柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

ボウゼ

2018年09月28日 17時32分11秒 | グルメ

疣鯛新子のにぎり鮓炙り

徳島県では、イボダイ(エボダイ)をボウゼと呼びます

関西だと、ウオゼ 香川だとシズ

徳島県と漁師町以外では、干物以外で食べることは、あまりないと思う

ボウゼは、夏の終わりころから小さいのが獲れだし

秋が深まるにしたがって大きくなってくる

10月の秋祭りの集中するころに旬を迎えます

そして

秋祭りに欠かせないのが、ボウゼの姿寿司とかきまぜ(ちらし寿司のようなもの)です

ボウゼの姿寿司は、徳島県の郷土料理です

しかし、近ごろは、寿司屋などで買ってくるので

秋祭りに見かけなくなってしまった

産直市で買うものになりつつある

まだ小さい時期のものをにぎり寿司にしました

頭が無いし、炙ってあるので皮が食べやすい

バットに塩をふり、ペーパータオルを置いて

3枚におろして小骨を抜いたエボダイを並べる

上からもペーパータオルをあてて、湿ってきたら塩をふる

ラップをかけて、冷蔵庫で半日おく

柚子果汁で洗い、もしくは2~3分浸け

皮目に食べやすく包丁を入れて、握る

ガスバーナーで炙ります

徳島県では、寿司酢にも柚子酢(柚子果汁)を使う

和三郎だと95%が柚子酢で、残りが夏ミカンなどの他の柑橘類

少し他の柑橘類をまぜたほうが、まろやかになる



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
りぷママさんへ (和三郎)
2018-09-29 05:31:21
和食の職人なら、みんな握れます
鮨屋さんのようなスピードでは握れませんが
料理漫画によって
寿司は、なんか特別な技術が必要なようになってしまってますが
昔は、秋祭りに、おばあちゃんや母が家です寿司を握っていた
おにぎりのように硬かったけど
ゆっくりやれば、誰でも寿司らしいものはできます
料理漫画に寿司漫画が多いのは
料理の知識がそれほどなくても描けるからです
返信する
Unknown (りぷママ)
2018-09-28 23:01:16
こ、これが海原雄山先生も絶賛のボウゼの握り!!
和三郎様すごーい!!
お寿司も握られるんですね!
とっても綺麗!!

子どもの頃住んでた長崎ではモチウオと言って
もっぱらお煮つけで食べてました。
煮魚の中ではかなり好きなお魚でしたよ
干物より好き

でもこのボウゼの新子の握り、
あ~! 食べてみたいです~!!
柚子酢絶対!!
返信する

コメントを投稿