朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

リズの時代

2011-03-28 09:19:26 | 21世紀
エリザベス・テイラー死去
2011/03/24
 1週間前、ジェーン・ラッセルが亡くなり、昨日エリザベス・テイラーが亡くなりました。79才だそうです。戦後の思い出ある女優が次々に亡くなるのは、自分の老いを実感します。二人とも私の高校生の頃が絶頂期でしたので、当時の街の様子や友達のことなど、眼に浮かんで来ます。
 昔の小倉市役所は今のリバー・ウォークの場所にあり、その前の広場はクリフォード公園と呼ばれていました。進駐軍24師団の幹部に阿って(おもねって)付けた名前でしょう。そんな時代もあったのです。
 私は小学校4年生の頃、小倉の祇園太鼓は7月10日から12日と決まっていました。その広場で太鼓の競演会があるので見に行きました。
 他に娯楽がない頃ですから、子供たちも沢山集まっていました。
 アメリカ軍人が家族の女の子を連れてオープンカーで入って来ました。
 きれいな女の子に浴衣を着せてきせて、座席の上に立たせました。
 何かのショウがあるのかと、私たちはその車を取り囲んでしまいました。
 車の家族は、困ったように私たちを見まわし、お互い冗談を言っているのでしょう、笑っていました。実物のアメリカ人の女の子など見たことなかったので、皆無言でパンダを観察する気分でじっとして注目していました。
 映画「緑園の天使」を観た時「あっ、あの時の女の子だ」と想い出したことです。あの後、アメリカ軍人は車を無事道路に出せたでしょうか?
 ジェーン・ラッセルの「ならず者」はポスターが凄かったですが、真面目で地味な映画でした。客寄せのポスターだけの女優と感じました。
 ハリウッド映画を毎週観ました。予告編では、戦争映画など迫力あって面白そうなので、初日に期待して見に行くと、予告編で観たところ以外は全然詰まらずあきれることが多かったです。週刊文春や週刊新潮の新聞広告で見出しを列挙してあるのを見ると、面白そうですぐコンビニで買うと、全然つまらぬ記事ばかりで、そんな予告編を想い出します。リパブリックという会社は2流なのでしょうそんな映画が多くて、予告編観ても「駄目だよ」と観るのを止めました。週刊誌も今は新聞広告を読んで面白そうでも買わないことにしています。
 エリザベス・テイラーの印象が強いのでアメリカ人女性は皆綺麗で魅力的と高校時代は思っていましたが、シンガポールなどで出会った白人女性はデブでブスの人が多くて、美人の評価も正規分布しているのだなと実感しました。
 眼の色は濃い青で、クローズアップの場面では、吸いこまれるような気がしました。吸血鬼などの役をやらせてみたかったです。アダムス・ファミリーのお母さん役とか「妖怪人間ベム」のベラ役はピッタリだったでしょう。