朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

テレビが日本を滅ぼす

2011-04-29 10:48:37 | 21世紀
戦争が終わった時
2011/04/29
 第二次世界大戦の終わった昭和20年、食べるものもなく、着るものも古着、家は間借りの疎開、履くものもなく裸足で歩いていました。別に戦災孤児でもなく普通です。私(渡邉)は国民学校1年生ですから楽しいばかりでした。
 親たちも近所の人も、明るい雰囲気でした。疎開先の田舎の鉄道で配給の砂糖が送られて来ました。4年生の大将の指揮で砂糖貨車を子供だけで襲撃などもしました。買い出しの列、闇市の賑やかさ、町には威勢のいい特攻隊帰り、きれいなパンパン、格好良いアメリカ兵がいっぱいでした。
 大津波・原子力発電所事故で、東北の町は戦後の焼け野原のようです。
 この焼け野原から、新しく何もかも生まれるのです。
 新聞やテレビを見ていると、もう日本は終わりだという雰囲気です。これせは、外国人も来たくなくなります。
 あの戦争のあと、映画「野良犬」「天国と地獄」「酔いどれ天使」「生きる」などの背景の世相の通りで、苦労の中にも明るさ・前向きの力がありました。
 九州に住む私が、安楽な生活しながら、言うのもどうかと思いますけれども、新聞やテレビは、真実の姿・潮流としての雰囲気を伝えていない、あえて気分を悪くすることばかりを見せているとしか思えません。
 政治の悪さ・菅総理の責任逃れ・東電がいかに悪いかとばかりいうけれど、
幹線道路の復旧の速さ、避難所への物資輸送、電気の送電、ごみの片付けと着々と進んでいることを、悪意を持って無視しています。
 「日本を信じてる」「君は一人ではない」などの震災応援メッセージもうつろに聞こえます。「芸能人が炊き出しに行った」「応援のコンサートをした」「募金をいくら集めた」のニュースはいりません。彼らが黙ってそんな活動をしているのが奥ゆかしいですが、マスコミはそれをお仕着せ美談に仕上げます。

 あの戦後の、新しく始めるエネルギーを湧き起こしたいものです。
 東電の補償がどうだ、義捐金の配分がどうだ、風評被害で野菜が売れない、そんな話題はいりません。木材の緊急輸入が決まった。ベニヤ板はインドネシアから何時どれくらい入ってくる。屋根材の製作は順調だ。ハウスメーカーは生産を倍増した。などの建設応援ニュースで建設の雰囲気を作るべきです。
 悟り顔で、自分の意思でしゃべっているような女性キャスター・NHKの国谷さんなど、何が分かっているのか?「何か行動で被災者のためになることをしてみなさいよ」と言いたいです。ニュースはアルジャジーラのアナウンサーが言う雰囲気でやりましょう。言わされている天気予報のようでいいです。

震災を免れた人

2011-04-29 08:13:20 | 21世紀
道徳的に正しい人は、震災を免れたか?
2011/04/28
 若い頃、生長の家の谷口雅春さんに心酔して、「生命の実相」40巻「真理」10巻を読み、1年間「甘露の法雨」を仏前に供えました。
 その折、「そんなことがあるかなぁ?」と思ったことがあります。
 生長の家の真面目な信者で道徳的な方がいました。その人が旅行に行く時、トラブルがあり、予約の汽車に乗れませんでした。次の汽車を待っている時連絡がありました。予約の汽車は脱線大事故で多数の死者が出ている。
 「あのトラブルは事故を避けさせるために神様が起こしたのだ」
 生長の家の真面目な信者には、こういう出来ごとは当たり前のことだ。
 そんな文章が会報には沢山ありました。
積善(せきぜん)の家(いえ)には必(かなら)ず余慶(よけい)有(あ)り。積不善(せきふぜん)の家(いえ)には必(かなら)ず余殃(よおう)有(あ)り。
と、昔から言われているが、具体的にあるのだろうか?
私(渡邉)は、飲酒運転で自損事故をしたことがあります。200号線上上津役のカーブ坂道で池を埋め立てた無人電話交換所へ飛び込んでしまったのです。
 フェンスの角だったのですが、アングルがボンネットに刺さり、1本は私の顔の10cmでした。車の左側10cmには電柱でドアは開きません。後ろの席に移動しようとすると車が傾くのです。右後ろの車輪は宙に浮いているのです。
 もう10cm左右どちらにずれていても重傷は免れない。私はついている。生長の家の御蔭だ。とその時は思いました。
 しかし、それなら、神様は酒を飲ませないだろう。又、居眠りもさせないだろう。と感じたものでした。
 今回の震災では20,000人の人が亡くなられました。被災され途方に暮れている方も沢山です。生長の家はじめ宗教家はどう説明するでしょうか?信者は被災しなかったなどと言えるでしょうか?
 神に好かれる人は早死にする。とも言われます。同級生では、優秀な人ほど死んでいます。私たち阿呆は修行するため長生きするのかもしれません。
 道徳的に生きることには、現世的利益はないのでしょうか?
 宗教には多額の資金が集まります。アメリカの福音派教会は寄付で大きな教会を建て、発展しています。日本の宗教も大きな資金を集め、箱根などで大きな美術館など建てています。現世利益ではなくその神様に天国へ連れて行ってもらう期待でしょうか? 幸福の科学とは来世のことでしょうか?
 天災・地震・津波には、宗教は関係ない。「信じても神は助けてくれない」と日教組や共産党はPRするチャンスではないですか?                                                           

忘薬事故

2011-04-29 08:08:08 | 21世紀
6人の小学生交通事故死
2011/04/25
 癲癇の患者が薬を飲み忘れたまま、クレーン車を運転し、意識を失い集団登校の小学生の列に突っ込み、6人の小学生が即死しました。
 関係の誰もが悔やんでも悔やみきれない事故です。
 私には癲癇の友人が2人います。気遣いの出来る優しい人で、大好きな人です。それで私は癲癇の持病のある人は、友人として良い人だと思い込んでいます。新聞によりますと、軽い痙攣の起こる患者から意識を失う患者まで数百万人の癲癇患者が日本には居るそうです。皆薬を常用すれば発作を抑えられるということで、一般人と同じ生活を送っていると書いてありました。
 私も糖尿病・高血圧で毎朝晩飲み薬とインシュリン注射を欠かせません。
 薬を飲み忘れると発作が起きると分かっているなら、心臓のペースメーカーのように体内に埋め込みタイマーで自動的投薬するような装置を開発する必要があります。個人の意志で飲むなら、禁断症状の出るような薬品も成分の中に入れ忘れることのないようにしてやりたい。
 癲癇の患者が差別されないように、薬を切らせないように考えてやってほしいですね。
 私も持病の薬を若いころはよく忘れたりしていましたが、年取ってくると、薬飲むのが癖になり、飲まないと何か忘れたような不快感があります。
 何事も、癖になれば苦労なくやれます。昔は日本人は仕事中毒と言われ、働き過ぎだと牽制され、週休2日が定着してしまいました。
 サイコサイパネティックスその他の習慣づけのトレーニングでは、「21日間続けるとそれは自分の習慣になり、自分の性格にもなる」と言われ、CD勉強が推奨されています。
 薬は、現代科学の最先端です。忘れるとかは勿体ない話です。
 癲癇も、身体に付きものの不具合で、身体障害や精神障害の内の軽いものであり、薬品で補うことの出来る障害のようです。薬を飲むのが癖になればよいことです。癲癇患者に同情し、弁護士や人権団体は無罪を主張しそうですが、簡単な義務の違反が重大な事故になったものです。同情を与えてはいけないと感じます。
 私たち、そんな障害のないものは、なかったことを感謝するとともに、より良い習慣・癖を付けるよう努力しましょう。
 「他山の石」の喩として、この事故を見ましょう。
 「対岸の火事」ではありません。似たようなことは、自分に起こる可能性もあります。人生死ぬまで勉強として、悪癖を排除し、良い癖を付けましょう。

震災復興資金計画

2011-04-28 08:29:41 | 21世紀
震災復興資金
2011/04/27
 震災復興会議で、議長が「復興資金は、増税で賄うべきだ」と発言したことで、「初めに増税ありは認められない」「消費税値上げの理由にするのはけしからん」「法人税は今でも高いから企業は外国に逃げだしている。法人税引き下げを実行すべきだ」「消費税増税では、低所得者が多く負担することになる」「こども手当・高校無償化などばらまきを廃止すべきだ」などと意見が色々でるが、菅総理は方針を示さず、「復興会議は計画を作るのが仕事である。金策・実行は国会に任せるべきだ」と言っています。
 福島原発の被災から、電力の不足が起こり東電管内では計画停電も行われる事態になっています。節電も声高に叫ばれています。経団連では、所属会社の工場の25%節電を言っています。
 
 この際、節電を勧める意味も込めて、また節電に効果を上げた企業に有利になるように、何年間かの期限を決めて電力料に10%くらい課税し復興費用を賄うことにしませんか?
 それに応じて、電力を沢山使う鉄道は値上げ転嫁もよいとしましょう。
 風力発電や太陽光発電・地熱発電・温泉発電などの新規設備投資も増え景気上昇の一助になるでしょう。
 節電に実効を上げた企業・個人は電気代も減るのだから節電に努めましょう。パチンコ・テレビ放送・新聞は、電気代を高くし他企業より2割位高くしましょう。電気代高騰による価格転嫁をやれと指示してやりましょう。
 テレビも放送時間を短縮することになるでしょう。放送会社が合併したりして、チャンネルが減ることを奨励しましょう。
 新聞はページ数を減らし、株価の報道は禁止としましょう。証券会社のインターネットを見ればいいわけで実害はありません。
 パチンコは、廃業前提に、パチンコ税を課税しましょう。賞品交換所は禁止とし、賞品は家に持って帰らせましょう。

 税金をこの際、社会環境の浄化、実学・実業の奨励、無駄の排除などの目的を持たせ、復興資金とともに日本改造に使いましょう。
 津波被害地区は、国がすべて買い上げ、開発を阻止しましょう。谷間には30m以上のダムを造り、日本の廃棄物最終処分地として活用し、土地を造成しましょう。造成した土地は、工業用地として販売し東北地方の発展の一助としましょう。この土地買収費用は、国債で賄いましょう。後に売れるのですから。

坂岡真は面白い

2011-04-28 08:06:25 | 21世紀
完読9あっぱれ毬谷慎十郎
2011/04/22
坂岡真 著 角川文庫 ¥590
 坂岡真の新シリーズです。面白く一晩で読んでしまいました。
 最近、テレビは震災・原発ばかり、BSで「科捜研の女」「京都地検の女」を楽しんでいましたが、、野球が始まると占領されてしまい、読書で現実逃避です。
 文庫本書き下ろしの、佐伯泰英を愛読していましたが、100冊を超えるとマンネリになってしまい、面白さは薄れてしまいました。行きつけの大門書店の店長に、「面白いのはないか?」と尋ねているとき、「この人のは面白いですよ!」と保証されたものです。
 文庫本書き下ろしの時代小説作家は沢山いますが、坂岡真は文章も読み易く、主人公の人柄も良く書き込まれ、感情移入できます。佐伯泰英を山手樹一郎とするなら、坂岡真は吉川英治くらいに語り上手です。
毬谷慎十郎は、兵庫県龍野の出身と設定されています。私(渡邉)が大林組新幹線高槻工事に勤務した時、所長海津智琢さんは、慰安旅行で龍野に連れて行ってくれました。揖保川の中流できれいな街でした。海津さんの若いころ作られた「頭首工」がありました。以後50年経ちますが、夏になって「揖保の糸」そうめんを食べる度に当時を思い出しています。
男らしい主人公に美女・隠密・御用商人・殿様などがいつも通り絡んで、悪役をやっつけて終わりです。映画をみているように場面が浮かび登場人物が重々しく活動するのは、ストレス解消に最適です。
「天才テレビくん」の生放送があっていて、「人気のある男の子はどんな子?」
と出川くんがアンケートしていました。「ヘアースタイルのいい子」「優しい子」などが続きますが、私の予想する「サッカーの上手な子」「強い子」「男らしい子」などは出て来ませんでした。
幼い子供にも時代小説を読ませ、日本のイメージを作らせないと、菅総理や枝野官房長官のような、なよなよした口舌の徒が理想の日本人になりそうです。
毬谷慎十郎を主人公としたテレビドラマをNHKは作りましょう。
「江」のような亡国大河ドラマを止め、嘘の韓国歴史ドラマも止めましょう。テレビでも小説でも、こうあるべきだという理想のない人の作ったものは、観衆を堕落させるだけです。坂岡真の娯楽時代劇が面白いのは、理想が明確だから読者に伝わると思っています。
 坂岡真の過去の小説主人公は、皆だらしない風貌でうだつの上がらない人で、題名も「うぽっぽ同心」「照れ降れ長屋」「のうらく侍」「ぐずろ兵衛うにゃ桜」など付けられていますが、隠れた才能のある誠実な人間を描いています。

私たちは退歩している

2011-04-27 08:09:07 | 21世紀
私たちは進歩しているだろうか?
2011/04/21
 沼田晉一先生(工学博士・九大土木での同級生)の専門はセメント・コンクリートで、現在はセメントの歴史をまとめられたり、ローマ時代のポゾラン・セメントの復元実験をされたりしています。
 久しぶりに電話がありました。「小倉中学の先輩で、香春三樹次さんの遺族の現住所はわからないか?」
 香春三樹次さんは、沼田先生が東海製鐵(株)入社志望の時の採用する親会社の富士製鐵(株)の面接担当副社長だったそうで、旧官営八幡製鐵所・旧日本製鐵(株)時代には高炉セメントを担当されたその大家だったそうです。 
「こんな人だよ」と昭和11年の「高爐セメントの技術的説明」と題された21ページの論文を頂きました。
 「混凝土の耐圧強度と水セメント比」、「凝結硬化時に於ける収縮状態」、など多数のグラフによる説明があり、現代の教科書より素晴らしいと感じ、恐れ入ったところです。文字や言葉遣いは見慣れませんが、良く研究しておられると尊敬の念が湧きあがります。
 日露戦争で、ベトンの要塞と恐れられた旅順203高地から30年しか経っていない時に、製鉄所のスラグを利用し、高炉セメントを実用化していたとは驚きです。戦前の大工事、水豊ダムが現在も堅牢である訳が分かります。
 現代のコンクリートは、はがれたり、ひび割れしたりします。コンクリートポンプなどの機械で、簡単にコンクリートが打てますし、現場で処理しやすいように水を加えたりして、本来のコンクリートではないようです。地震があれば倒れる高架高速道路もあるし、トンネルで天井が落ちる事故もあります。
 戦前はコンクリートは最新工学であり真摯に工事されました。九大の工学部本館の建物の壁に貫通穴を工事しているのに出会ったことがあります。作業員さんは、「固い。こんなコンクリートは初めてだ」と言っていました。
 昭和36年私が初めて現場に出た時は、砂・砂利・セメントを計量しミキサーで練っていました。まだ生コンもなく、ミキサー車もない時代です。現場で調合ですから、水を増やし流動性を良くするなど必要もなく、自分たちで強度試験もしますので、管理良く、50年たった今は、固くて穴もあけにくいだろうと誇りに思います。
 パソコンでカッコよく私たちは資料を作りますが、内容は昭和11年の論文に負けています。セメントの始まりはローマ時代で、火山灰を練って漆喰にしたことと習いました。施工方法は進歩しましたが、理論的なものは進歩はないし、機械化して手抜きも多くなり、技術は退歩しているようです。

直観力を生かす人間になりたい

2011-04-26 08:20:56 | 21世紀
直観力を生かす
2011/04/20
 リー・ミルティアの直観力と題するレポートを読みました。
 上原春男先生は1月の講義で、「直観力とはこんなものだ」「直観力を働かすのは、創造的人間だ」3月の講義で「創造的人間はこういう行動をする」とお話をされました。キーワードとして「直観力」を意識していますと、記事や本に出会います。リー・ミルティアさんはダイレクト出版・小川忠洋社長が心酔し,MP3による音声ファイルによる講義を沢山出しています。
 彼女はこう言います。アメリカ人の感覚でしょうが面白く感じました。
 直感とは、横隔膜より下の腹部の内腔あたり、いわゆる第2の脳と呼ばれる領域の中枢で感じます。ここには腹部へ流れ込む血管がどこよりも多くあります。また、この部分はセンサーの役割も果たしています。
 問題は、この部分が心地よく感じるかどうかです。何か決断を下そうとしているときに、「緊張する。ナーバスになっている。イライラする」と直感するなら、それは待った方が良いというサインです。
 逆に、心地よい直感を得る場合もあります。何かうまくいくときには、心が広がるような感覚を味わうことがあります。お分かりいただけると思いますが、私は第六感を使っているのです。
 私(リー)は直感的な人間で、直感に頼って生きています。私の人生のルールは、「頭・心・直感によるチェック」です。
 現在の教育システムに私たちは少しだまされています。現在の教育は、左脳の論理的情報、記憶された情報、試験に通ることなどに焦点を合わせているからです。
 私の知るトップレベルの成功者、創造的な方々は、直感を使って思考を刺激し、自分の向かうべき方向を決めています。皆さんも自分の取り組んでいることに没頭して下さい。何を望んでいてもそれに向かって突き進まなければなりません。簡単なことなどありません。自分の道は自分で切り開かなければなりません。適切なときに適切な場所にいるからこそ、ものごとは自分のところに来るべくしてやって来るのです。奇跡を思い描く幻想はすべて実現します。奇跡は起こります。
 しかし、そういう幸運に恵まれるのは、必死に働き、勉強し常に学び続けている人がほとんどです。
 今必要なのは、世の中の変化を受け入れることだと思います。
 直感は、自分の力以上のものとつながることが出来る架け橋、古くから受け継がれて個人が持っている「潜在意識」への架け橋です。
 直感を働かせたいと思うなら、秘訣は助けを求めることです。問いかけこそが直感へのカギとなります。
 問いが賢明であるほど、また問い続けるほどに、脳を二つに分けて考えるようになります。意識、ここが情報を収集し、知恵や知識を収集する論理的思考の部分です。右脳は直感や創造性の部分です。
 ですから、ぜひ知的な問いかけをしてください。自分の未来について考えるとき、他人に公言するのではなく、自分へ語りかけることで自分の成功が決定づけられます。意識と潜在意識の間では常に対話がつづけられています。
 潜在意識は意識が伝えたとおりのことを実行します。ですから、自分に知的な問いかけをして、」自分自身を動かすようにしてください。直感を働かせたいなら、耳を傾け、知的な問いかけをする領域を作ることが重要です。
 知的な問いとは、
 「自分のビジネスにとって当然とるべき次の一歩は何だろうか?」
 「どんな商品を開発できるか?」
 「どんなサービスを加えられるか?」「誰に話すべきか?」
 「以前うまくいっていても、今うまくいかなくなったことは何か?」
 「私を刺激してくれ、意欲をかきたててくれ、気分を良くしてくれ、自分を高めてくれるのは誰か?」
 「否定的な見方をして、私の骨の髄まで吸い取ってしまうのは誰か?」
といった問いです。
 未来を作るために、今があります。常に未来のことを考えています。だからこそ、私たちは創造者なのです。
 「神に祈りをささげる」という言葉がありますが、直感は神の声に耳を傾けることです。潜在意識に知的な問いかけをし、答えが出るのを待ちましょう。
 誰しも直感的な閃きを経験したことがあります。そして「覚えておけるだろう」と思うものです。それが上手くいけばよいのですが、わすれてしまいます。
 書き留めないと閃いてもどこかにいってしまいます。消えてしまうのです。
 ある瞬間にアイデアが閃いたとしても、実は突如頭に浮かんだわけではありません。問い続けた結果、頭にあらかじめ形作られていたものなのです。情報を求めることで、その情報を自分に引き寄せたのです。
 頭脳は怠惰であることが知られています。脅かされたり喜んだりしたこと以外はすべて無視してしまうのです。その能力を発揮させるためのヒントをお教えしましょう。それは、意識することです。つまり気づきの力です。意識し、気づくための時間をとることで第六感が鋭敏になります。気づきの時間をとるというのは、実は頭脳そのものに、ちょっと自分の考えから離れて周りのことも見てごらんと命じることです。

生きることは行動すること

2011-04-25 09:09:59 | 21世紀
成功者とは行動する人である
2011/04/19
 ダン・S・ケネディの「お金を生み出す行動原則」の第10項です。
 経営危機に直面していたクライスラー社で、工場の作業員が、この車をオープンカーしたら絶対売れると、リー・アイアコッカに直訴したそうです。アイアコッカはその場で、ガス切断機で屋根を切り落とし、自らその車を走らせて周囲の反応を観察しました。設計会議はなし、市場調査もなし、技術者が延々と意見を戦わせることも、試作品の完成を待つこともなく発売を決めた。
 それまでの企画案とは桁違いのスピードで会社に利益をもたらしたそうです。
 アイデア自体には富はない。富はそのアイデアを実現することで得られる。

 マイク・ヴァンスは難問を抱えたCEOに、1番の問題は何かと尋ねた。一通り話を聞き「その問題の担当者は誰か?」と質問すると「担当者はいない」との返答。「なぜ担当者がいないのか?」と問い詰めると「解決するのが不可能だから」という答えが返ってきたそうです。
 (福島原子力発電所の事故始末で、菅総理や枝野官房長官の話のようです。)
 ノーマン・シュワルツコフ大将はこう言っているそうです。
 良策とは言えない結論や間違った結論でも、何も決めないよりずっとましだ。
 一度決めて動き出せば、動いている何かや誰かを正しい道へ導くことはさほど難しくない。だが、何もしていない人やものを動かすのは極めて困難だ。
 マクスウエル・モルツ博士はこう言っている。
 「紆余曲折」と「軌道修正」こそ何かを達成するための土台になる。順風満帆に成功にたどり着くことはまずない。
 私自身(ダン)の成功の秘訣を教えよう。
 それは30年間ずっと続けてきた習慣だ。10,950日のうち、10,920日は実行している。そのたった1つの習慣とは、自分の事業や会社の将来のために「種を植える」ことだ。
 ほんの些細な作業だ。クライアントに読んでもらいたい記事を見つけたら、切り抜いてメモを添えて送る。手紙の返事を1通だけ書く。思いついたことをメモしておく。誰かに本を贈る。大したことではないが、1日1つ何かをする。誰に求められるわけでもないが、私にとっては長年続けてきた大切な仕事だ。私は講演やコンサルタントなどのサービスを提供することで収入を得ている。だからこれは新しい顧客を確保する仕事だ。
 えらいなぁ。アメリカが発展している訳がわかります。日本はゆとりと癒しに価値を認めています。私は、毎日作文1編発信し、種を植えることとしよう。

お金を活用する考え方

2011-04-22 08:01:34 | 21世紀
お金について自信を持って語れ
2011/04/18
 ダン・S・ケネディの「お金を生み出す行動原則」の第7項です。
 通俗教養本でよく言われます。「悪いことを口にすると、そんなことが自分に起こる」「良いことを話していると良いことが起こる」
 それが嵩じると、民主党のように、「軍備をすると戦争が起きる、身体を鍛えると暴力を振るいたくなる」と言うようにもなります。
 「お金が欲しいと言っていると、お金が来る」ことなどありませんが、マーフィー理論とか、浅見帆帆子は、あると言います。
 ダン・S・ケネディの話は、説得力があり、私は納得しました。
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 「自分の価値観に基づいて発せられた言葉や思考は、潜在意識をプログラミングし、行動を決定する」
 言葉に出せば、あなたがお金に対して自信や安心感を抱いているのか、逆に不安で自信がないのか、他人にも伝わる。プロの営業マンが口を揃えて言うように、客は売る側の恐怖心を動物的な勘で「嗅ぎつける」
 売れても売れなくてもいいと悠々と構えているときより、何としても売らなければと気負い過ぎるほうが売れないということを知っている。
 お客としてあなたが話しているとき、「感じが悪い」と思ったり、直感がその人と取引するなと訴えたりした経験があるだろう。こうしたことは、すべて潜在意識の仕業である。
 「苦労して手に入れたお金」と言う言葉は潜在意識に「お金を得るのは大変だ」と記録され、苦労せずお金を手に入れるのは悪いことだと思ってしまう。
 「楽して手に入れたお金」という言葉に対して、ほとんどの人は「悪銭」で後ろ暗く感じる。そもそもお金は苦労して稼ぐものだと決めつける根拠はない
しかし、口にした言葉は潜在意識に伝わり、信念を造り上げていくのだ。
 富を得るための言葉のリストを読者に渡しカードに書いてアファーメーションせよというつもりはない。それはパズルの小さなピースの1つにすぎない。それではあまりに短絡的だ。使うべき言葉をリストアップしても近道にはならない。言葉はお金や富にまつわるあなたの信念を、ありのまま映し出す鏡でなければならない。
 言葉が信念を変える手助けをするのでなければ意味はない。
 失敗は禁物だ。いったん口に出した言葉は影響力を持つ。
 富を引き寄せる言葉を語った分だけ、よりたやすく富を引き寄せられるようになるのだ。

他人に分かって貰うには?

2011-04-21 07:55:59 | 21世紀
人に伝わる振る舞い
2011/04/16
 カート・モーテンセン(説得営業を研究する大学教授)の講義にある話です。
 新規の顧客とビジネスマンがいて、仕事の話をしています。商談の終わった後、ビジネスマンに質問します。「お客様に信頼されたと思いますか?」「もちろんです」10人中9人は信頼されたと答えるのです。
 次に顧客のほうに「彼らを信頼していましたか?」と訊くと何と言うでしょう?「とんでもない」とほとんどの人が言います。10人に1人しか信頼した人はいません。
 自分たちでは上手くやっていると思っていても、自分たちでは判断出来ません。他の人やお客様が判断しなければいけないものです。
 私たちは、自分の世界や自分が次に何を言おうかばかり気にして、聞いていない。最も大事なことを見逃しています。
 私たちは話を聞きなさいと教わりますが、人とつながるための聞き方はもっとじっくり聞くのです。もしきちんと相手の話を聞けたら、一夜にしてあなたは世界で一番優秀な人になれるでしょう。
 私はある時ニューヨークからロサンジェルスまで6時間のフライトをしました。私はどうやら額に「こんにちは!あなたの話を聞かせて!」と書かれて生まれたようで、何度も消そうと思ったのですが、どうやったらいいか分からないのです。それでまた、隣の男性が延々と話続けて、私はただ聞いていました。
 そして到着したとき「カート、あなたは私が今まで会った中で一番楽しかった人だ」と言われました。
 ちゃんと、耳やハート、心で聞いていれば相手はどうやって説得すべきかを全部あなたに話してくれます。
 相手を世界で一番重要な人物として扱うべきです。それが、相手への敬意を高め、気分がよくなってもらえるのです。彼らの自我を傷つけることもありません。
 相手が皆さんを好きでなかったり、信頼していなかったら、説得出来ないでしょう。不動産の知識があまりなくても、説得を心得ていて、好かれ信頼されたら、不動産を完璧に知る人よりも100倍も上手くやるはずです。
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今、日本では自己中が幅を利かせています。政治家もマスコミも他人の話を聞くのは説得されることと思っているようで、聞かないで話すことを最高としています。学校教育でも自分の意見を発表することを美徳と教えています。
「良い付き合いは、傾聴から」と教え、我が儘を排除しましょう。自分も実行

ダン・S・ケネディの言うコツとは?

2011-04-20 08:20:29 | Weblog
お金儲け
2011/04/16
 稲田社長は、儲からないとボヤク私に「お金儲けは難しいことはないですよ」
と真面目に話してくれました。「当たり前のことを当たり前にやればいいのですよ」その時は聞き流してしまい、「利益の上がっている人は何でも言える」と思っただけでした。
 柴田社長は、「貯金が1億円を超えた。安心して仕事が出来る」と言われていましたが、脳腫瘍に罹られ、眼が不自由になれました。眼の見えないのに、友人とゴルフに行かれ、一打毎にどの方向か?何ヤードか?と訊いて打ち、最後
まで回られたそうです。後会社は整理されました。
 私は、リーマンショック以降30ヶ月赤字を続け、もう駄目かと何度か思いましたが、やっと息がつけるようになり、今、ダン・S・ケネディの本を読んで勉強しています。その中で、稲田社長や柴田社長の言うような言葉が出てきて、その時の言葉の意味が理解できた気がします。
 私自身も、損が続いていた時と現在利益の出ているときとどういう差があるか?と考えると、「その差は少しだ」「環境もそんなに変わらない」「どこで差が出るか分からない」と言うと思います。

 ダンの「億万長者のお金を生み出す26の行動原則」にこう書いてあります。
 成功者に共通する秘密は、破産経験があるという事実だ。破産に至らないでも大失敗してすべてを失った経験をしています。
 破産を経験することで、お金は取り返せるものだと理解し、納得するところに大きな意味がある。
 私(ダン)もそうだったが、破産すると自分の人生は終わった、もう立ち直れないと落ち込んでしまう。「破産者」の烙印を押され、二度と信頼を勝ち取ることはできないとうちのめされる。
 ところが、ひとたびそうでないことに気付くと――即ち、お金はいくらでもある、失敗する前より早く簡単に取り戻せるとわかると――目の前がとたんに開ける「なんだ、そういうことか」「これは驚いた」と目から鱗が落ちる。
 そう実感した瞬間、お金に対する恐怖心が嘘のように消えてなくなる。
 致命傷と思い込んでいたのが、ただのかすり傷だったとわかる。
 そうなれば、もう怖いものなしだ。
 以前は理解出来なかったこと、とてつもなく難しいと感じていたことを思い出して欲しい。そういうものにはたいてい、出来るようになるための「コツ」がある。「コツ」さえつかめば、いとも簡単に出来るようになる。

震災復興計画は大きく考えよう

2011-04-19 08:15:19 | 21世紀
震災復興計画
2011/04/15
震災復興計画は、東京の改造から始めよう。
 東京の人口を減らし、計画停電不要にしましよう。いつ、関東大震災が起こっても可笑しくない時代です。13,157,428人の人口は多すぎます。
東京都市圏と考えると人口3670万人で世界一の集積地といわれています。震災が起きることを前提にすべてを考えましょう。
2012年度以降は東京圏の税金を高くしましょう。そして税金の相対的に安い地方へ移住したくなるくらい高くしましょう。所得がなくても、人頭税として、1人年100万円くらい取りましょう。60才以上は年200万円です。
 税金を払えない人は、農林業へ強制労働させましょう。
 東電の発電所は東京電力供給範囲に造ることとし、他地域を植民地扱いできないようにしましょう。
 政令都市での事業に課せられる事業所税は、東京圏全域に課税し地方分散を図りましょう。
 東北地方に移住する人には、1人年50万円くらい補助金を出しましょう。
 津波被災地は、市街化調整区域に指定しましょう。
 電気の周波数50サイクルと60サイクルの違いはそのまま維持しましょう。東の電力不足を西に伝染させないのは良いことでした。
 天皇陛下は、京都御所に帰りましょう。現在の皇居は公園とし、緑を維持しましょう。東宮・宮内庁すべて京都行きしましょう。
 東京脱出できる官庁は、過疎地帯に移設し、職員も移動します。
 大学は、東北や九州地方に移動しましょう。残りたい大学は、国からの補助金はもらえないこととしましょう。
 東京圏を現在の電力で賄える規模まで縮小しましょう。
 関東大震災は必ず来るという前提で計画しましょう。その地震の大きさは今回の地震に同じM9,0で、津波も伴うものとの計画です。マスコミに被害予想はこうだと早めに伝え、報道させましょう。
 自衛隊は、災害復旧を主たる仕事として、徴兵制を敷きましょう。防衛大臣には、

「貞観政要」に答えはある

2011-04-18 09:24:26 | 21世紀
新しい原子力発電所
2011/04/14
 津波のない内陸部に、原子力発電所を造りましょう。21世紀の今、新しい冷却方式を採用すれば、海水のないところでも出来ます。
 スリーマイル島原発には、大きなコンクリート製の冷却塔があり、写真で目立ちます。高温の水を上から落とし空気で冷やす家庭用クーリングタワーの超大型のものです。大型化すれば空冷で用が足ります。
 上原春男先生発明の板状熱交換器もあります。熱水を通すパイプを薄い板状の形にし、冷却能力を向上させたもので、表面は溶射を行い耐久性を持たせるとともに熱交換効率を高めてあります。海洋温度差発電の温度差20℃で稼働させるものですから、高温の原子力発電の冷却なら、超小型で出来ます。
 家庭冷房には、ヒートポンプが使われています。空気を圧縮し温度の上がったものを風で冷やします。そして圧縮空気を膨張させて低温を作ります。冷却能率を上げるに大型のヒートポンプも活用できるでしょう。
 現代日本では、火力発電所など、経済産業省などの認可がなければ造れません。経産省は実績ある前例通りなら許可しますが、新しく変えたところがあれば、実験実績で証明しなければ許可しません。ですから日本の新鋭発電所は30年前から進歩はないそうです。中国やサウジアラビアの新鋭火力発電所の効率は日本より何割か良いそうです。
 まして原子力発電所は実績ある形しか許可されず、40年前の設計が踏襲されているのです。原子力保安院とか大層な名前の人は福島原発事故の途中経過などテレビで報告していますが、彼らが原発の進歩を止めている元凶ともいえる人たちで異常時の対策や補修などできない人なのです。
 内陸に原子力発電所を作らない理由は、原子炉の冷却方式を最初と同じにして置き、自分で責任を取りたくない人が決めるからです。
 「創業が難きか?守成が難きか?」と貞観政要で太宗は問います。
 現代日本は、守成の時代ですが、それが悪いほうに現れ、「マニュアル通り、前例通りで良いのだ」とされ政治・経済・教育もその風潮に流れています。
 原子力発電所もマニュアルで操作できれば良いのだと、研究開発・改良を怠った結果が現在の福島原発です。
 前例があるからと、5基も6基も同じ所に作るのも、前例通りの弊害です。
 創業と守成を同時に行う。JRのように新幹線を作り続けておることが、創業と守成を同時に行うことです。新幹線も造るのを止めれば、造り続ける中国に追い抜かされるでしょう。蓮舫のように、「2番でいけないのですか?」の考えは、福島原発事故を招く原因になるように思えます。創業を目標しましょう

非線形進行

2011-04-16 08:10:27 | 21世紀
ピンチの後のチャンス
2011/04/13
 リーマンショックでは、倒産するかと必死でした。セーフティ・ネットで1億6千万円を借り、それを使い果たし、給与引き下げ、人員整理、雇用調整金による休日増、とマイナス施策ばかり、加工単価値上げのお願いをしますが、仕事量は増えず30カ月赤字が続きました。昨年10月から、仕事が増えはじめわずかながらも月次黒字を計上出来るようになり、この4月には、3年ぶりにベースアップが出来ました。老朽機械の入れ替え、照明の変更など懸案の設備投資も行いました。昨年の今とは会社の雰囲気も変わった気がします。

 新聞・テレビでは、東北地震津波の影響で景気は悪くなると、いろいろ報道されます。農業が悪い、水産業も悪い、観光客が来ない、放射能の恐怖で輸出は落ちる、東北地方の部品工場の被災で部品不足で日本中の工場の生産は低下する。
 私は、こう思います。
 これで日本はデフレを脱却する。今まで生産力過剰で仕事の単価は上がらなかったけれど、生産力が減少すれば単価は上昇する。今までは効率重視のコストダウンが、製造業の底流にありましたが、これからは、安定供給、生産設備重視、重厚長大の大切さ、自然災害を重視した設計、脱原子力発電投資など新規立国投資が始められます。それらを先取りし、重厚長大産業の株価上昇、金融・製造・保険どの分野も昭和30年代の好況日本を再現するでしょう!
 ピンチの後にはチャンスが待っています。
 耐えて耐えたあとに、流れは変わるのです。
 「東北地震に義捐金を」「世界各国から義捐金が」とマスコミは言います。
終戦後あの苦難の中、ガリオア・エロアの食糧援助の脱脂ミルクや高粱・小麦粉で日本は立ち直りました。1ドル360円の為替レートも役立ったでしょう。生活保護が東北地方に必要とマスコミは言っていると解釈し、そんな義捐金援助より、東北地方より人員の移動を他地方は受け入れるとか、発電所を造る、製造工場を造る、漁船を造り貸す、とかの現物対策をするべきと感じます。
単なる金銭援助・生活保護家庭の増産でなく、チャンスに満ちた産業援助のような形を提唱する人はいませんか?
日本国民みんなが何とかしなくてはならないと考えているでしょう。マスコミは、お涙頂戴を止め、状況に対する苦情や対応のまずさ・怒り・不満を面白がって取り上げるのを止め、新しいチャンスのあり方、持ってくる方法など、前向きな努力・施策、有志の意見などを報道し、導きましょう!

福島の決着は?

2011-04-15 08:07:06 | 21世紀
国乱れて忠臣現れ、家貧にして孝子出ず
2011/04/11
「国乱れて忠臣現れ、家貧にして孝子出ず」と云う言葉がありますが、福島原発の推移を見ていて、民主党は忠臣・英雄を作らないよう努力しているように見えます。
 原発の放射能漏れが1カ月たっても止まりません。そしてその責任者が誰か分らないまま、東電を悪者にするばかりです。枝野さん・海江田さんが責任者のように名は付けられているようですが、実務能力の無い人は責任の持ちようがないと感じます。
 東芝・日立・三菱・大成建設など福島原発の建設当事者で、放射能封じ込め技術チームを作り、知恵を集め対策工事を行うべきところ、東電に責任押し付けるのみで、何の方針も立てられず、フランスやアメリカの技術チームが来ても、これに対応出来て、その知恵を活かす体制は無いようです。
 この混乱の中から、主導権を取り、放射能を止めた人は、英雄になるでしょう。しかしあえてそんな人間を作らないようにしているとしか見えない民主党政府です。小澤さんなど菅さんに協力し、大連立を進めるべきと感じますが、菅さんの足を引っ張る行動を止められないようです。
 佐賀大学前学長上原春男先生が、民放のニュースに出ておられました。
 先生は、海洋温度差発電の研究実用化されておられ、高率の熱交換器を作られておられます。福島原発の壊れた復水器の替りが出来る外付けの小型のものですが、「それを責任もって採用する組織がはっきりしないし誰が決めるのかも分らない」と発言しておられました。
 避難所を慰問したり、地方自治体を訪問するより、今必要とされているのは、放射能の封じ込めです。このことが失敗すれば、日本の破滅となります。
 東電にすべて押し付けるのは、能力ない子供に席に押し付けるようなものです。国を挙げての戦いと考えて、実務者を集め活動させなければなりません。
 大学の研究者など実務経験のない口舌の徒は排除し、復旧チームを作り権限を与えましょう。
 今は、ランボーが活躍する場面です。保安官や州兵が管理する場面ではありあせん。非常時には非常時の対応をするのを認めましょう。
 現在、マスコミは平時のように、農業・漁業の風評被害を助長する報道を続けています。放射能封じ込めの一点のみを政府に求め、農産物の放射能測定など、地方大学アルバイト学生程度の仕事にしてしまいましょう。
 100点満点の政府でなく、50点ぎりぎりの政府であると認識し、それを選んだのは、国民自分自身だとし、不具合を受け入れ耐えましょう。