朝礼の話題

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パロマ社長に同情する

2010-05-14 15:47:22 | 21世紀
パロマ社長有罪に同情する2010/05/14
瞬間湯沸し器の不完全燃焼で、大学生が死亡した裁判は、メーカー社長の有罪の判決が出ました。日本もアメリカの真似を始めたようです。
 湯沸し器は酸素が少ないと、不完全燃焼しCOガスが出るのは昔から常識で、「換気せよ」「排気筒を外に出せ」というのが常識でした。
 大学生にもなって、「そんなこともしらないのか?」「コンクリート製のマンションは、田舎の木造住宅と違って空気の出入りがないことも知らないのか?」
「機械は絶対故障しないと思っているのか?」と情けなくなります。
 弁護士や裁判官も居てこの有罪ですから、今後、機械の不具合や故障はすべてメーカーの責任にされることでしょう。

 自動車でも何でも、故障しつつ進歩してきました。
 自動車免許も、構造の試験にパスしないと貰えません。修理する能力がなくても、故障の状態を知り修理業者に修理を依頼する能力がなければ、免許は貰えないのです。

 故障する度に、自分の自動車に対する知識が増え、自信がつきます。
 スペースシャトルだって、爆発し死亡事故が起こりました。
 機械が絶対故障しないという考えがもしあるならば、大きな間違いです。
 その機械を最上の状態で使用するのは、使用者の責任でもあります。
 知識のないのも、その人の責任です。
 何でもメーカーの責任とするのは、民主党的考え方で、責任を他所に求める未熟な日教組教育の成果です。

 世の中に完全なものなどない。根拠のないのに信頼するのは、甘えた幼児である。失敗したらやり直せばいい。故障したら修理すればいい。70点で合格である。100点は神様のもので人間にはない。自分で100点と思っているのは、種々の条件を知らない幼児である。

 湯沸し器は3年使えば、元が取れたと思え。そんな程度の機械だ。