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夏の旅 0802~0804 2024 岩手(花巻編)

2024-08-17 20:11:00 | 日記
 ようやくゆっくり今年の夏の旅のことを書く時間ができたので、振り返ります。

 歌人の友達、錦見映理子さんと去年奥能登国際芸術祭を巡っていたとき、あまりに楽しかったので、毎年こういう旅ができたらいいねと話していた。次行くとしたら、宮沢賢治のゆかりの土地へ行きたいと二人の希望が合致して、ぜひ行きたいと思っていた。やはり心から願えば願いは叶うのだ。

 これまでずっと行きたかったのに行けてなかったのも、今回のためにとっておいたような気さえする。

 6月半ばに急に行こうって決めて、花巻、遠野、盛岡というコースを選んだ。

 まずはずっと憧れていた花巻へ。職場の隣の席のMさんに言ったら、「大谷の出身地ですやん!」と言われて、なんと、ここは賢治のふるさとでもあり大谷のふるさとでもあったのだ。新花巻駅には大谷のコーナーがあって、ユニフォームなどが展示されていた。ひとり盛り上がる。

 駅前のコインロッカーに荷物を預けてタクシーで宮沢賢治記念館へ。賢治の直筆の原稿なども展示されてある。宇宙や星のこと、鉱石のこと、広く深い知識に圧倒される。妹トシを失ったときの悲しみや、生徒を連れて散策したイギリス海岸と賢治が名付けた北上川の岸辺。写真や作品からいきいきとした賢治の暮らしが伝わってくる。

 記念館の近くにあるレストラン「山猫軒」でお茶。懐かしい味のレモンジュースとりんごケーキをいただく。来たかいがあったなぁとすでに満たされる。



 そこからタクシーでイギリス海岸へ行ってみた。賢治が訪れていたころは白い泥岩層が露出していてイギリスのドーバー海峡に面した海岸を連想させるということで名付けたらしいのだけど、水量が多くて層は見られなかった。でも、ここに賢治が来て、眺めていた川だと思うと、それだけで感無量になって、そばにあったベンチに錦見さんと腰掛けてしばらく眺めていた。

 新花巻駅へ戻る。時間計算を間違えていて、40分ほど時間ができる。駅前の土産物店にふらりと入ったら、賢治グッズや大谷グッズが!! 賢治グッズはさっき山猫軒でも買ったけれど、かなり買い足す。大谷のタオル買おうか迷っていたら、「てちのタオル売ってたら絶対買うよ!」と錦見さんが力強く勧めてくれたので、買うことにした。やっぱり買っておいてよかった~。花巻で買うことに意味がある。

 その日は新花巻から釜石線に乗って花巻で東北本線に乗り換え、北上で泊まる。

 

 北上祭りの初日だったそうで、お蕎麦(大盛り!)を食べながらテレビ中継していた盛岡さんさ踊りを見たあと、大通りへでたら鬼剣舞が始まるところで、子供たちの剣舞が間近に見られてよかった。

 8月のはじめは東北は各地でお祭りがあるということを、行ってから知るふたりなのだった。

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