ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

きのうの朝の電車

2017-08-08 22:17:50 | 日記

 きのうの朝のこと。

 

 区間快速の四人掛けの席の窓側にふたりの高校生が座っていました。ひとりは文庫本に没頭していて、もうひとりはスマホを見ています。合宿でしょうか、ふたりとも大きな荷物を足元に置いています。スマホのほうの女の子は靴を脱いで鞄の上に白いくつしたの足を置いていました。くつろぎモードだなぁと思ってみていました。

 

 この様子だと終点の京都駅までいくんだな、と思って、通路の反対側のほうに立つと、その子たちの先輩ふうの同じユニフォームを着た女子高生二人が、窓側ふたつの席に向かい合わせで座っていました。そのふたりも大きな荷物。

 

 夏休で学生はあまり乗らなくなったこのごろですが、空いているとは言えない車内。

  

 そして、宇治駅に着いて、おもむろに先輩二人が立ち上がり「降りるよ」と、後輩ふたりに声をかけて降りていきました。

 

 え、降りるの? と私も思ったけれど、私以上にびっくりしていたのが下級生のふたり。

 

 「く、くつがない~ えーどこ?」といいながら荷物を肩にかけて、白い運動靴を手に持ち、裸足で通路に来たとき、電車のドアが閉まりました。

 「え、閉まったよ! うそーーー」

 

 先輩ふたりはホームで笑いながら指をさし、手を振っています。鞄にプリントされた学校の名前を見ると、奈良の奥のほうの学校。降りる駅を確認していなかったのね・・・先輩たちも「つぎだよ」というアナウンスをしてあげないとねぇ、それって甘いのかなぁ。

 

 城陽ー宇治間は各駅に停車するのに、宇治から先はなかなか停まりません。つぎは六地蔵。

 

 半泣きになりながら運動靴を満員電車の中で履いている子に、そばにいた女性が「六地蔵でおりたら・・・・・」と助言をしているもよう。

 

 「ありがとうございます」 と、お礼をいう声が聞こえます。

 

 六地蔵について、女の子たちは降りていきました。きっと周囲にいた大人みんな、はらはらしながら見送っていたと思います。

 

 先輩たちとうまく合流できたかな。 通勤時間の電車では靴は脱がないほうがいいよー

 

 

コメント
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