7月9日雑感( 『淋しいな』川上弘美)

7/10
「気がつけばもう二桁の日になれる一桁の日にわれは何する()」
「聞き耳を立てて足音聞かんとす9日、10日の間で鳴れる()」
「壁温度27℃を指しておりよくわからぬも元気がでない()」
「暑くって少し元気がでないけど計画停電どうすりゃいいの()」
「この夏はオリンビックがあるけれど無理に切りたし熱冷ますため()」
「()」
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「恋人にふられたと言い物語り始まり悲しい寝息で終わる()」
「恋人ってなんだろうかないろいろと思いめぐらし彼をそう思う()」
「よりにより好きな火曜の夜振られ『えっ』しかでない悲しいわたし()」

万葉集#12.3066-12.3068

7/10
「妹が着ケる三笠の山の山菅の止まずや恋ひむ命死なずば(#12.3066)」
「妻が着る三笠の山の山菅を続けて恋す命尽きねば()」

「谷狭セバみ峯辺ミネヘに延ハへる玉かづら延へてしあらば年に来ずとも(#12.3067)」
「谷狭い峰へ延びたる玉葛延び続くなら一年来ずも()」

「(一ニ云ク、石蔦イハツナの延へてしあらば)」
「ある本は石蔦であり名が違うどっちがよいか違いわからず()」

「水茎の岡の葛葉クズバを吹き返し面知る子らが見えぬ頃かも(#12.3068)」
「水茎の岡の葛葉の裏葉みせ親しい顔が見えぬこの頃()」