朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

神の見えざる手

2014-09-22 10:28:03 | 21世紀
神の見えざる手
2014/09/22
 アダム・スミスの名言で、「社会現象のすべては需要と供給によって決まる」という資本主義の原理です。
 物の値段も、賃金も、作業員の人数も、人口だって、それで決まります。
 日本では、宗教は、趣味の部類や、社会慣習、選挙の人集めなどと考えられ、真剣に、神の摂理を考える人は居ません。
 世界では、欧米人はキリスト教、中東ではイスラム教を真剣に信じ、戒律を守っています。
 私(渡邉)は、若い頃に生長の家の本をよく読み、中年には、サイエントロジーという宗教を学びましたが、魂を意味するセイタンは実感出来ていません。
 75才になって感じることは、神と言う絶対者は、自分の潜在意識であると定義すると理解出来る、と言う事です。
 私達は何か選択をしながら生きて居ます。商売とか仕事とかの場合は、その選択は、損得・善悪という顕在意識[普段の考え方]を使いますが、一般的には気分とか、直観というような潜在意識で選択しています。
 危険ドラッグを吸う選択をするのも、飲酒運転をするのも、損得・善悪などではなく、自分の潜在意識の選択です。それは、「神の見えざる手」のはかりごとかも知れません。その人の潜在意識には、この世で生活したくないという考えがあって、それを実現すべく「神の見えざる手」が働いたのでしょう?
 「引き寄せの法則」は、この潜在意識の選択が実在し、自分が常に求めているものを、手に入れ易い選択を、無意識のうちに、潜在意識が選択しているという意味です。
 良い目的を持ち、常にその方向に行きたいと考えていますと、選択の場面で、神とも言うべき、自分の潜在意識が働き、その目的に近くなる選択をしてくれるのです。
 生きたくないな。どうでもいいや。人生なんて何の意味ない。などと普段考えていると、潜在意識は、それを実現するような選択をするのです。
 普段考えている事で、自分の人生は、決まってしまうのです。
 自分の人生を決めて呉れるもの、それは「神」ではないでしょうか?
 宗教を無視した日本の義務教育は、潜在意識の有効な働きを阻害しているのです。
 損得・善悪と言う浅薄な選択しか出来ない、顕在意識のみを重視する教育が義務教育ですから、自分自身で、そんな勉強をしなければいけない時代と思います。 「神の見えざる手」が常に働いている事を知って、生活しましょう。


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2 コメント

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神はサイコロ遊びをする (川の流れ)
2024-03-19 22:03:19
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズムは人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。このメガトレンドどこか多神教ななつかしさがある。
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等確率の原理と熱力学 (カーボンニュートラル関係)
2024-07-03 04:17:55
「材料物理数学再武装」か。今はAI革命とかAIブームとかいわれて共感力のネットワークができてきましたが、少し前まではシンギュラリティーあるいは技術者倫理の側面から批判されることも多かった。そういった中、「材料物理数学再武装」はブラックボックス問題に本格的に踏み込んだ一筋の光とも思える内容でしたね。
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