お互いの用事を兼ねて、友人と新宿のデパートで会うことになった。
待ち合わせ場所は一階のバッグ売り場。
なのに、友人が予約しようとした超人気バッグ、ここでは取り扱いはしていない、といわれる。
BAOBAOという名前だそうで、その日彼女が持っていたのはそれの黒。新しいものが出たばかりとかで、
今度は白がほしいとのことだが、発売と同時にすぐ売り切れるほど人気があるそうだ。
私は母のお中元を、いつもの日本橋ではなく、今年は伊勢丹にしてみよう、と思っていた。
(施設に入居後も、遠慮しますの言葉が通じない方もいるし、いまだお世話になっている方もいるのです。)
三越と伊勢丹が合併したので、どちらでも優待が使えるから。
なのに、住所リストが見当たらない!バッグの中をひっくり返しても見つからない!
あ~ぁ、折角忘れないように、と、家のテ―ブルの上に出しておいたのに、待ち合わせに遅れそうで
慌てて家を出たので、置きっぱなしにしてきたようだ。
今日すべき用事がパーになったとたん、お腹が空いた、早めに食べよう、という友人の言葉を素直に受け、
7Fのレストラン街に向かい、チャヤ マクロビレストランに入ることに決めた。
テラス席もあるので、ここがデパートだということを忘れそうになる。
美味しいマクロビランチしながらのお喋り三昧デー♪
地元で人気という食パンを二斤お土産にいただく。二斤も、何でこんなに沢山も、というと、
一斤だけって、お土産としては少なすぎるでしょう?ですって。
そんなことないですよ~。二斤は有難いけど、電車に乗って持ち帰るのに、かさばりすぎる!と
本音も平気で言える仲。
一斤ずつの型で焼いているのでしっかりしていてずっしり感がある高級食パンだ。嬉しい~。
最後に寄ったデパ地下では、彼女の選ぶものを、これ美味しいから、と言われ、私もつられて購入。
今月で販売終了するという仙太郎の「水無月」。京都では6月30日に食べる風習があるそうだ。
数日前に新聞で大原千鶴さんの「水無月」レシピが紹介されていたので、切り取ったばかりだった。
友人も知っていて、大原さんのレシピがとても自分に合っていて好きなんだという。
次は、「今夜はお稲荷さんにする」、という彼女、神田志乃だ寿司の売り場へ。
ただの「志乃だ寿司」じゃなくて、「神田志乃だ寿司」の稲荷寿司じゃなきゃだめだという。
蓮根の刻んだのが入っているのは、ここだけだからね、と念を押される。
しゃりっとして美味しいのだそうだ。
甘いものを夕食に主食にする習慣はないけど、彼女の勧めに、これもつられて購入。
包装紙には鈴木信太郎の素朴でカワイイ絵が使われ、箱はというと、これまた懐かしい、
谷内六郎の絵!しっとりと甘く煮込んだ油揚げも、見るからに美味しそう。
この両方とも、賞味期限が当日限りというから、ちょっと心配でもある。
家族に、夜に甘いものは食べたくない、と言われないでもないからだ。
とは言え、冷蔵庫に入れて置けば翌日、痛むということではないだろう。
食感が一日目とはほんの少し異なる程度だ。
絵本を孫二人に買う、という友人につきあい、伊勢丹を出て紀伊国屋書店に寄り、
そのあとは高野の近くのスタバ×蔦屋でカフェとお喋りの続き。
伊勢丹周辺だけ、と、狭い行動範囲だったので、たっぷりお喋りができ、
時間に追われず、久しぶりにゆっくりと過ごせた。
友と別れてからは、オカダヤが全品20%セール中なので、つい覗いてしまい、
編む時間もそれほど持てないくせに、又、夏糸を購入!
冬のセーターに数か月もかかって、もう時間がもったいないからほどほどにしよう、と
決めたのに、毛糸を見るとそんなこともケロッと忘れてしまう。
さて、お稲荷さん10個入りを買っちゃって大丈夫かな~と思いながら帰路に着いたが、
今回はそんな心配は無用だった。帰宅後立て続けて三つを食べたのは、なんと、この私!
今まで、甘ったるい稲荷さんはちょっと~・・・だったのだけど、
神田志乃だ寿司のは、たしかに、癖になるおいしさだった。
そして、デザートに和菓子「水無月」をいただき、なんともスィーティーな夜となった。
また、お中元頼みに出直さなくちゃ。今度は日本橋だ。