朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

中国の対日姿勢をどう見るか?

2010-11-26 14:08:06 | 21世紀
中国の対日外交
樋口社長の認識に脱帽
2010/11/26
 中国・胡錦涛は、対日政策に迷っている。それが、中国の反日デモであり、尖閣諸島問題である。
 小沢一郎は180人の民主党代議士を引き連れ、中国訪問をした。胡錦涛はだ時間を費やし全員と握手し写真を撮った。小沢一郎が田中角栄を継ぐ本流の政治家と考えていたからだ。
 小沢は鳩山の後を継ぎ総理大臣になる、ならねばと心に決めていた。胡錦涛もそう考えていた。しかし民主党代表選挙で菅は退かず、菅総理大臣が出来てしまった。
 胡錦涛は、対日政策については、小沢を軸に考え国内の嫌日派を抑えていたが、小沢の失脚で自身の見識を問われる状況にある。

 小沢一郎が、日本政界で権力を持てば、胡錦涛も顔が立ち嫌日派を抑えることが出来るだろう。
 日本がアジアのリーダーという秩序は、中国は、想像出来ない。東アジア共同体など、中国中心でなければ、日本の新しい侵略方法と考えるだけだ。

 菅総理の間、中国関係は改善しない。
 小沢が権力の座に戻ったところで、日中関係のぎくしゃくはなくなる。
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 以上、樋口社長の話から私の印象ですが、そうだろうと納得しました。
 中国のバブル破裂はもうすぐと予想されますが、それまでは中国は強気でしょう。中国のバブル破裂が待ち遠しいですね。

就職氷河期

2010-11-25 09:44:19 | 21世紀
大学は要らない
2010/11/24
 大学新卒者の就職内定率は、11月中旬で60%だそうです。
 現在3年生に対して就職の募集や説明会も、この時期始まっているとも言われています。大学の勉強していなくても素質・能力は採点出来るのです。
 現代の日本の教育方針は、良い高校に入るため勉強する。高校では良い大学に入るための受験教育であり、高校の評判は東大に何人入学したか?が基準である。大学教育の目標は大企業・官庁に入社することです。

 少子化時代の現在、高等学校の入試は学校の差別するためであり、ほぼ全員が高校進学します。
 大学の定員は、団塊世代のころと変わらず、現在では定員割れの大学もあり大学の経営の苦しい話しも良く聞きます。定員を確保しようと中国ベトナムなどへ学生のスカウトにも行っているようです。
 留学生が日本贔屓になってくれればいいですが、中国からの留学生は産業スパイの養成でもあるようです。

 柳田法務大臣は、放言辞職。仙石官房長官は、「自衛隊は暴力組織」という始末です。東大卒業生は非常識であり無責任であることを示し、大学教育の効果のなさを証明しています。

 大学はエリート養成機関であるのが従来の目的であり、高等学校は実務者養成機関でありました。
 戦後、差別があってはならないという事が至上目的となって、試験の点以外の要素で人を差別してはならない世の中になっています。大学入試は誰でも受けられ入学出来なければなりませんが、希望者全員を入学卒業させる必要はありません。能力ない人を卒業させた例が柳田さんであり就職出来ない新卒者です。
 大学の定員を社会の状態を見て増減すべきです。
 戦前の日本の軍隊は下士官の強さで持っていたといわれました。イギリスやアメリカの軍隊は、貴族出身あるいはウエストポイント・アナポリス(陸軍士官学校・海軍兵学校)出身の将校の強さでもっていたと言われます。
 
 「歩のない将棋は負け将棋」と言われますが大卒ばかりの日本は負けるでしょう。優秀な下士官・兵隊を讃えましょう。

国の雇用増進策

2010-11-25 09:39:00 | 21世紀
派遣社員の存在認定
2010/11/24
 製造業への派遣禁止・登録型の派遣禁止・正社員と非正規社員の差別禁止・同一労働同一賃金などが、新卒就職難を語る時に言われます。
 日本の少子化・晩婚化対策として子供手当の支給も始まりました。
 少子化は、低賃金の結果です。人材派遣の低賃金は、以前問題とされていた季節工・期間工より条件は悪いです。人材派遣が始まって季節工の募集広告も見なくなりました。季節工は、半年重労働の高給で働き、半年は失業保険を貰うシステムで自動車メーカー方式でした。それでも私たち零細下請け企業の条件より良くて止めて季節工になる人も居ました。
 今私たちの会社を辞めて派遣社員になる人は居ません。労働条件はこちらの方がいいからです。
 セブン・イレブンなどの時給が一般人の頭にあり、派遣社員の時給の重しになっています。セブン・イレブンが高利益率を上げているのも低賃金が源泉です。
 私は、低賃金対策・少子化対策として、労働者全員厚生年金加入義務化を提案します。
 雇用主2分の1・本人2分の1支払いを義務化し時給社員にも派遣社員にも適用させます。年金手帳を提出しないと就職出来ないものとし、いくら短期間でも雇用主が年金を払い込むものとします。無年金での将来不安を解消させ年金払い込みの当たり前化を図ります。正社員と派遣社員の格差も是正されることになります。短期間の雇用で健康保険の適用は煩雑に過ぎるし弊害もありそうですから、健康保険は雇用期間によることとします。
 厚生年金番号は、個人一生変わらないものであり、現在の自動車免許証のような個人確認の資料にもします。
  
 本人が受け取る給与は以前と変わらず年金支払いだけ重くなりますが、会社の負担も大きくこれなら正社員にした方が良いという意欲につながるかも知れません。
 身分・雇用期間不定でも派遣社員・臨時社員が公的年金制度に加入することは、本人の存在を認定することであり、自棄になった秋葉原事件の防止などの効果も期待出来るでしょう。
 また年金カードは、事業仕訳で糾弾されたジョブカードそのものの効果も期待できます。
 菅内閣の無策を見てていると、こんなことを考えました。

人間教育の要諦

2010-11-24 14:55:37 | 21世紀
問題は解決出来る
2010年11月24日
 車検のコバックの小林社長の講演を聴きました。
 一軒の自動車修理工場の息子さんが、車検工場のフランチャイズ化を思いつき、日本全国に3,500店の車検チェーンを造り上げました。全国の車検の2%はコバックで行われているそうです。昭和36年生まれの若い方です。私の大学卒業の年生まれで、その若さに実感します。
 フランチャイズのノウハウを学ぶのにマクドナルドのOBでコンサルタントをされている方に1億円のノウハウ料を支払って始められたそうです。その時小林自動車修理工場の年商は1億円だったそうです。
 ノウハウ料を払っても、実施するのは自分だけです。PRするにも、参加者を説得するにも次々に問題が発生し、どうなる事か?と周りからも危惧されましたが、結局、問題はすべて解決出来て、今があると言われます。
 問題解決のコツは、SMI(サクセス・モチベーション・インスティテュート)の可能思考だと心から信じ話されました。
 出来ると信じて考えれば、必ず良い解決法が発想出来る。そしてその方法を実行する。
 時代の指導者はそんな方が務められるでしょう。
 東大に入学し、エリートとして認められ気のきいた発言をし、代議士大臣になった人は、小林社長に学ぶべきです。
 世間が小林社長2世・3世を認め協力し行動する時、日本社会は住み良い可能性度の高い、世界から一目置かれる国になるでしょう。
 問題の多い事は、人生修業の道場にいることです。問題を解決するたびに、自信がつき立派な大人になれるでしょう。
 私も教育や指導・教え込みでは人間を育てることは出来ないと思います。
 自分の責任で実行し、うまくいったら自信となり、失敗したらやり直せば又自信が増すと思っています。土建屋で現場仕事していた時、そう感じました。
 高架橋でコンクリートの床を造るのに、それを支える支保工を仮設します。計算では大丈夫と分かっていても、コンクリートの重量が掛かって軋む音がするとドキドキでした。一度成功し、こんなもんだと自信がつけば後はスイスイでした。責任持って実行する以外の人間教育は付け焼刃で、自信を持ったとしてもニセの自信で、何処かでボロが出ます。
 民主党幹部は、実行の経験がなく、本当の自信の出来ていない新卒就職者のイメージがあります。(迷い続けた人生、と歌いましょう。「涙をふぃて」の歌詞です)

会社幹部となった技術者

2010-11-16 15:15:09 | 21世紀
ボタンを押せば出来る
2010/11/15
 三共精機は、治具製作が仕事です。そこの樋口社長と機械加工技術について雑談していました。機器製造メーカーの幹部と話していて、「マシニング・センター等の新型機械を設置しているから、工場現場ではボタンを押せば部品は出来る」と言われたそうです。
 私も言いました。東京のセミナーで会った電機メーカーの本社技術者は「製造とはコミニュケーションだ」と発言し行動している。
 私は金具部品の下請けをしています。発注会社と同じような機械を設備し製造していますが、不良品は0.5%出来るし、測定・検査・選別などの仕事にも追われ、ボタン押し要員だけではありません。段取りや機械の調整等熟練の仕事も欠かせません。
 大企業幹部は、製造現場から離れ、現場の考えを忘れ無視しているようです。
 
 私はもともと土木屋の現場育ちです。昔工事した高速道路を走ると当時の苦労を思い出します。
 製造メーカーの幹部も、全く現場から離れて事務屋的仕事が主になれば、自分はそんな苦労をもう背負わないという意思表示でしょうか?

 大企業では、癒着や不平等・不始末を防ぐためローテーションとして人を入れ替え、組織替えをします。そのため愛着を持って仕事する人が減りベテランが居なくなり、ボタン押しだけで仕事できるなどやせ我慢しているのでしょうか?

 仕事は、任せられて本気で取り組まなくては、自分も成長しないし、良い仕事の成果も得られません。
 大企業のローテーション職場では人は育たないのではないか?
 映画「生きる」の志村喬のように、市役所の中でも泥臭く仕事を成し遂げるのが日本人だと黒沢明は表現しましたが、工場の技術者もあんな風でありたいですね。
 そんな風に仕事していれば、「ボタンおせば製品は出来る」とか、「製造とはコミニュケーションだ」などという科白は出てこないような気がします。

「生きる」を見ましょう。中国人にも見せましょう。


中国人の購入態度

2010-11-15 11:23:05 | 21世紀
中国のお客様
2010/11/15
 NHK特集「灼熱アジア」11/14放映番組を見て、恥ずかしく感じました。
 公害防止設備を、日本及び韓国の企業が中国企業へ売り込む場面を見せています。北京大学に廃液処理装置を営業している日本企業に、一団の担当者が見学に来ました。値段を訊いて予算より3倍高いと言う中国人女性の表情は、非常に尊大で見ている私も気分が悪くなります。
 結局、日本企業は、北京大学にその装置を無償供与し、研究費を300万円寄付して装置の共同研究とすることになりました。日本政府はその行為について中国の緑色革命に貢献する企業として表彰しています。
 韓国企業も似たようなものでした。中国の石炭火力発電所に粉塵除去装置を営業しています。納入条件は、最初の2台には利益を求めない・中国代理店の言う製造単価に合わせる。という契約書にサインしていました。

 甘いとみられるでしょうが、私が購入する機械は、市販の物ですから数社から見積を取り、機械の性能と価格で比較し、ほぼ言い値近くで購入していました。 製造メーカーも利益が要るのですから、高くても使用して得られる利益が私にあるなら良いと思っています。
 
 輸出企業は、中国を甘やかしています。購入するお客は売り込む商人より社会的地位の高いものだ。お客様は神様で商人は言いなりだ。そんな雰囲気の商談でした。
 
 私は、物を買う時、こんなことを考える人はえらいなぁ・良くこんな物をつくったなぁ・私には出来ない、と相手の人に尊敬の念をもって付き合っています。「お客様は神様です」という意味は、使うお客様のために作った品物だからお客様が不具合ということは神様の言葉として受けると解釈しています。
 その品物が気に入ったから、お客様に成って頂いたし、気に入らなければお客様になっていない。お客様は最高のパートナーだ。日本人なら口に出さなくてもそんな風に考えていると感じます。
 中国人の購入者の女性は、物を作ってくれたメーカーを自分のために尽くす奴隷としか考えていないように見えました。
 中国の代理店契約の場面では、一緒に仕事が出来てうれしいという雰囲気はありませんでした。これが「戦略的互恵関係」の意味するものと感じました。
 中国と取引する企業の社員は偉い。私には出来そうにない。

コンピュータ計算に感謝

2010-11-11 13:33:51 | 21世紀
資材発注の理論化効果
2010/11/11
 ミツワ製作所はTOTO他メーカーの下請けとして、水栓金具加工を仕事としています。
 原材料を用意して置き、注文のあった部品を加工し納品します。
 従来は、原材料を余裕を持って発注し、在庫していましたし、製品在庫も1カ月分位持って、納期に遅れる事もなく順調に運営出来ていました。
 原材料は、真鍮(黄銅:銅・亜鉛の合金)で、5年前は300円/kgで安定していたものが、現在相場で600円~900円/kgと高騰し、日々変動しています。
 在庫を持つと為替差損を受ける恐れが多く、在庫を減らさねばなりません。
 在庫を減らすと納期遅れも起こり、加工順番や加工機械の変更などもしなくてはならず、担当者は余裕を持つため多めの発注をしてしまいます。
 見積時や年度末棚卸では、売上の53.5%が材料費なのに、月単位の購入材料費は55%~60%になってしまうのです。
 月の売上は6000万円ですから、5%余分に買えば300万円の資金圧迫になります。
 年度末には、仕掛品・製品在庫の数字になり、材料費としては53.5%になるのですが、資金としては、3600万円が要らぬ在庫品になったのです。

 材料発注及び確定注文時修正を自動化コンピータ化にしました。
 材料発注は2カ月前ですから、事前情報もありません。担当者が予測して数量を入れますと、その数量から在庫数を減じ、4mの棒材から何個取れるかの取り数表を使って、注文本数をサイズ別に算出します。
 確定時にも確定数量から計算し直し、変更本数を算出します。
 担当者の余裕など一切入らないようにしたのです。

 プログラム注文に切り替えて3カ月になりますが、過去2カ月の材料注文は、45%・46%で済んでいます。製品在庫を計算にきっちり含んでいるので、製品在庫を消化しているのです。
 利益が増えたわけではありませんが、月々の棚卸しをしていませんので、損益計算書では材料費が減り黒字が増えます。

 ベテラン社員が鉛筆舐めなめ汗をかいていたのが想い出されます。
 コンピュータの成果に今頃納得するなんて、時代遅れですね。

経済天気図2010

2010-11-09 15:14:13 | 21世紀
今年の冬は寒いぞ!
2010/11/09
 今年の夏は、暑かった。地球温暖化と声高々に言われ、CO2の減少が叫ばれています。
 地球の気温は100年間で1.1℃の上昇です。昨年と今年1.1/100=0.01℃の違いがある筈ですが年平均では殆ど変わらないといえるでしょう。
 なら、夏3℃高かったら、冬は2.99度低いでしょう。

 そして、ばらつきがありますから、その日の気温は昨年と比較して+3℃と-6℃の間にあるでしょう。
 非線形のグラフを描くような、山高ければ海深しという上下のブレの大きい気温グラフになりそうです。

 11月に入って、地球温暖化説は間違いで、地球寒冷化に向かうのではないかなどと考えてしまうような寒さです。

 お金についても世界のお金の量(生産の量)は殆ど変わらない(成長率1%)程度でしょう。中国が10%も成長したら、他の国は0%あるいはマイナスでしょう。ばらつきは気温よりずっと大きいと感じます。

 経済学では、個別の国のGDPを計算し、それを集計して世界の景気を論ずるような気がしますが、逆に全体では昨年1%増程度で、その中で国別のばらつきがあるとして考えると、また別の経済天気予報が出来そうです。

 科学・文明の進歩は、今まで必要だった肉体労働や戦争支出を減らし、失業を増やす。文明・文化の進歩は非実用の嗜好品・遊びを増やし個人の収入のばらつきを増やす。文化・教育の進歩は宗教を衰退させ、我慢・満足の習慣を壊し、人間を退化させ殺人事件など増やし、警備職業を増やす。

 経済学の条件には、文明の進歩による要素を大きくしなければ実態と掛け離れそうです。マルクス経済学では、人間は経済的に有利になるよう行動するのが前提とされているけれど、これからその前提通り行動しない経済学が必要に思えます。
 暇なものですから、寒い寒いと考えていると考えも飛躍してしまいます。
 私は経済的に有利になるように行動していないですね。
 

菅内閣のルールは?

2010-11-08 15:23:32 | 21世紀
Ruler=支配者・統治者
2010/11/08
 日下公人さんの、「W杯・サムライに学べ」という文章の受け売りです。
デンマーク戦に勝った翌日、日本中明るかった。それは劣位戦を戦う日本を久しぶりに見たという感想です。それは大敵に当たって砕けろ、という戦いで、どうも日本人は劣位戦の方が分かりやすい。日本人はそもそも優位戦があることを知らない。
優位のときは争わないで仲良く暮らそうとするからあまり経験がないのである。
英語では支配者をルーラー(ルールの管理者)と呼ぶが、日本はいつも英米が決めたルールの下で全力投球するのが好きで、自分がルーラーになることを遠慮している。日本はなぜルールの管理者にならないのか? 日本人はそもそも他人を縛る事がイヤなのである。
トヨタでも鯨でも同じである。新しくは民主党が選挙で多数を得ても、その力を国民のために発揮せず、単にもっと多数を取るためにだけ使っているのである。
 国際柔道でルールは日本が決めることなく変更され、一本など中々とれないポイント制になり鈴木桂治が1回戦で負けるのも、日本がルーラーでないからです。
フィギアスケートでキム・ヨナが浅田真央に勝つのもルールを都合よく変更するからです。韓国サッカーは、審番員を買収しても勝ちます。これらは、日下さんのいう劣位の戦いをしていない姿です。
日本では、スポーツ根性漫画が昔から大流行ですが、弱い者が虐められながら成長し大逆転して勝利を得るパターンが、劣位の戦いです。
西洋の漫画では、強いて言うなら少公女セーラ位で、本来の戦い漫画では、アイアンマンとかスパイダーマンとかほんものの強さを持ったものが持て囃されます。
菅内閣は、トラブル多発ですが、中国から、ロシアから、小沢一郎からルールを押し付けられているとも見えます。反発すれば、小沢さんは党を分裂させ菅内閣は自滅でしょう。中国には人質の工場も沢山行っており反発も出来ず首脳会談をお願いするばかりで、なんの解決策もありません。
以前から言われている12月危機説が本当になるかも知れません。
菅さんが内閣を投げ出すのは、過去の自民党に自分が仕向けた事ですから文句も言えませんが、次もその次の内閣も同じでしょうね。

角栄さんが懐かしい

2010-11-05 10:50:14 | 21世紀
小沢さんの力は何か?
2010/11/05
 田中角栄さんの力は納得できます。昔からの英雄秀吉のような明るさ・おおらかさ・未来を見る目・お金や地位の配分の上手さがあったからです。
 小沢さんは、暗く・陰湿で・スターにはなれそうにありません。選挙の上手さ・気に入らぬ者を仲間はずれにするガキ大将てき精神・力があると見せるハッタリの力が、政界での力になっているのでしょうか?
 菅総理一派が、小沢さんを民主党除名など出来ないことを見越して,菅総理を選んだすべてに復讐するべく、国会招致を無視しているようです。
 民主党菅内閣に賛同し協力する姿勢は見られません。自民党の派閥政治よりも悪質な引きずり降ろし作戦に見えます。
 
 甲子園高校野球のようなトーナメント方式では、スポーツマンシップを発揮し正々堂々と実力勝負をし勝ちあがっていきますが、相手に勝つためには何をしてもいいというアイススケートのキム・ヨナや、審判を買収する韓国サッカーのように当面の相手を倒すことを第一目標にするのが小沢一郎のように感じます。
 ライバルを倒し課長になり、新しいライバルとなった同僚を蹴倒して部長になり、社内では敵がなくなったけれど、他社との営業戦には見識もアイデアもない新社長のようにも感じます。(昔、私のサラリーマン時代、そんな上司がいて、ライバルのいなくなった後部下の私が戦う相手にされたことがあります)
 小沢一郎の父母は韓国出身だとグーグルで小沢一郎を検索すると沢山書いてあります。小沢一郎の態度をみるとその説も肯けます。
 小沢一郎の側近として名前の上がる人は暗いイメージの人が多いです。
 輿石東・山岡賢次は、私の嫌いなタイプですが、どうして代議士および政党の役職になれるのか不思議に思えます。おそらく小沢さんべったりでその力のおこぼれなのでしょう?
 小沢一郎が総理大臣になり、文部大臣輿石東・外務大臣山岡賢次などとなったら、北朝鮮体制になってしまいそうです。
 菅総理は、小沢排除などできないでしょうし、以前より言われているように12月政変になるのでしょうか?
 菅さんも、民主党のねじれ国会では、国の破滅だと悟り、衆議院選挙をしましょう。そして次の人に政治をやらせましょう。
 鳩山さんみたいに、辞職し尚且つ、力を持とうの真似は最低です。政治家の風上に置けません。

負けたボス猿

2010-11-04 13:03:49 | 21世紀
大将と副将
2010/11/04
 第一番の権力者と二番目の権力者が、仲良く協力するのは中々あり得ない事と感じます。二番目の権力者が実力も上、年令も上であると本人が思っていれば言うことを聴かず揉めるのは普通の事かもしれません。
 菅総理と小沢一郎の関係を見ていていやになります。
 歴史の上では、西郷隆盛と大久保利通の関係もそう見えます。
 理由はどうあろうと、副将は大将の言うことを理解し実践しなければ、存在価値はゼロで退位しなければなりません。西郷はそう行動しました。
 オバマ大統領とヒラリー・クリントン国務長官の関係も副将が大将を凌いでいると見えます。

 小沢一郎は、岡田克也幹事長に会おうともせず、政治倫理委員会に出ないように画策しています。小沢は、民主党から追い出されることを望んでいるのかもしれません。追い出されたことを理由に小沢派と言われる国会議員を離党させ新政党をつくるのではないでしょうか?
 小沢は西郷になり、内乱になるかも? 菅・仙石は大久保のように切り捨てられるのでしょう?

 アメリカでは、民主党が敗れ、共和党が議会を制しました。
 日本も同じように、民主党が少数党になり多数をとるべく選挙をすれば自民党が多数を占めることになりそうです。
 西郷と大久保の対立から、西南戦争が起こり旧勢力の武士は滅亡しました。
 菅・小沢の対立は、何を生むのでしょうか? 民主党政権が滅亡するのは間違いなさそうですから、私たち反民主党人は、小沢の対立を喜び、助長しましょう。

 次の自民政府では、強いイメージの石破茂が大将になり、柔らかいイメージの石原伸晃が副将の石石コンビがリードするのが私のイメージです。
 一番と二番は、役割も違うのですから、選挙して一番になった人を大将としても二番になった人を副将にしては揉める気がします。
 アメリカの副大統領は何の権力もありませんが、大統領が死んだ時、次の大統領になります。ケネディのあとのジョンソンは、大統領を2期務めました。
 副将はそうあるべきだと小沢さんに悟らせましょう。

エンドファイト

2010-11-04 10:35:14 | 21世紀
エンドファイト
2010/11/04
 「戦いの終わり」ではありません。Endo(中に)phyte(植物)で植物の中に寄生する細菌・真菌のことを意味しています。
 NHKのクローズアップ現代11/2でエンドファイトの農業への実用化の放送がありました。
 人間の身体には、大腸菌・乳酸菌など良い菌も沢山寄生しています。病原菌・コレラ菌・チフス菌など宿主の人間を病気にする菌もいます。
 植物にも同じように、宿主に役立つ菌・病気にする菌が同じように寄生しているんですね。
 いもち病というイネの病気は米粒に澱粉が溜らない病気だそうですが、ある菌を寄生させるといもち病にならないと研究され、北海道美唄地区では、苗代の芽の時代にこの菌に感染させることを2012年より実施するそうです。
 バングラデシュなどでは、イネの伸びる時期洪水が来て、イネが水没し枯れてしまうことが多いそうですが、あるエンドファイトに感染させておくと、洪水の水位に合わせて急速に伸びるので収穫出来るのだそうです。これも実用が近いようです。
 ニュージーランドでは、牧草に病原菌が寄生し、羊が狂牛病のような症状になることが多かったそうです。その病原菌を寄生させないエンドファイトが研究の結果発見され、牧草に散布感染させたところ、面積当たりの肉生産量は3割向上したそうです。今では農薬会社がそれを合成出来るようになり、アメリカ・カナダなどに輸出されています。
 青森県のリンゴ農家は、無農薬・無肥料で美味しい大きいリンゴを作っていました。リンゴ畑には、コロニーと言われるほどのエンドファイトの塊がありました。弘前大学ではそれを研究しています。

 生物資源の保護と生物資源から得られる利益を先進国は原産国に還元せよと名古屋で会議が開かれています。
 今は、薬品の原料としての生物資源が主の話題ですが、このエンドファイトも、生物資源に入るのでしょうね?
 インフルエンザウイルスも、予防ワクチンを製造するため必要だ。利用料をインドネシアに払えとの要求もあっているそうです。

 科学の進歩はすごいですね。年よりには理解出来ないものが、実用化され21世紀はバラ色ですね。

中国をどう考えよう?

2010-11-01 13:24:20 | 21世紀
上海万博が終わりました
2010/11/01
以前より、中国の発展は、オリンピックを経て万国博までと解説する本が多かったです。
その万博も昨日で終わりました。ピークを過ぎたように、今までとは傾向の違う問題が起きているようです。
尖閣諸島をめぐる日中関係・反日デモもその現われのようで、落とし所の腹案は誰にもないようです。
日下公人さんや三橋○○さんの本によれば、中国の景気良さは、リーマンショック後の金融政策によるようです。
金利の安い資金を、国営銀行から国営企業に融資し、国営企業はそれを子会社を通じ株・証券に投資しているのです。中国の株高はそれに民間が乗ってますます続伸している。このバブルがはじけると、日本の場合よりひどいことになるという見方を述べていました。
国営企業は、非能率で成長もないけれど、この投資バブルで生き延びている。
共産党組織が企業を管理しており、社長や経営者には実権がないそうです。
社長が改革しようと声を上げる会社もあるようですが、人事権もすべて共産党が握り、地方政府とつるんで改革を骨抜きにするそうです。

民間企業の従業員の賃金は低く、ホンダなどでは、賃上げストが起こる状態です。政府の協力を受け低賃金を維持していますが、共産党国家ですから賃金は上げることになるでしょう。
反日デモが地方都市で連発していますが、報道されない汚職地方政府に対する暴動は頻発していると言われます。
ここらの膿が出始めるのが今からでしょう。安価な労働力を求めて中国進出した企業が中国を見限って、ベトナムに転進したり帰国したりし始めるのが楽しみです。
尖閣諸島の恨みは、日本も大きいことを知らしめましょう。
大体、戦略的互恵関係と日中関係を表現しますが、この意味はなんでしょう?
憎みあった夫婦が、お金のため体面のため結婚生活を続けるような状況を表現しているようです。
相思相愛と表現できなくても、尊敬とか思いやりとかの表現が欲しいですね。
「なめたらあかんでよ!」との気分を皆で持ちましょう。

甘エビは美味しかった

2010-11-01 10:35:09 | 21世紀
グリーンランドの日本人
2010/10/20
 三共精機・樋口社長のお兄さん樋口信行さんのことです。
 グリーンランドで「スクーナー」という名の水産会社を経営され、漁船の運航・漁獲物の冷凍・輸出商社・漁業調査をなさっておられます。
 クジラ博士と呼ばれるほどの大手水産会社社員でしたが、捕鯨が出来なくなり、北極海の漁業調査をされていたそうです。
 グリーンランドはデンマーク領で、エスキモーが住んでいます。そこで漁業調査をしている時、お役所の人から、「エスキモーの生活を支える仕事はないか?」と質問を受けたそうです。デンマークの国は、エスキモーに対し生活保護費を出しているのでその節約策なのでしょう。
 そこで、漁業の有望性・可能性を提案すると、「お前がやってエスキモーを雇用しないか?」と言われたそうです。
 樋口さんは、その提案に乗り、ゼロからのスタートで、甘エビ事業を始めました。それから30年、彼の雇用するエスキモーは○○人になりました。
 エスキモー達は、今はちゃんとした生活をし、税金を払っています。

 この甘エビは日本で獲れるものと違って、大型でちょっとした車エビくらいの大きさです。船上で冷凍箱詰めしそのまま日本まで来ます。
 解凍して刺身ももちろんおいしいですが、半解凍しシャブシャブ風に湯をくぐらせるとぬるぬる感もなく最高です。
 自然解凍で固まりから手で取れる段階で、フライパンに並べ、塩焼きもいい香りで最高です。
 殻もやわく、頭部分はそのまま齧りがいいです。

 スクーナーが甘エビを輸入開始する30年前は、すべてヨーロッパ向けにボイル加工されていました。スクーナーが刺し身食材として、日本市場を開拓しなければグリーンランドの発展は今ほどでなかったでしょう。
 スクーナーは、1995年にグリーンランド政府より最高名誉勲章「ナサナット・イン・ゴールド」を受賞しました。この勲章は過去5人しか貰っていず、外国人として初めて、産業人として初めてだそうです。

 テレビで「世界で活躍する日本人」という筒井康隆のでる番組があります。
 この人を取り上げてほしいです。
 夢を世界に広げる水産業界人の鑑です。