突然の過去 2006/04/25
小倉駅から南海タクシーに乗りました。客待ちの3台目のチケットの使える車を選んだのですが、前の車を指差す律儀な運転手さんでした。
整理員のおじさんが来て、乗せてくれました。
車が走り出したところで、運転手さんが話しかけてきました。
「お客さん、もう定年されたのですか?」
「定年のとしは過ぎたけれど、会社は早く辞めたから定年退職はしていません」「どうしてそんな事訊くのですか?」と答え訊きました。
「LNGの現場の所長さんだったでしょう? 私もあそこで仕事をしていたのですよ」
北九州LNGの土木工事は30年前・昭和50年頃の話です。私より少し若い60才くらいの運転手さんでした。
乗車拒否まがいの態度もあったし、あの現場で悪い印象を持っていて私を想い出したのかと不安な感じを持ちました。
「私は大島組に勤めていて、洞海土木の下請けとして重機を動かしていました」「所長はあの時モーターボートを現場に持ってきていましたね。私も乗せてもらいましたよ」
「あそこはきれいな面白い現場でしたね。大林の加治屋さん覚えていますよ。
若い人で映画スターみたいに格好よい人がいましたね」
「格好いい若い人は、川野君でしょう。結婚して玉野井に名前が変わりました」
だんだん記憶が鮮明になってくるのでしょう。次から次に話が続きます。
私は所長・副所長につぐ工事主任の立場でしたが、現場の人は所長と思っていたのでしょう。
あの現場は、大林組と奥村組のJVで、どちらからもあまり束縛を受けず、思いついて良いと思ったことは自由に実行したものです。
寄せ集めの知らない人ばかりでしたので、安全活動として面白いことをしました。
JVの職員が、下請けの休憩所に週1回昼休みどこかに行って話しをして来る。
そして皆の要望など聴いてくる。そして仲良くなってくる活動です。
加治屋さん・玉野井さんは洞海土木の担当として親しくなっていたのでしょう。
30年経って全然関係のない今、顔を想い出してもらえるのは、印象深かったのでしょう。
そして、モーターボートなど変わったことをしていると、記憶に残るのだろうと思いました。
15分の乗車時間でしたが、若がえった気がし、到着しても話を続けたことでした。ちょっと待ってもらって、私の作文集を渡しましたが読んでくれるかなぁ。
年とった今の私の顔に30年前の顔が残っているのかな。話しかけやすい雰囲気があるのか。うれしい出来事でした。
いろいろ変わった事をし、親密になって、30年後に想い出してもらえるような、一所懸命の生き方をしよう。
小倉駅から南海タクシーに乗りました。客待ちの3台目のチケットの使える車を選んだのですが、前の車を指差す律儀な運転手さんでした。
整理員のおじさんが来て、乗せてくれました。
車が走り出したところで、運転手さんが話しかけてきました。
「お客さん、もう定年されたのですか?」
「定年のとしは過ぎたけれど、会社は早く辞めたから定年退職はしていません」「どうしてそんな事訊くのですか?」と答え訊きました。
「LNGの現場の所長さんだったでしょう? 私もあそこで仕事をしていたのですよ」
北九州LNGの土木工事は30年前・昭和50年頃の話です。私より少し若い60才くらいの運転手さんでした。
乗車拒否まがいの態度もあったし、あの現場で悪い印象を持っていて私を想い出したのかと不安な感じを持ちました。
「私は大島組に勤めていて、洞海土木の下請けとして重機を動かしていました」「所長はあの時モーターボートを現場に持ってきていましたね。私も乗せてもらいましたよ」
「あそこはきれいな面白い現場でしたね。大林の加治屋さん覚えていますよ。
若い人で映画スターみたいに格好よい人がいましたね」
「格好いい若い人は、川野君でしょう。結婚して玉野井に名前が変わりました」
だんだん記憶が鮮明になってくるのでしょう。次から次に話が続きます。
私は所長・副所長につぐ工事主任の立場でしたが、現場の人は所長と思っていたのでしょう。
あの現場は、大林組と奥村組のJVで、どちらからもあまり束縛を受けず、思いついて良いと思ったことは自由に実行したものです。
寄せ集めの知らない人ばかりでしたので、安全活動として面白いことをしました。
JVの職員が、下請けの休憩所に週1回昼休みどこかに行って話しをして来る。
そして皆の要望など聴いてくる。そして仲良くなってくる活動です。
加治屋さん・玉野井さんは洞海土木の担当として親しくなっていたのでしょう。
30年経って全然関係のない今、顔を想い出してもらえるのは、印象深かったのでしょう。
そして、モーターボートなど変わったことをしていると、記憶に残るのだろうと思いました。
15分の乗車時間でしたが、若がえった気がし、到着しても話を続けたことでした。ちょっと待ってもらって、私の作文集を渡しましたが読んでくれるかなぁ。
年とった今の私の顔に30年前の顔が残っているのかな。話しかけやすい雰囲気があるのか。うれしい出来事でした。
いろいろ変わった事をし、親密になって、30年後に想い出してもらえるような、一所懸命の生き方をしよう。