日本の老舗
2016/06/30
ブログ「厳選・韓国情報」に次のような記事がありました。
その彼が浅草を歩いていて、「韓国では考えられない」と首をかしげた。
何かというと、あるソバ屋が創業百年を誇示する看板を掲げていたのである。「うちは古くから営業している老舗ですよ」とアピールしているわけで、日本ではどこでも見られる光景だろう。
しかし、彼の受け取り方は違った。「韓国では食堂で成功したら、子供たちに最高の教育を受けさせてエリートにさせようとするだろう。『ウチの店は継がないでいいから、医者や大学教授をめざせ』と子供たちにハッパをかけるのが当たり前。それなのに、あの店は代々の子孫がずっと継いでソバ屋を開いているという。韓国の人があの看板を見れば、『あの店は百年も頭がいい子供が出なかったのか』と思ってしまうだろう」。
彼の話を聞いていて、韓国の食堂で何人かのアジュンマ(おばさん)が自慢げに言っていた言葉を思い出した。
「私はこの商売をやっていて、息子(あるいは娘)を外国に留学させたよ」
学歴偏重の韓国では、親はこぞって子供たちがいい大学を出てエリートになることを心から願う。
お店を経営している人や職人さんにしても、「跡を継がなくていい。それより必死に勉強しろ」と口がすっぱくなるまで子供に言うのである。
そういう風潮が「韓国には老舗がほとんどない」という現状を生んでいるのかもしれない。日本では、「子供が家業を継ぐ」というと喜ぶ親が多いが、韓国はまったく違うのである。 (文=康 熙奉)
職業の貴賤ということが、韓国では根付いているのです。他人にサービスすることは、いやしい事と考える人が多いのです。
日本では、「おもてなし」が美点と考えられ、オリンピックの標語にもなっています。身体を動かして労働することは、悪だとされ、身体を動かさず頭と口で仕事をすることが、貴族(両班)の仕事だとし、文官と武官では文官の方が尊敬される民族です。
社会には、色々な仕事がありますが、それぞれに従事する担当者が必要です。韓国では、皆がリーダーになりたがり、大学進学率は日本48%、韓国70%(2015.5.19 SBSプレス)です。
韓国では、身分制度も残り、白丁と言う差別もあります。李氏朝鮮においてはペクチョン・ペッチョンと呼び、八賤、七賤と言われた(非自由民)の中で最下位に位置する被差別民を差す言葉である。その差別のされ方は凄まじいものがあったとされ、白丁の位置づけにされた者は、道を歩くときすらまともに顔を上げて歩くことすら許されなかったほどとされる。大抵は都市や村落の外の辺鄙な場所に集団で暮らしており、食肉処理、製革業、柳器製作などを本業にしていた。白丁と常民の結婚は許されておらず、居住地域も制限されていた。又高価な日常製品の使用も禁止されていた。
韓国と 日本の違い 意識しよ 職人は 日本でないと 育たない
2016/06/30
ブログ「厳選・韓国情報」に次のような記事がありました。
その彼が浅草を歩いていて、「韓国では考えられない」と首をかしげた。
何かというと、あるソバ屋が創業百年を誇示する看板を掲げていたのである。「うちは古くから営業している老舗ですよ」とアピールしているわけで、日本ではどこでも見られる光景だろう。
しかし、彼の受け取り方は違った。「韓国では食堂で成功したら、子供たちに最高の教育を受けさせてエリートにさせようとするだろう。『ウチの店は継がないでいいから、医者や大学教授をめざせ』と子供たちにハッパをかけるのが当たり前。それなのに、あの店は代々の子孫がずっと継いでソバ屋を開いているという。韓国の人があの看板を見れば、『あの店は百年も頭がいい子供が出なかったのか』と思ってしまうだろう」。
彼の話を聞いていて、韓国の食堂で何人かのアジュンマ(おばさん)が自慢げに言っていた言葉を思い出した。
「私はこの商売をやっていて、息子(あるいは娘)を外国に留学させたよ」
学歴偏重の韓国では、親はこぞって子供たちがいい大学を出てエリートになることを心から願う。
お店を経営している人や職人さんにしても、「跡を継がなくていい。それより必死に勉強しろ」と口がすっぱくなるまで子供に言うのである。
そういう風潮が「韓国には老舗がほとんどない」という現状を生んでいるのかもしれない。日本では、「子供が家業を継ぐ」というと喜ぶ親が多いが、韓国はまったく違うのである。 (文=康 熙奉)
職業の貴賤ということが、韓国では根付いているのです。他人にサービスすることは、いやしい事と考える人が多いのです。
日本では、「おもてなし」が美点と考えられ、オリンピックの標語にもなっています。身体を動かして労働することは、悪だとされ、身体を動かさず頭と口で仕事をすることが、貴族(両班)の仕事だとし、文官と武官では文官の方が尊敬される民族です。
社会には、色々な仕事がありますが、それぞれに従事する担当者が必要です。韓国では、皆がリーダーになりたがり、大学進学率は日本48%、韓国70%(2015.5.19 SBSプレス)です。
韓国では、身分制度も残り、白丁と言う差別もあります。李氏朝鮮においてはペクチョン・ペッチョンと呼び、八賤、七賤と言われた(非自由民)の中で最下位に位置する被差別民を差す言葉である。その差別のされ方は凄まじいものがあったとされ、白丁の位置づけにされた者は、道を歩くときすらまともに顔を上げて歩くことすら許されなかったほどとされる。大抵は都市や村落の外の辺鄙な場所に集団で暮らしており、食肉処理、製革業、柳器製作などを本業にしていた。白丁と常民の結婚は許されておらず、居住地域も制限されていた。又高価な日常製品の使用も禁止されていた。
韓国と 日本の違い 意識しよ 職人は 日本でないと 育たない