イタリアに学べ(森永卓郎講演会)2008/01/29
面白かった。テレビとはイメージが違い嫌味もなく、説得力がありました。
1・日本の株価は、年末から上がります。
理由
① サブプライム証券は、下げ止まり、値上がりに転じます。
住宅ローンの払えぬ家主は、追い出され競売に掛けられトラブルは終ります。人種差別の面でこれから問題になりそうです。
② 原油価格も落ち着きます。
原価3ドルの原油です。安売りが出てきます。イラク・イランがオペックに反し安売りでしたが、今回は戦争で安売り出来ないためこれだけ騰がりましたが一段落です。
③ 福井日銀総裁が引退します。
福井さんは通貨の発行高を20%も絞り、景気を悪化させた張本人です。
前職はゴールドマンサックスの顧問であり、アメリカに日本株を安く買わせることを目的にしていたのです。
④ アメリカ・中国のバブルは終わります。
アメリカ株の時価総額はGDPの1,3倍あります。
中国株の 時価総額もGDPの1,3倍あります。
日本株の 時価総額はGDPの0,7倍です。
バブル終息後、日本株に眼が向き、GDPの1,3倍迄買われるでしょう。
日経225の値で21000円になります。時期はハッキリ言えませんが、あの時聴いた通りだったという日は必ず来ます。
2・イタリアに学べ
日本はイタリアに似ています。
国土も南北に長く、海に面し、歴史も古いです。
中小企業が多く、高齢化、少子化が進んでいます。
一人当たり所得は、ドイツ17位・日本18位・イタリア19位です。
置かれている状態は略同じなのに、日本では暗い話ばかりされ、イタリアでは物事を明るく、明るく見ます。
イタリアでは、残業などありません。夏のバカンスも1ヶ月たっぷりとっています。
イタリアでは、社長が社内会議に出ません。権限委譲が進み日常の判断は従業員に任されています。
新製品の開発も従業員が責任をもってやっています。
従業員は、何とか定時に帰ろうと一生懸命働いています。
日本のように、新聞読んだり、雑談したりの暇つぶしは皆無です。
イタリア人のライフスタイルは、1カンターレ(歌)2マンジャーレ(食事)3アモーレ(恋)で、そのため定時以降会社に留まろうとしません。
3・その国の製品をお土産に買うと、国の力が分かる。
1)アメリカ T-シャツ、マカダミアナッツ、兵器 しかない。
2)中国 日本の関わっていない製品の中に、欲しいものは無い。
3)イタリア アイディアをこらした実用品が沢山ある。
4)日本 欲しいものばかりだ。
イタリア・日本は新製品を出し続けている。1000新製品を出しても当たるのは、3~4だ。その新製品から利益の上がる期間はどんどん短くなっている。それでも新製品を出す以外に発展の道はない。
フェンディでは1年間に1500の新製品を出している。
4・アート
モナリザの絵は、悲しい人が見ると悲しそうに見える。
うれしい人が見るとうれしそうに見える。
技術(アート)と芸術(アート)の融合がモナリザにある。顔の筋肉の徹底的な研究をして、ダヴィンチはこの絵を描いた。そこに単なる肖像画ではない絵が出来た。
イタリアの縫製工場での製品の最終検査は、日本と大きく異なる。
日本では、縫い目が真っ直ぐか?皺がでないか?と要素を見て、それからX線検査をして、針がついていないかと検査する。
イタリアの最終検査は試着だ。大中小の3人の検査員が居てそれぞれのサイズの服を着ます。美しく見えればOK、泥臭く見えればNOの判定をします。
イタリアのものづくりは、わくわくドキドキ感があふれています。
イタリアのアパレル産業は小企業ばかりなので1社で全工程をすることはありません。企業のジョイントで製品を生み出します。責任者は、プロヂステイター(?)と呼ばれ自分の権限で仕事を進めるが、技術と芸術の両面に秀でています。
日本の企業に、イタリアのわくわくドキドキ感があって、生活を楽しむ時、理想の工場と感じます。
*********************************
以上のような話を聴きました。
日本生命の講演会でしたが、お客さんの熱中度は高いものでした。ちょっとした冗談に反応は速く、皆の一体感は参加していて楽しいものでした。
日経225が21000円と発言する経済評論家は今居ません。今日も下がり。13500円の時にうれしい発言です。
同じような発言を他の評論家例えば宮崎さんが言えば、偉そうに聞こえるでしょうが、森永さんには、偉そうになどとは全く感じません。話術でしょうか?人徳でしょうか?真実と思っていてハッタリがないからでしょうか?
太田大臣は「日本の経済は2流だ、政治は3流だ」と言い切りましたが、日経225が21000円になればすべての問題はおさまり「やっぱ1流だ」となりそうです。
よく「絶対失敗しないと分かっていたらしたいことは何か?」と自己啓発の勉強の本に書いてあります。自分の真にやりたいことを障害に負けず見つけると言う意味で書かれているようですが、失敗を心配しないで株を買える大底状態が今だとすると楽しいですね!
可能性を信じると、明るくなれます。イタリア人発想のようです。
私達日本人は、もともとが百姓ですから、日照りが来ぬか? 台風が来ぬか?
害虫が発生せぬか? 豊作でも殿様・地主が儲かるだけだと 考えは悪い方へ向いてしまうようです。
目的地は一緒なのに、イタリア経路と日本経路と二つある時、イタリア経路を進みたいですね。
面白かった。テレビとはイメージが違い嫌味もなく、説得力がありました。
1・日本の株価は、年末から上がります。
理由
① サブプライム証券は、下げ止まり、値上がりに転じます。
住宅ローンの払えぬ家主は、追い出され競売に掛けられトラブルは終ります。人種差別の面でこれから問題になりそうです。
② 原油価格も落ち着きます。
原価3ドルの原油です。安売りが出てきます。イラク・イランがオペックに反し安売りでしたが、今回は戦争で安売り出来ないためこれだけ騰がりましたが一段落です。
③ 福井日銀総裁が引退します。
福井さんは通貨の発行高を20%も絞り、景気を悪化させた張本人です。
前職はゴールドマンサックスの顧問であり、アメリカに日本株を安く買わせることを目的にしていたのです。
④ アメリカ・中国のバブルは終わります。
アメリカ株の時価総額はGDPの1,3倍あります。
中国株の 時価総額もGDPの1,3倍あります。
日本株の 時価総額はGDPの0,7倍です。
バブル終息後、日本株に眼が向き、GDPの1,3倍迄買われるでしょう。
日経225の値で21000円になります。時期はハッキリ言えませんが、あの時聴いた通りだったという日は必ず来ます。
2・イタリアに学べ
日本はイタリアに似ています。
国土も南北に長く、海に面し、歴史も古いです。
中小企業が多く、高齢化、少子化が進んでいます。
一人当たり所得は、ドイツ17位・日本18位・イタリア19位です。
置かれている状態は略同じなのに、日本では暗い話ばかりされ、イタリアでは物事を明るく、明るく見ます。
イタリアでは、残業などありません。夏のバカンスも1ヶ月たっぷりとっています。
イタリアでは、社長が社内会議に出ません。権限委譲が進み日常の判断は従業員に任されています。
新製品の開発も従業員が責任をもってやっています。
従業員は、何とか定時に帰ろうと一生懸命働いています。
日本のように、新聞読んだり、雑談したりの暇つぶしは皆無です。
イタリア人のライフスタイルは、1カンターレ(歌)2マンジャーレ(食事)3アモーレ(恋)で、そのため定時以降会社に留まろうとしません。
3・その国の製品をお土産に買うと、国の力が分かる。
1)アメリカ T-シャツ、マカダミアナッツ、兵器 しかない。
2)中国 日本の関わっていない製品の中に、欲しいものは無い。
3)イタリア アイディアをこらした実用品が沢山ある。
4)日本 欲しいものばかりだ。
イタリア・日本は新製品を出し続けている。1000新製品を出しても当たるのは、3~4だ。その新製品から利益の上がる期間はどんどん短くなっている。それでも新製品を出す以外に発展の道はない。
フェンディでは1年間に1500の新製品を出している。
4・アート
モナリザの絵は、悲しい人が見ると悲しそうに見える。
うれしい人が見るとうれしそうに見える。
技術(アート)と芸術(アート)の融合がモナリザにある。顔の筋肉の徹底的な研究をして、ダヴィンチはこの絵を描いた。そこに単なる肖像画ではない絵が出来た。
イタリアの縫製工場での製品の最終検査は、日本と大きく異なる。
日本では、縫い目が真っ直ぐか?皺がでないか?と要素を見て、それからX線検査をして、針がついていないかと検査する。
イタリアの最終検査は試着だ。大中小の3人の検査員が居てそれぞれのサイズの服を着ます。美しく見えればOK、泥臭く見えればNOの判定をします。
イタリアのものづくりは、わくわくドキドキ感があふれています。
イタリアのアパレル産業は小企業ばかりなので1社で全工程をすることはありません。企業のジョイントで製品を生み出します。責任者は、プロヂステイター(?)と呼ばれ自分の権限で仕事を進めるが、技術と芸術の両面に秀でています。
日本の企業に、イタリアのわくわくドキドキ感があって、生活を楽しむ時、理想の工場と感じます。
*********************************
以上のような話を聴きました。
日本生命の講演会でしたが、お客さんの熱中度は高いものでした。ちょっとした冗談に反応は速く、皆の一体感は参加していて楽しいものでした。
日経225が21000円と発言する経済評論家は今居ません。今日も下がり。13500円の時にうれしい発言です。
同じような発言を他の評論家例えば宮崎さんが言えば、偉そうに聞こえるでしょうが、森永さんには、偉そうになどとは全く感じません。話術でしょうか?人徳でしょうか?真実と思っていてハッタリがないからでしょうか?
太田大臣は「日本の経済は2流だ、政治は3流だ」と言い切りましたが、日経225が21000円になればすべての問題はおさまり「やっぱ1流だ」となりそうです。
よく「絶対失敗しないと分かっていたらしたいことは何か?」と自己啓発の勉強の本に書いてあります。自分の真にやりたいことを障害に負けず見つけると言う意味で書かれているようですが、失敗を心配しないで株を買える大底状態が今だとすると楽しいですね!
可能性を信じると、明るくなれます。イタリア人発想のようです。
私達日本人は、もともとが百姓ですから、日照りが来ぬか? 台風が来ぬか?
害虫が発生せぬか? 豊作でも殿様・地主が儲かるだけだと 考えは悪い方へ向いてしまうようです。
目的地は一緒なのに、イタリア経路と日本経路と二つある時、イタリア経路を進みたいですね。