私が留守にしていても、水遣りを忘れていても、植物たちは文句もいわず生きています。
きょうはちいさな綿の花がふたつ咲いているのを見つけて、息が止まりそうになりました。 もっとぱあっと咲けばいいのに、葉っぱの影に隠れながらおずおずと咲いているのでした。 そのひとつにはちいさな虫が散歩にきていました。
それから、ニチニチソウは自分の季節がやってきた!といったようにちょっと自慢げに咲いています。
このあいだ、朝、息子と一緒だったので「ほら、ニチニチソウ咲いたよ」と言ったら、
「ニチニチソウは、普通すぎる。ふーんって感じ。ポケモンでいうたらゼニガメやな」 と言われて、思わず大うけしてしまいました。
息子が幼稚園のころ、ポケモン図鑑やら指人形やらで名前を叩き込まれて、(私のほうがです) そのおかげで古いポケモンはその進化形とか攻撃方法とかそういうどうでもいい知識がいまだにあって、「ゼニガメ」 というとあのうすい緑色のにっこりした姿が思い浮かんでしまうのでした。 ああ、もっと有効なことにこの脳のスペースを使いたいものです。
確かにニチニチソウは育てやすいし、昔から育てていて目新しくはないのですが、種から育てたのは今年初めてだったので、私としては思い入れがあるのです。
それから、野葡萄。 王国はその領地を着々と広げ、小さな花も咲いています。 緑色の実もついていました。 これからブルーや紫に変化していくのが楽しみ。
植物を見ているうちに遅刻しそうになりました。 みんながんばれ。