお仕事
富士山周遊125kmウルトラウォークの投稿ラストです。

今回は私の敗北話です。本当に情けない話ですが、何かの反面教師にしていただければ幸いです。

スタート前
クラファンのリターン(お仕事)ということもあり、できる限りのことはやろうとスタート前から足にはテーピングを巻き(数年振り)、スタート地点からストックを用いて(普段はストックは使わない)、なるべく温存して歩き始めました。







初のウルトラウォーク大会、みんな和気藹々と色々と会話しながら歩くのかなと思ったら、皆さん真剣に黙々と速歩きで先に行かれました。

道路沿いにあるもみじいちごや桑の実には目もくれません。






温存しながら歩いているつもりがおかしくなったのは16km地点。なんだか足裏がいつもよりだいぶ早めの疲労と痛み。これはまずいと心の中で思いつつも笑顔で歩きます。

20km過ぎに時速4kmから5kmへスピードアップしたら、ついていくのがキツくなる足。足裏がオーバーヒートしたように熱くなり、ズキンッと痛みが走り明らかにおかしい。。。
2つの原因が考えられました。

○4週間前に南房総を75km歩いた足裏の疲労が完全に抜け切ってない(疲労が残っていることに気付かずに、そのまま動き続けていた。足底筋膜炎)。

○数年前からの足指の変形(外反母趾)が進んでおり、長時間同じ路面で歩くと(山は路面が変わるので負担が軽減)骨の歪みから一部分への過度な負荷がかかり神経が圧迫され痛みになる。(モートン病)

対策は少なからず練ってきていましたが、自分の身体への見積もりが甘く、20km以降は顔は笑顔でも心の中では「辛抱・我慢」と繰り返していました。

29km、43km、57kmのそれぞれのエイドでシューズも2足持ってきていたので、適宜交換して負担を分散し、テーピングも追加しました。

なんとか誤魔化して約17時間歩いた70km地点で毎回ズキンッと足裏に刺さったような痛みが脳に響くのことに我慢の限界がきました。

痛みを無視して足が壊れてもいいから歩くか、
明日からの仕事は大丈夫か、
Aさんは大丈夫か、
思考を巡らせてリタイアを決意。

ゴールまでサポートするのは難しい、本当にごめんなさいとお詫びをしました。

雨の夜道だけでも同行しようと歩き、
約19時間歩き続け少し明るくなってきた77kmのエイドでリタイアを申し出ました。

呆然とイスに座っていると、
大会スタッフから「リタイアの人はどなた?」
と言われると情けないやら悔しいやらで唇を噛みながら手を挙げてリタイアカーに乗らせていただき敗北を味わいました。




自分の身体との向き合い方や見積もりの甘さなど反省は多々あり落ち込みますが、この経験を糧にしてまた復活できたらと思います。(足のダメージもあるのでハードな挑戦は当面お休みです。。。)

余談
メインの大会スタッフは白髪の70代の方々。夜通しリタイアの方をピックアップしたり、各種対応したりと多分寝ずに参加者たちをサポートしていました。数々の修羅場をくぐって身に纏ったであろう何があっても動じない様子にこんな歳の重ね方もあるんだなと刺激をいただきました。

リタイア後はスタート&ゴール会場に電車で1時間半かけて戻り、ゴールした勇者たちを眺めてました。淡々と歩き続けてゴールする方々。参加者は見る限りは50代から70代の方も多く、
自分はまだまだやれるんだ!!
という自負を持ち、また日常に戻って行かれる姿をただただ見てました。

大会関係者の皆さん、
参加者の方々、
依頼してくれたAさん、
各種応援・協力してくれた方々、
本当にありがとうございました🙏

負けたままでは終わりたくないので、
Finishの向こう側へまたいつかトライしたいと思います。





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