Petite fleur(小さな花)

2023-09-16 01:55:14 | イージーリスニング(easy listening)
James Last 



Petite fleurですからフランスの歌ですが、作曲したのはアメリカ人のシドニー・ベシェです。

若いときから楽器演奏に高い才能を発揮し、どんな楽器でもたちまちマスターしたと伝えられています。
 
コルネット奏者として出発したのち、クラリネットをメインの楽器とし、中年になってからは、おもにソプラノサックスで演奏し、

ジャズ史上最高のソプラノサクソニストとして記憶されています。
 
また、作曲にもその才能を発揮し、数多くのジャズやポップスの名曲を遺しています。

ただ、一か所にじっとしていられない性格だったようで、20歳でニューオルリーンズを出たあと、シカゴ、ニューヨークやヨーロッパ各地を転々とし、

1950年からはフランスを中心に活動するようになります。

1951年にフランスのアンティーブで若いエリザベス・ズィーグラーと結婚、その翌年、若妻の誕生日を記念して作ったのがこの曲です。

1958年にレコード化されると、まずヨーロッパで大評判になり、続いてアメリカでも大ヒットしました。

ベシェは1959年、奇しくも誕生日と同じ日にパリで亡くなっています。(享年63歳)

日本では、昭和34年(1959)伊藤エミ・ユミの双子姉妹が日活映画「可愛い花」の挿入歌として歌いました。

映画は、エミとユミが紆余曲折の末、「ザ・ピーナッツ」という芸名で歌手としてデビューするまでの物語、この映画が2人のデビュー作で、

劇中での芸名がそのままステージネームとなりました。


ザ • ピーナッツ



プティット・フルール 可愛い花
その花のように いつも愛らしい
プティット・フルール おまえのその
花びらのような 赤い唇
黒い瞳が 男ごころを
なぜかまよわせる
プティット・フルール 天使のように
可愛いこの世の花よ
小鳩のような その胸に
いつか恋も芽生えて
プティット・フルール その名のように
可愛いこの世の花よ

小鳩のような その胸に
いつか恋も芽生えて
プティット・フルール その名のように
可愛いこの世の花よ
プティット・フルール
プティット・フルール
プティット・フルール






























































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