朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

黄砂

2017-06-11 21:38:33 | 21世紀
黄砂
2017/06/12
 春になると季節風に乗って中国から毎年来ます。奥地のタクラマカン砂漠などで起こる砂嵐で巻き上げられ、大粒のものは北京など中国で降り、0.5μ以下小さな粒が日本まで飛んできます。
 うっとおしく、眼が痛くなります。小さな粒は、空気中の有害物質を吸着して来ますので、アレルギーを起こす日本人も多いです。
 今年の5月連休あけには、北九州市で激しく、山が霞んで見えない状態です。
 黄砂をグーグルで検索しますと、「こうさ」「おうさ」では出てきません。何と発音するのでしょう? 「黄色い砂」と入れて黄砂と漢字にすれば検索できました。
 黄砂は、悪い事しかないかと思っていましたが、利点もあります。
 砂や砂に付着した物質によって、土壌や海洋へミネラルが供給され、植物や植物プランクトンの生育を促進する作用もあり、黄砂に土壌を肥やす効果があることも指摘されている。黄砂の成分であるリン、鉄、アルミニウムなどが、海洋のプランクトンや、ハワイの森林の生育に関わっているとの研究結果もある[19][16][18][17]。また、黄砂に含まれる炭酸カルシウムには中和作用があり、黄砂の飛来と雨が重なると、雨を中性・アルカリ性に変える。そのため、酸性雨の被害軽減にも寄与している[34]。地力を失いやすい太平洋の古い火山島に養分を与えるプロセスの1つであり、黄砂の流れから遠い東太平洋ほど森林は失われやすいとの指摘もある。 以上のような事が書かれています。
 「水清ければ魚棲まず」と言います。濁った河アマゾンには大きな魚が生きて居ます。日本の泥水の中には、鯉・鮒、その他沢山の種類の魚がいます。
 人間もきれいな空気の中ばかりでは、清潔人間になってしまい、工場や炭鉱などで働けなくなるかもしれません。煙草を悪いものだと決めつけるのも日本の空気がきれいすぎるからかも知れません。
 私達の子供の頃、家の近くに小さな工場があり、見慣れたものでした。大きくなって工場で仕事をするものも多かったです。
 現在は、住宅地域と工業地域は分離され、子供たちは、工場になじみがなくなりました。それで、子供たちは、スーパーマーケットや寿司職人などになりたがるようになりました。
 子供たちが工場などになじめる、いわば環境の悪い場所で育つことが必要な時代に感じます。ベトナム・タイ・フィリピンなど新興国は適度の環境悪さでこれから、良い発展をするでしょう。日本は落ち目かな?


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