ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

初歌会と歌人根性

2024-01-09 22:34:03 | 日記
 きょうは午前中にZoomのサイダー歌会、午後は山城歌会だった。

 サイダー歌会が今年初めての歌会。

 久しぶりに歌について真剣に向き合った日だった。

 山城歌会にこられてまだ1年ちょっとの方がおられて、とてももの静かなひとで普段はなかなかご自分のことなどは話さないのだけど、きょうは人数が少なかったせいもあって、比較的時間がゆっくりしていたので長い目にコメントをくださった。

 そのなかで、

 短歌をするようになってから、興味のなかった鳥の名前を調べたり覚えたりするようになりました。

 と言われたのが印象的だった。

 私も花の名前はまえから好きで結構知っていたけれど、樹木とか虫とかいろんなものの名前を歌集で読んだり、歌会で知ったり、自分で調べたりするようになった。自分の歌のなかで「虫」とか「鳥」とかを使うと、具体名を使ったほうがいいというアドバイスをよくいただいたりするせいもある。

 私が塔に入る前、地元の短歌会へ通っていたころ、先輩のHさんが

 「短歌をやると、これまで自分が知っていた言葉ってほんの少しだったんだっていうことに気づくから」

 と言われたことをよく覚えている。信州へ行ったときに、ふわふわしたものが川の上に飛んでいて、すごく幻想的だったことを歌にしたときには、

 「それは植物の種かなにか?」とHさんにきかれて
 「そうだと思うんですけど」と言ったら、
 「そこで歌人根性をだして突き止めないと。せっかくいい材料をみつけたのに」と言われた。

 はぁ。歌人根性。すごいなぁ、みなさんそんな根性をだして歌を作っているのかと驚いた。

 そのときにできた歌をあとでリメイクして第一歌集に載せた。

 ・風が来てケショウヤナギの絮とんで手を離しても寂しくはない 藤田千鶴『貿易風』

 写真はガレージで育てているクリスマスローズ。まだ寒いのにあおあおと新しい株が育っていた。
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