日曜日は、施設入居後三回目となる母の誕生日でした。
一回目は施設からほど近いつきじ〇むらで、親戚にも声をかけ、大勢でお祝いしましたが、
次の年と今年は、それも難しくなり、身近な家族のみが施設の母の部屋で祝うことに。
今年は二人目となる曾孫が、母のところに顔見せに来てくれました!
去年結婚式を挙げた甥の、初めての子供です。まだ生まれて二か月目なんですよ~。
老人施設に、赤ちゃんの泣き声が響き渡るという素晴らしい時間を皆で共有しました。
何が何だかわからない状態の母ですが、私たちのことや、赤ちゃんの可愛さは
しっかりと認識しています。赤ちゃんを抱いたり頬ずりしたりと目を細めて喜んでいました。
集合写真を撮るときなど、身構えたりカメラ目線になったり、ということが出来にくくなり、
視線がイマイチ定まらなかったことが残念でしたが、今年もこの日を皆と共に迎えられ、
本当に良かったと思いました。
先週は、弟がテレビに出る!というので、それまで家のテレビで見れなかったBSを見れるように
設定するのに大騒ぎ!夫以外はそれほどTVを見る人間がいない我が家で、衛星放送の受信料を
払うのは非常に無駄だ、とのことで、地デジに移行後は設定していなかったのです。
今回は30分番組だというので、テレビを買ったときに付いてきた解説書を初めて開きました!
だいたい、録画をしない人(私)なので、解説書を読む必要もなかったのです。さわって覚える
タイプの私はパソコンでもそうだし、家電でもそうですが、けっきょく会得するのが遠回りに
なるのですよね。最後の最後になって、結局は一から学ばなきゃ進めなくなるお馬鹿さんです。
以前は沢山録画(ビデオの時代ね)していたこともあったのですが、結局幾つかのお気に入り
以外はほとんど見直すこともありませんでした。今回は、分波器を取り付ければ見れそうだった
ので、買ってきてとりつけたら、見れました~!うれしぃ~BSが見れる~!(遅れてる~!)
衛星第一と第二の時代から取り残された、まるで浦島太郎のようですね。
BSジャパンという局があるのも知らなかったし、「夢織人」という番組があることも知りませんでした。
これこそ母に見せたかったけど、今の母には、写っている映像はわかっても、何が目的の番組なのか、
までは理解できないでしょう。そのかわり、弟が父母を中心とした家族写真をフォトブック風に
まとめ、それを施設の個室にあるテレビで流しました。とっくに亡くなった母の兄弟の若かりし頃とか、
私たち家族の集合写真やスナップの数々・・・・・。じっと見続ける、という集中力が欠けるけど、誰が
だれだか分かったようで、目を丸くして楽しんでいました。
これからも、穏やかに年を重ねられますように。