ビアンカの  GOING MY WAY ♪

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にちようびはお得

2014-09-03 | art/exhibit/museum

 

八月最後の日、 渋谷区立松涛美術館で開催中の「いま、台湾」展へ行ってきました。
チケット売り場で、「今日はパイナップルケーキとウーロン茶が頂けるので、最初に地下二階に行かれるといいですよ」と囁かれたので、まずはその階に向かいました。サニーヒルズの例のお菓子♪ 会期中の日曜日のみ、一日限定50個がサニーヒルズより提供されているそうです。この日が日曜でラッキーでした。私が席を立つ頃には残りあと数個、と言っている声が聞えましたから、これも目当てで訪れる方は早めにいらした方がいいでしょうね!

この美術展は、「美麗島」―麗しの島と言われる台湾で今、多方面で活躍されている台湾美術院の作家たちの作品を紹介するものです。

台湾美術院は、台湾美術の振興と発展、国際交流を図ることを目的に、2010年に設立されたとのこと。これだけまとまって台湾のアーティストたちの作品を見るのは初めてでしたが、とても親しみの持てる作品の多い展覧会でした。書が絵画の中に書かれた作品も多く、そのバランスがなんとも絶妙ですが、何て書いてあるかわかりませ~ん。作家の名前も難しすぎて覚えられませんが、息子の友人の台湾の方が、スラスラと達筆に書いていたことを思い出しました。発音もフランス語のように難しかった気がします。

林章湖「隠遁の歳月」2012年

傳申「核電爆」2011年

展示会場は、二階と地下一階。こじんまりとした美術館なので、あっという間に見終わります。最後に特別出品されているジュディ―・オングさんの大きな版画二枚を二階で拝見し、ソファに腰かけ、図録や美術館にかかわる冊子などに目を通しました。閑静な住宅街のど真ん中に、建てられたこの美術館は、狭い土地をどのように利用するか、建築家の白井晟一氏はかなり苦慮したそうです。外見だけを見ると、堂々とした花崗岩の建物。狭さを感じさせないのは白井氏の設計によるところが多かったようです。

池と噴水のある中庭を、ぐるりと丸く囲んだ建物のガラス越しには空が垣間見えます。上の写真は、上部にヘンなものが写っていますが、何かが反射したのでしょうか?ちょっと不気味ですね。

弐代目・青い日記帳で記事を探してみたら、ありましたありました。内容、まさにその通りです!
「国立故宮博物院」展も、東京国立博物館で開催中でもあり、何かと台湾との繋がりが多い年のようです。随分前に、「国立故宮博物院展」は見ているので、今回はパス、と思っていたら、以前のは北京のほうでした!

来た道を戻る途中、すぐ近くの公園が気になり、中を突っ切りたくなりました。鍋島松濤公園
入口の左右に立つ大木はカメラに収まらず、仕方なく空を見上げてパチリ。

この空を、投稿する今になって、あれ、そういえば・・・と、
テレーサさんブログを確認のために訪問してみると、やはりそうでした。同日のほぼ同じ時刻ごろの空の画像が投稿されていたのです。
2014年夏のおわりの空には、秋の訪れが感じられました。

秋の気配を感じると、急に夏の暑さが懐かしくなります。もうちょっと残暑を味わいたくなりました。
喉元過ぎれば・・・ではあるのですけどね。

公園内の池を覗くと、彫刻にしか見えないカメが何頭も固まって一つのオブジェとなっていました。
じっとして動かないので、本当に彫刻かもしれない、と思ってしまったほど、動かなかった!
もしもし、かめよ~、かめさんよ~!

公園で下の写真を撮っていたら足が猛烈にかゆくなってきたので足元をみると、なんと、短めのパンツと靴の間のわずかな露出部に黒い蚊がびっしり止まっていた!
ぎゃぁ~~!デング熱になっちゃう~~!手で振り払いながら公園の外へと急ぎました。
七月に、ブラジルフェスティバルのときに行った代々木公園が、その発生の影響で閑散としているそうですが、私、8月は三回ほど渋谷に来ています。大丈夫かなぁ。

帰りは文化村のなかに入ると、ギャラリーでのBunkamura25周年記念「吉岡耕二 色彩の旅」の明るい色彩が目に飛び込んできました。


南イタリアを描く~アマルフィ、ナポリ、ソレント、そしてシチリアへ~とつづくタイトル通りの鮮やかな色彩が強烈ですが、色の配置がとっても魅力的!高価な油彩画のほかに、購入しようと思えば手の届きそうな版画もあり、それに油絵具でささっと彩色を施しているので、普通の版画より立体的に見えます。白い背景に赤い花の絵、気に入ったのですが、もう売れちゃったかなあ。つい、玄関先にいいかな、なんて考えながらじっと見入ってしまった一枚です。

いつもなら時間のある時は東急本店をさっと覗くのですが、この日はこの間も寄った西武デパートに向かいました。

渋谷駅方面へ歩いていくと、文化村通りの道沿いに白いサルスベリの花が咲いていました。四六時中、渋谷の雑踏とともに成長しているこの木も、今が満開で、とてもきれい。

渋谷西武A館の、バービー展を見に行った同じ会場で開催中のグレース・ケリー写真展。女優さんの写真集はプレゼントとして買ったことがありますが(オードリー・ヘップバーン!)、一人の元女優さんの写真展は初めてでした。1950年代を代表する大女優、グレース・ケリー。「喝采」でアカデミー主演女優賞を受賞後、1956年のカンヌ国際映画祭で知り合ったモナコ大公レーニエ三世と結ばれ、女優から公妃へと華麗なる人生の転身をとげ、全世界の注目の的となったことは、私の世代なら少しは記憶の一片として頭の隅っこに残っている筈。どこから見ても、どんなポーズをしても、品位があり、サマになる女性のベスト3の一人に入るんではないでしょうか。そんな素敵な女性は、自動車事故により52才という若さでこの世を去るまで、ハリウッドに戻ることは一度もなかったのです。

彼女を生涯にわたり被写体として撮リ続けたカメラマンが居たことを初めて知りました。
天才フォトグラファー、ハウエル・コナン。二人の友情と信頼関係がもたらすプライベートショットの数々は、実はグレースが様々な提案をしていた・・・二人が作り出した作品、と言えるかもしれません。
コナンは、グレースの事故死を知り、初めてカメラを持たずにモナコに向かったといいます。そしてその後、一度もカメラを持たなかった、と。

家族以外で、そんな高尚な人間関係を築けるとは、もう素晴らしい、の一言です。コナンが覗くカメラレンズの向こう側には、安心しきって自然体でベストポーズが取れる、一人の同志がいたのですね。

グレースを題材にした映画、「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」が10月に一般公開されます。
主演がニコール・キッドマン。ちょっときつそうですが、ファッションも楽しめるこの映画がすごく待ち遠しいです。西武B館一階特設会場では、この映画でキッドマンが着用したドレス三点が特別展示されています。写真展がA館だったので知らずに帰宅し、あとで西武のパンフを読んでいてわかったのです。
写真展は七日までですがドレスの展示の方は八日までとのことです。

 


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