疣鯛新子のにぎり鮓炙り
徳島県では、イボダイ(エボダイ)をボウゼと呼びます
関西だと、ウオゼ 香川だとシズ
徳島県と漁師町以外では、干物以外で食べることは、あまりないと思う
ボウゼは、夏の終わりころから小さいのが獲れだし
秋が深まるにしたがって大きくなってくる
10月の秋祭りの集中するころに旬を迎えます
そして
秋祭りに欠かせないのが、ボウゼの姿寿司とかきまぜ(ちらし寿司のようなもの)です
ボウゼの姿寿司は、徳島県の郷土料理です
しかし、近ごろは、寿司屋などで買ってくるので
秋祭りに見かけなくなってしまった
産直市で買うものになりつつある
まだ小さい時期のものをにぎり寿司にしました
頭が無いし、炙ってあるので皮が食べやすい
バットに塩をふり、ペーパータオルを置いて
3枚におろして小骨を抜いたエボダイを並べる
上からもペーパータオルをあてて、湿ってきたら塩をふる
ラップをかけて、冷蔵庫で半日おく
柚子果汁で洗い、もしくは2~3分浸け
皮目に食べやすく包丁を入れて、握る
ガスバーナーで炙ります
徳島県では、寿司酢にも柚子酢(柚子果汁)を使う
和三郎だと95%が柚子酢で、残りが夏ミカンなどの他の柑橘類
少し他の柑橘類をまぜたほうが、まろやかになる
鮨屋さんのようなスピードでは握れませんが
料理漫画によって
寿司は、なんか特別な技術が必要なようになってしまってますが
昔は、秋祭りに、おばあちゃんや母が家です寿司を握っていた
おにぎりのように硬かったけど
ゆっくりやれば、誰でも寿司らしいものはできます
料理漫画に寿司漫画が多いのは
料理の知識がそれほどなくても描けるからです
和三郎様すごーい!!
お寿司も握られるんですね!
とっても綺麗!!
子どもの頃住んでた長崎ではモチウオと言って
もっぱらお煮つけで食べてました。
煮魚の中ではかなり好きなお魚でしたよ
干物より好き
でもこのボウゼの新子の握り、
あ~! 食べてみたいです~!!
柚子酢絶対!!