朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

津波が来なくて良かった

2011-03-31 08:18:38 | 21世紀
津波の被災者
2011/03/31
 津波で家族を無くし、家も全てを無くされた方が、テレビで「みんななくなってしまった。これからどうしよう」と避難所で話されるのを聴くと涙をこらえられない。テレビの被災番組は見たくなくてチャンネルを変えます。
 九州でなくて良かった。自分でなくて良かった。もし自分だったら、逃げ切れず死んでいるからいいかなどと考えます。
 命あってのものだね、などと言われますが、親も子も兄弟も妻も亡くし一人生き残ったら、私はどうしているだろう? 避難所の中で、人と関わりもせず暗い顔で寝ていて、他の人から敬遠されているでしょう?
 生きる意欲を無くし、ボケてしまうのを待つ心境でしょうか?
 死体置き場を歩きまわり、家族を捜しているでしょうか?
 そんな風に考えていると、現実の被災者の方は強い。一人になってしまったという中年女性もインタビュー受けていましたが、女性は何とかなるという気分が見えました。
 家のローンも残り、自動車ローンも残ったままで、無くなってしまっても支払わなければならないのでしょうか?
 船を失くした漁師さん。津波で畑がめちゃめちゃにされたお百姓さん。会社・工場を流されて職場を奪われたサラリーマン。入院患者を流された病院。お年寄りを助けられなかった老人福祉施設長。彼らはどうするだろう?
 彼らのような立場に置かれなくて良かった。私なら諦めて九州か南洋に新天地を求めるだろう?
 今九州で平常通りの生活をしている私に出来る援助は何だろう?
 義捐金・寄付をすることだろうか?
 
 戦争の時、菜園場で何軒か貸家を持っていた祖父は、借家に住んでいた東北出身の兵器廠技師の方を戦後就職の世話をし、仲良くしていました。
 そんな援助が出来ればいいけれど、私ども零細企業が言うのは失礼な気がします。地域に密着している半公営企業、九州電力・西鉄・JRなど地域一流企業は、採用のアピールして欲しいですね。九州に移住する雰囲気が出来れば、農業や漁業も移住推進出来るでしょう。
 津波被害の場所は、住宅禁止区域など早目に討議・決定し、移住を再建の柱にすることが必要と感じます。あの津波の映像を見ますと、人間が住むべきではありません。 原子力発電所は廃止解体を国策として決定しましょう。海洋温度差発電を公認・建設しましょう。