ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

明治の七宝

2008-09-15 | art/exhibit/museum

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以前Kちゃんから送って頂いたチケットがあり、まだ日にちがたっぷりある・・と思っていたらあっという間に9月になってしまいました。「泉屋博古館分館」は名前だけは知っていましたが、地図をみるとアークヒルズの近く。久しぶりに訪れる場所です。
その帰りにどこを寄り道しようかなぁ、と、すでに思い描きながら、最寄の駅六本木一丁目で下車。降りてすぐが泉ガーデンで、そこからず~っとエスカレータが上の方まで続いています。このエスカレーターは外にあるのでとっても気持ちいい。上り切ると、分館の建物が見えました。緑が多く、前と隣りにはスエーデンとスペインの大使館があり、旗が風になびいています。

近代工芸の華 「明治の七宝」展
行くのもupするのも遅れに遅れました。本日は最終日なので、行ってみたい、と思われた方には申し訳ないです。七宝で、これほど手の込んだ作品は、初めて〈意識して〉拝見しました。絵柄が気が遠くなるほど細密で、眼がねを外して見ても見にくいのです。
ガラス粉を焼き付けて模様を描いていく七宝は、七世紀ごろに大陸から日本に伝わりましたが、その技術が大きく花開いたのは明治になってから。尾張の梶常吉が独学で習得した「有線七宝」。この技術により、あたかも絵画のように表現することが可能になったそうです。絵画より細かいのでは、と思ってしまいます。欧米での万博にも出品され、世界の人々を魅了したとのこと。この展覧会では、京都の「清水三年坂美術館の所蔵品を中心に紹介されていました。展示室が2つあるだけの小さな分館ですが、余り目にしない、高貴な美の世界を堪能出来ました。

 

歩いて程なくアークヒルズのサントリーホール裏に出ます。そこを突っ切って溜池山王からメトロに乗るつもりが、足は赤坂に向かっていました。結局赤坂サカスまでウォーキングです。近いと思ったけどかなりの距離でしたね。へぇ~、TBS 跡地がこんなになっちゃったんですねぇ。食事をするでもなければ特に見る所もなさそうですが、つい「アマンド」を探してしまいました。同場所にあるタリーズに入り、カフェを注文する時にお店の若い方にアマンドの話をしたら、「10年も前のことは僕、ちょっとわかりません」と言われてしまいました。それは尤もなことでしたね。そして、美味しい「TOPS」のチョコレートケーキも同時に思い出されました。何だかブログがいつも懐古調になりますが、昨日の事よりずっと昔の事をよく覚えているお年寄りの気持ちに近づいてきたってことでしょうか。明治の七宝よりは全然新しいんですけどね。

 

 


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3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
鑑賞 (poppy)
2008-09-16 18:05:37
都内に出ることがめっきり減ってしまいました

これからの季節この辺りを散歩しながら街の景観などを眺めるのもいいかもね!

良いものを観てきましたね
いつもながら感心してます


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同感しちゃいます! (テレーサ)
2008-09-17 15:10:45
クッスン
・・・何だかブログがいつも懐古調になりますが、昨日の事よりずっと昔の事をよく覚えているお年寄りの気持ちに近づいてきた・・・

右に同じくです。

15日までだった、千葉三越の「片岡鶴太郎展08」に行ってみよう~と考えていて~終わってしまいました。

どどど~も「スピード」が何事も遅くなりつつあるのです。

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Unknown (bianca)
2008-09-18 21:19:51
poppyさん

もっと外出したいのですが、仕事をしていた時のが身も心も
軽かったように思えます。おかしなモンですね。
行きたい所、見たいものをこれでも沢山逃しているんですよ。
気合を入れなくちゃならない時期に来ています。
なのに、「気合」の字を見ただけで疲労感が・・!


テレーサさん

「右に同じく・・」でちょっと元気付いたりホッとしたり。
しかし~、テレーサさんは同調して下さるにはまだお若いであります!
ただ、嗜好が決定付けられる時ってあるんでしょうかね?
もっとも感受性に富んでいた時代、となるんでしょうか?
固まりたくないんですが、自分の“思い”には自信を持っていますし、今いいと感じるものには素直に拍手したいです。
鶴太郎さんは芸達者ですね。我々も、Let'sガンバロ~!
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