朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

あまり流行って欲しくない歌

2007-05-31 13:42:15 | 成長
千の風になって2007/05/31

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
真面目な人が真剣な顔で、この歌をカラオケで歌っていました。
 同期会で物故者の名を読み上げ、「千の風になって今彼らは此処に来ています」と司会者があいさつをしました。

 こういう魂の存在を肯定し、お墓を否定する考えは、宮崎駿のアニメ映画のようにスッと頭に入り、悪い影響をもたらしそうに感じます。
 佐世保市のカッターナイフ殺人女子小学生が喜びそうです。
 仏教でも、キリスト教でもイスラム教でもない、ゾロアスター教?とかそんな新興宗教にも思えます。
 
世界に一つだけの花  SMAP
作詞者名 : 槇原敬之
作曲者名 : 槇原敬之

花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争うこともしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?

そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい

困ったように笑いながら
ずっと迷ってる人がいる
頑張って咲いた花はどれも
きれいだから仕方ないね
やっと店から出てきた
その人が抱えていた
色とりどりの花束と
うれしそうな横顔

名前も知らなかったけれど
あの日僕に笑顔をくれた
誰も気づかないような場所で
咲いてた花のように

そうさ 僕らも
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい

小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから
NO.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one
 今年の新卒就職者を評して、「オンリーワン世代」と名を付けた就職担当者がテレビで話していました。 「NO1になる気がないけれど、目立つ仕事をしたがる」

 私はこう思います。
 個性尊重は大事なことだけれど、個性ある人は特別な人だ。
スポーツ・芸能・学問・文学などで天才的な個性と力を持つ人は居る。
 しかし大半の人はそんなものは持っていない。
 道路に撒かれる砕石は一つ一つの形は皆違う。
しかしこんなのは個性といえる代物ではない。
 カーネーション1本・1本は厳密に見れば、違いがあるでしょうけれど、
砕石と一緒で全部一括りでカーネーションです。
バラと桜とカネーションを比べて一つ一つ違うというのは、日本人とイギリス人・ドイツ人が違うという話で、あまりいうと人種差別になりそうです。
 
「理屈と膏薬はどこへでもくっつく」という屁理屈話ですけれど、こんな歌は流行らせないほうが良いと思います。
大体、「千の風」とはどんなイメージなのでしょう?
どこからどこまでが、一つの風なんでしょう?
一つ目の風と二つ目の風は、どう区別するのでしょう?

地球温暖化を吹っ飛ばせ

2007-05-28 16:33:05 | 21世紀
地球温暖化を吹っ飛ばせ2007/05/28
 ISO14000だ、エコアクション21だと、零細下請け企業でも勉強しています。
 CO2削減など出来そうにないし、日本も熱帯になると覚悟していましたが、テレビ番組を観て安心するとともに、「素晴らしい研究者が日本にいる」とうれしくなりました。
 NHKのサイエンスゼロ【生物パワーで地球を救え】です。

 今、ガソリンの代替燃料として期待されるバイオエタノールの生産が世界的に盛んになっています。
しかし、トウモロコシやサトウキビなどのデンプンや糖を原料に製造されているため、食料価格の高騰などの問題も発生しています。
そこで、食料ではなく、雑草や木くずなどのセルロースを微生物の力で分解し、バイオエタノールを作る研究が盛んになっているのです。
 またクリーンなエネルギー源といわれる太陽電池のコストを下げるため、シリコンを使わない製造方法も開発されています。 植物が光合成の時に出す電気エネルギーにヒントを得た試みです。
 
① 雑草・木屑・残飯からエタノールを作る。 東京農業大学 鈴木昌治教授
250kgの残飯から、20lのバイオエタノールが作られていました。
② シロアリの胃袋に生存するバクテリアの研究 東京農大 工藤俊章教授
10年後に、雑草から2億tのバイオエタノール製造の自信あり。
 ③植物自体に熱を作らせる。          岩手大学
  雪を割って成長するザゼン草は自分で発熱し20度Cの体温を保ちます。
  植物にはない遺伝子を持っていて、デンプンから脱共役タンパク質を造り出し、発熱します。この遺伝子をバクテリアや酵母に埋め込み、発熱させその熱を人間が利用します。
③ ポリ乳酸プラスチック
 糖に乳酸菌を作用させ、乳酸を作り、熱を加えてポリ乳酸にします。
 炭素繊維を配合しポリ乳酸プラスチックにしますと、熱伝導率が金属なみの新素材が出来ます。パソコンのケースをこれで作れば、冷却ファンの要らないパソコンが出来ます。
④ 葉緑素の成分は、太陽光を受け、微弱な電気を作ります。
 この成分を軟らかなプラスチック板に塗布し、太陽電池を作ります。
 シリコンなど使わず、どんな形にも変形する、安価な太陽電池が出来ます。
 紅葉のような赤い色の板ができて、これに光を当てると発電していました。

 CO2 減少の切り札は海洋温度差発電しかない、実用化のためには、石油の価格高騰も必要だ、と考えていましたが、バイオテクノロジーの発展はすごいですね。
バイオというと新薬や遺伝子治療しか思い浮かべませんでしたが、エネルギー革命もバイオの範疇だとはすばらしいことです。
大学受験のため、高校では生物・地学は重んじられず、化学・物理を選択させられた記憶があります。

21世紀の理科の選択は、生物を必須とする必要があるようにも感じます。
文科省では、20世紀の方針を破棄し、科目を決定して欲しいですね。
世界史は必須でしたが教えない高校も多く、もめていましたが、この際廃止してもいいと感じます。 どうせ中国から歴史認識が違うと因縁付けられて反論も説得も出来ないものなどいりませんね。

ヨーロッパのCO2 対策の切り札とされている研究は、石炭火力発電所の排ガスを地中深く埋めてしまうものだそうです。
これと比べてみて、日本のバイオ利用の地球温暖化対策は、先端的で垢抜けし、また小規模からでも始められるし、「さすが日本」と誇らしくもあります。
こういう研究と実行こそ、実業であり、製造業であると感じます。
いくらお金になって持て囃されても、金融や投機などに比べても1000倍価値があるとおもいます。
こういう研究者に陽の当たる扱いをしましょう!
安倍総理は、この先生方を公邸に招き、その努力に報いて上げて下さい。
ゴルフの15才チャンピオンより優先すべきではないですか?

農業・バイオに誇りが持てれば、人材も集まり、農水大臣が自殺するようなこともないでしょう。



坂岡真が面白い

2007-05-02 12:08:41 | 趣味
坂岡真が面白い2007/05/02
 文庫本書下ろしの時代小説が次々に出版されています。
 子供の頃楽しんだ東映の連続映画「笛吹き童子」を作る感覚で、目まぐるしく毎週新作が並べられます。
 大角書店(沼南町のスーパー丸和内)の若主人に勧められ、北九州市出身の作家佐伯泰英のシリーズ小説を読んで虜になり、彼の新作出る度に買い求め100冊以上全部読みました。
 小さい本屋ですので、10冊ほどの配本はその日のうちになくなります。
 近くを通るたび立ち寄って、新作を見つけると幸せな気持になります。

 新作のない時、「面白いのない?」と雑談していますと、鳥羽亮・鈴木英治と紹介されました。
 先月からこれも面白いですよと坂岡真を教えられ今10冊読みました。
 この人の小説は良く作ってあります。話の筋も面白いですが、藤沢周平・山本周五郎の雰囲気もあります。
 時代小説作家として、生き残るのは、この人だろうと感じます。

 これらの文庫書き下ろし時代小説は、ターゲットを団塊の世代にしているようで、主人公の年令は40才から50才に設定されています。
 どの主人公も「能ある鷹は爪を隠す」タイプで、普段はとぼけた生活で周りから軽く見られていますが、いざとなれば相手を圧倒する力を発揮します。
 水戸黄門のように安心して見ていられます。
 松平長七郎や暴れん坊将軍のような爽快感はどの本にもあります。
 私が子供の頃読んだ山手樹一郎・吉川英治・海音寺潮五郎の小説は文庫本書下ろし時代小説となって、その流れは大きく幅広くなっています。

 「若様には双子の弟があって、その弟は外に出され剣術修行をしている。若様が陰謀に巻き込まれた時、弟がその苦難を助ける」というような古めかしい山手樹一郎的主人公は一人も居ず、現在の私達サラリーマンが納得できる性格と状況をつくり、正義の主人公が悪を懲らしめます。

 殺す時の態度もそれぞれ違います。
 佐伯泰英の主人公は、スポーツのような正当な行為として、相手を哀れみながら殺します。
 鳥羽亮はサディステックで、冷静に脳天唐竹割りや首切断で殺します。
 鈴木英治の主人公は、敵と技量はあまり変わらず、いつも瀕死の重傷を負いながら勝ちます。優柔不断のところがあります。
 坂岡真の主役は、あまり強くは見えませんが、普通の武士が得意としない小太刀や十手逮捕術で相手を倒します。

 関係する女主人公は、40代の居酒屋の女将や駆け落ちしてきた人妻などでいづれも武家の出であり頭の良い、道徳を弁えた美人です。
 和歌・俳句・川柳・三味線と趣味多彩の設定も多く、年寄り向きです。

 連続小説で、主人公は成長していきますが、浪人から用心棒そして両替商の顧問・後見役・将軍の影供・御前試合の勝者となって、それと同時に敵の程度も高くなるとだんだん荒唐無稽になり、あしたのジョー感覚になってきます。

 坂岡真の主人公は、サザエさんのような成長しない場面設定ですが、それでは飽くと思うのでしょう子供が出来たので、これから成長を始めるようです。

 アマゾンの中古本コーナーでは、1円からあります。送料だけで読めるのですが、どんな仕組みになっているのでしょう?

 本を読むことは、文字情報を頭の中で絵に変える作業と思っていて、老化防止・ボケ防止に有効と信じています。
 しかし眼が疲れていけません。
 

私の彼はギャンブラー

2007-05-01 10:42:13 | 成長
私の彼はギャンブラー2007/05/01
 昔、勉強仲間のスチュアデスから相談を受けたことがあります。
 何とか良いアドバイスをしようと話を真剣に聴きました。
 「それで彼は、どんな仕事しているの?」と訊きましたら、答えは「ギャンブラー」と言うのです。
「ギャンブラーって何?」 「パチンコのプロ」
何だ と一度に白けた気分になり、興味がなくなってしまいました。

友人が、友達を乗せてドライブして、自損事故をしました。
本人は怪我ないのですが、後部座席に座っていた友達は骨盤にひびが入る重症で入院です。
その友達の息子さんから、ひどくなじられ、「見舞いにもくるな」とお土産も突っ返されてしょげている友人から相談を受け、「その人どんな仕事をしている人?」と訊きますと「デイトレーダーで生活しているそう」との事です。
予想も付かない職業で、昔の「ギャンブラー」を思い出しました。

読売ウィークリーの記事に拠りますと、「ネットカフェ難民」と呼ばれる若者が増えているそうです。彼らは、定職に付けず宿代を倹約するため24時間営業の場所で寝るといいます。
また日本の自殺率は、ロシアに次いで2位、アメリカの2倍、交通事故死の5倍になるそうです。

私には、ギャンブラーやデイトレーダーに偏見があることに気付きました。
難民や自殺者にならず、会社にも属さず、自分の力で生きていることは素晴らしいことだ。普通と言われる日本人には中々出来ないことだ。
私も会社を退職したあと無収入になったとき、チャンと生きれるだろうか?
何も生産しない、ギャンブラーやデイトレーダーは価値がないとも思っていましたが、株に投資しそれを仕事にしている人も多いし、大金持ちは株・証券で財を作っているのが、当たり前のことです。
 商品取引やあの豊田商事のような金投資は、ギャンブルでも投資でもない詐欺そのものだけど、デイトレーダーは、株投資そのものであり、インターネット時代だから出来る新しい形の商売と思えるようになりました。
 ライブドアのようなバブルなブームもありましたが、ああいう暴落でも、デイトレードでは、大きい損は受けないやり方があるのです。
 人生140年、小学生の気分で、デイトレーダーの勉強しよう。