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いつでも君のこと好きだったよ

お正月あれこれ

2016-01-03 21:01:12 | 日記

 あしたから出勤です。

 

 元日も2日も大人ばかりのお正月で、しっとり落ち着いたお正月・・・と思いきや、きのうの実家はすごかった。

 

 お昼は恒例の蟹すき。 今年の蟹は食べやすいのにした、ということだったけれど、やっぱりガラつきのを豪快に入れて、黙々とお皿の中で奮闘しながら食べるほうが蟹を食べているという気がするなぁと思いました。

 

 そして、2015年の「我が家の10大ニュース」を父が発表。 個性炸裂。 10位は「新しく買ったもの」の羅列。 順位は忘れたけれど、「BS契約をして、黒い四角い枠が消えてみやすくなった」とか、いちいちコメントとそれにまつわる話がついてきます。

 

 「砥ぎ屋と仲良くなった」 が5位くらいだったかな。 なんですかそれは。と思ってきいていると、四国に住んでいた鍛冶屋さんが心機一転大阪にやってきて、砥ぎ屋さんになって注文をとりに車で回っていたところ、父がちょうど使っていた剪定ばさみを砥いでもらったら、切れ味抜群になって、包丁も頼んだら、またまた感動的な仕上がりで、「もともと鍛冶屋やから、砥石も用途にあわせていろんなのを持ってはるねん、すごいんやで」と自分のことのように自慢。 そういう職人の技に惚れ込む父なのでした。

 

 それで、ご近所に声をかけたら、みんなが包丁(2~3本)、花鋏、裁ち鋏などいろいろ持って来て、おじさんはへとへとになって帰っていった、らしい。 まぁ、気の毒というかなんというか。

 

 だけど、数カ月に一度、定期的にそのおじさんが来るようになって、実家のガレージに車を置いて、お客さんがうちに「もうできましたか」と電話してきたりして、父がとりついだりしていた、のだそうだ。 やはり、個性的な父だなぁ。 その後、父は通っている病院の先生にも診察時にその話をしたら、「うちのも砥いでほしい」ということで、12月は2回「研ぎ日」を設けたそうだ。しかも、最終日は「包丁限定」とか決めたりして。 

 

 そんな感じで10大ニュースがカウントダウンされていって、第4位が「三世代で琳派展を見た」。そこで息子が「ああ、あれが砥ぎ屋のひとつ上なんか」 とコメント。そして、「老人会(だったと思う)で安来節のどじょうすくいがうける」というのが入っていて、「踊ったの??」「えー私たちも拝みたい」「お正月だからやってくださいよー」というわけで。

 

 「コスチュームに着替えるあいだ、設営をたのむ」 と、父は母に言い渡し、自分は二階へ。 設営って・・・そんなに本格的にやるんですか・・・ 夫と妹の夫、息子、みんなで炬燵を移動させ、母は音声担当でカセットの準備。 

 

 安来節にあわせて出てきた父に、みんな唖然となるほど、本格的なのでした。 頬かむりだけでなく、ちゃんとざるやビクも持って・・・ びっくりしました。 伝統芸能と呼べるくらいの出来栄えで、大喝采。

 

 「習ったの?」といったら、「見よう見真似で練習した」というのです。 すごいわ・・・ 

 

 大人ばかりだったのに、すごく賑やかで盛り上がったのでした。 15時くらいに妹夫婦が帰ったあとは、自由時間。 私は持参した5冊の歌集と評論集1冊を2階で読みました。 5冊のうち、4冊はすでに読んだものだったのを再読してノートに好きな歌を写し、ご縁があってやってきた1冊を熟読し。 至福のときでした。

 

 来年からは私も妹もお正月に「今年の我が家の10大ニュース」を発表する、ということになりました。

 

 いいことがたくさん発表できる年になりますように。

 

  

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