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きよしこの夜 Silent Night

2017-12-24 18:00:13 | クリスマス特集
Sissel - Silent Night


http://blog-imgs-88.fc2.com/t/o/s/toshiichi/20151224142718381.mp3

きよし この夜
星は 光り
救いの御子は み母の胸に
眠りたもう ゆめやすく

きよし この夜
み告げ受けし
羊飼いらは 御子のみ前に
ぬかずきぬ かしこみて


(原詞)

Silent night holy night
all is calm all is bright .

Round your virgin mother and child
holy infant so tender and mild .

Sleep 'in heavenly peace
sleep 'in heavenly peace .



クリスマスになると必ず流れる曲『きよしこの夜』、世界中で知られるこの有名なクリスマスソングは、1818年、オーストリアの小さな村オーベルンドルフで誕生しました。

作詞家はヨーゼフ・フランツ・モアー(1792~1848)。

私生児として生まれたモアーは、1815年、教皇の特別許可をもって司祭へと任命され、教区教会管理者の助手として、オーベルンドルフへやって来ます。

村人に大変親しまれたモアー司祭は、オーベルンドルフの人たち(ほとんどが塩の運搬をする船乗りで、冬には仕事がない貧しい人たち)にクリスマスの曲をプレゼントしようと考えました。

当時、教会の礼拝は全てラテン語で行なわれ、村人は内容を聞き取ることができずにいたことから、モアー司祭は『きよしこの夜』を誰にも分かりやすいようにドイツ語で作詞しました。

1816年にモアー司祭によって書かれた歌詞に続いて、1818年『きよしこの夜』の作曲者フランツ・クサーヴァー・グルーバー(1787~1863)のメロディーがのせられます。

この村の教会のオルガニストをしていた小学校教師のグルーバーは、モアー司祭とともに1818年のクリスマスイヴ・ミサの最後に、クリッペの前で『きよしこの夜』を発表したと伝えられています。

グルーバーはこの曲をギターで伴奏し、なるべくラテン式(オルガン)を避け、庶民的なミサにしようと心掛けたのではないかとされています。

クリスマス前に教会のオルガンが壊れてしまい、修理も間に合わず、イブの夜にグルーバーのギター伴奏で、二部合唱をしたとも言われています。

チロルでは毎年必ずクリスマス・イヴとクリスマスに『きよしこの夜』が各家庭や教会で歌われます。

そしてクリスマス・ミサの最後には、必ずハイライトとしてこの曲が全員で大合唱されるのです。

『きよしこの夜』の静かで美しいメロディーは、イエス・キリストの誕生を祝福する最も大切で、庶民的な曲として世界中で歌われ続けています。




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