最上の自然

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ヒメドロ採集(2011/5/24)

2011-05-29 17:56:32 | ヒメドロムシ
この日はちょっと視点を変えて、去年から目をつけていたこんな所で採集。

岩盤の上を水が流れているところ。普通に川を掬っても種類が増えなくなってきたので、新しいものが見てみたかった。
真ん中の部分だけ少し深く砂~小石が溜まっていますが、それ以外は岩盤の上をただ水が流れているだけ。

しかし、左側はコケの仲間が生えていて、少しは期待できるかも。コケを好むのはナガアシドロムシ類しか知らないけど。



拡大。
ある人は水面の光の模様を見て、”太陽の子どもたちが踊る”と表現していたが、この写真ではもう踊り狂ってる感じ
なかなか透明感を出すというか綺麗に撮るのは難しい…。

ここでは下流に網を当てて、コケを手で擦ったり、岩盤を擦ったり、溜まった砂をかき回したりしましたが
・ツヤヒメドロムシ[Optioservus nitidus] 6exs.
・ツヤナガアシドロムシ[Grouvellinus nitidus] 1ex.
・ホソヒメツヤドロムシ[Zaitzeviaria gotoi] 2exs.
・ヒメツヤドロムシ[Zaitzeviaria brevis] 6exs.
・ツヤドロムシ[Zaitzevia nitida] 1ex.
・ミゾツヤドロムシ[Zaitzevia revalis] 3exs.
の6種19頭を採集。
コケを好むとされているツヤナガアシドロムシが1頭しか採れないのは以外だったが、コケからは多数のヒメドロ幼虫(種は不明)と思われるものが採集できたので、夏以降に期待。ツヤナガアシはコケから、ホソヒメツヤは溜まった砂からしか採集できなかったが、他は砂とコケ両方から得られた。ツヤドロは現地ではわからなかったのでどっちからかは不明だが、ツヤドロ類としては両方から採集できた。
岩盤からはなんにも採れず