ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

幸運のベル

2008-03-29 | 飲・食・店

 

お昼に表参道まで出て来れるならランチを奢るわよ~
と、受話器の相手が言った。

たまたまその日は予定がなかったので、JRにヒョイと乗り、
春の日差しの眩しい久しぶりの街へと繰り出した。
ご馳走になった先は、前から知ってはいたが入るのは初めての
Bamboo」。
以前は気楽に入れるオープンカフェ的なサンドイッチハウスだったと思ったが、
知らないうちに素敵なフレンチレストランになっていたし、
そこが憧れのスパニッシュレストラン「小笠原伯爵邸」と、
箱根のイタリアンレストラン「アルベルゴ バンブー」と
姉妹店だということを知りびっくりした。

 
 

新鮮な有機野菜が揃っているサラダバーは内容が充実
していたし、最初に出された自家製パンとトマト&ガーリ
ックペーストの美味しさは私好みで、おかわりをお願い
してしまったほど。日替わりのひとくちサイズのお料理

楊枝にさしたりパンに載せたりして6種類運ばれる。
まるでミニ懐石風だ。
本日のパスタが運ばれた後はデザートとコーヒーが付く。
フィンガーサイズであっという間におなかに納まっちゃうから
物足りないかなと思ったが、私にはほど良いボリューム。
どれもこれも美味しく頂いた。




  
  
  

     先月は仕事を辞めたことでの労いのお食事会をしてくれた‘おねえちゃん’、
           ごちそうさま~!又、ラッキーベルを待っているからね~!

             
            nettonさんブログの中で知った、あるショップを探しながら
           裏参道を散策して見つけたのは黄金色に輝くミモザの大木。
          そしてやっと探し当てた「ラ・クッチーナ フェリーチェ 青山」は
                  残念ながら休日だったぁ~!                                        

                                   

 


ルリュールおじさん

2008-03-21 | art/exhibit/museum


2日に、いせ ひでこさんの「ルリュールおじさん」絵本原画展に行ってきました。
ギャラリートークが始まった頃に丸善に着いたので、ギャラリー内はすでに満員。
通路から壁越しに聞いていましたが、よく聞き取れず、もっと早く来ていれば
よかった、と後悔。彼女の絵はとても自然体で、ササッ、と何枚でも描けてしまいそう
な、どちらかというとラフなタッチですが、主人公の女の子の表情が生き生きとしていて
かわいくて、つい絵本を手にしたら欲しくなり、トークショウ後のサイン会で、サインを
して頂きました。彼女の描く絵のように、見るからに飾り気のないナチュラルないせさん。
もしかして、主人公のソフィーはいせさんの幼少期そのものかもしれません。             

いせさんは絵本作家として、ゴッホや宮沢賢治研究をライフワークにしているそうですが、
取材でパリに滞在中、たまたま通りかかったルリュールの工房内の仕事ぶりにくぎ付けに
なったといいます。昔ながらの製本、装丁の手仕事は機械化の波により衰退し、
製本の工程すべてを手作業でできる職人はパリでひとけたしかいないそうです。
その道60年という、アンドレさん(80才)の工房で、数百年前の本を修理する作業に
見入ってしまい、スケッチするために渡仏を5回も繰り返します。
六十に及ぶ一連の工程を丁寧に描写し、そして生まれたのがこの絵本。

ルリュールとは、「製本職人」を意味しますが、絵本ではおじさんの名前になっています。
そしてもう一つの意味は、「もう一度 つなげる」。 

 

  《ソフィーは大好きだった植物図鑑がバラバラになってしまい、途方にくれてしまった。
   本を持ってあてもなく街を歩くうちルリュール職人の工房に行き当たる。
   おじさんは、「こんなになるまでよく読んだねえ。ようし、なんとかしてあげよう」と言い、
  ソフィーの目の前で図鑑を分解し、ページを糸縫いし、背表紙を糊付けし、ソフィーの
  名前入りの表紙を作ってお気に入りの本を蘇らせてくれた。
  手作業で蘇った本はどんなに読んでももはや痛むことがなくなり、やがて
  ソフィーは植物学者になった。》

・・・・・・という内容の絵本です。


ものを大切にする子どもと、古いものを大切に残すルリュール職人のお話は、
もしかしたら今の時代にとって、最も肝心な要素が凝結されているのではないか、と
思いました。古いものを大切にするのは、新しく買い換えるよりもお金が掛かるように
なった。一体いつ頃からそうなってしまったのでしょうか?


会場にはいせさんの描いた何冊もの絵本が展示されていましたが、そのなかに、
この本の紹介文が掲載されていた東京新聞の切り抜きもありました。
後日、中央図書館で2月20日付けの新聞を探して調べたら、ありました、ありました。
図書館って、何て便利なんでしょう!!

フランスでも出版され、原画展も開催されたそうですが、
書店の「注目の一冊」に挙げられたということです。
故ミッテラン大統領夫人のダニエルさんも30年間、ルリュールをしていたそうで、
いせさんのこの絵本に共感し、後援を引き受けたといいます。
丸善のゲストルームインタヴューも、大変興味深かったし面白かった!

「産科で授乳している母親を観察すると、本来子供の目を見つめるはずが、
みながみな携帯電話とにらめっこという恐ろしい状況にある。アニメを輸出するのもいいが、
日本人は『経済の成長』よりも、もっと『子供の成長』に目を向けるべきではないか。」

新聞の記事は、いせさんのこの問いかけで締めくくられていました。
いせさんの視線。大好きです。
会場でのサイン会でも、私をしっかりと見つめて下さったんですから。


 

 


書くということ

2008-03-17 | weblog

 


三月は、初めての「文章講座」への参加から出発。
仕事をしていた時は、市主催の講座に参加するってことはありませんでした。
今まで、ちょっと興味はあるのだけど出来なかったものにチャレンジしたくて全く
偶然に、先月受講した○○支援セミナーに続いての参加となりました。
手紙の文章を少しでも上手く書ければなぁ、程度の気持ちでの参加でしたが、
う~~~甘かった。
小説や詩やエッセイなどを書いていつかは出版したい、そんな方が参加して
いるような講座だったのです。でも、しないより参加したほうがずっと得るものが
多かったです。一回2時間で、4回で終わるのですが、すでに 3回終了。
講師である松島義一先生のお話が興味深くて土曜日の午後が楽しみでした。
松島先生は元集英社出版部編集長であり、千葉経済大学講師でもあります。
又、文芸誌「すばる」の創刊に立ち会い、多くの作家を育てた経歴の持ち主。
個性豊かな方です。毎回、うわぁ~と小声で叫んでしまうような、伊達な格好
で会場に現れるんですよ。人の感受性や反応を試しているかのようです。
松島先生のことをもっと知りたい、と検索していたら、上手く講座の内容を表現
されている方の
こんなブログを発見しました。拝読して、やはりライターだね!
さすがぁ!と感じると同時に、マイブログを書くのが恥ずかしくなりましたが、ま、
比較するほうが間違いでした。

初日は3月1日。中央図書館の視聴覚室が会場。折りしも中央図書館の25
年目の創立記念日と重なり、当講座も、その頃の初代館長と講師との繋がり
があってこそ、初年度から実現したということが初日の説明でわかりました。
     “書き手と読み手が恋をする。
        書くことと読むこと、その間には恋が生まれる。”
というお話が特に印象に残り、へぇ~、、と聞いていましたが、ある日、そうか、
そうなんだ、だからいつも著者に夢中になってしまうんだ、と、ずい分遅れて講師
の云わんとしていたことが、すんなりと伝わりました。
感じている事を言葉を媒体として聞くと、別物のように伝わってくることも理解しました。
あぁ、楽しい。
自分が、思い感じていることを、その人もそのように感じて言葉で発信している!

4回の受講だけでは文章など、勿論上手くなりませんが、こんなに多くの市民の
方が参加していたことが判っただけでも収穫でした。 そしてこの講座から2つの
サークルが生まれ、松島先生がご指導されていることも知りました。

最初の講座で教材の一つとして使われた、谷川俊太郎氏の詩が素敵でした。

   ことば

 問われて答えたのではなかった
そのことばは涙のように
私からこぼれた

 辞書から択んだのではなかった
そのことばは笑いのように
私からはじけた

知らせるためではなかった
呼ぶためではなかった
歌うためでもなかった  
                    
ほんとうにこの私だったろうか                      
それをあなたに云ったのは 
あの秋の道で                     
 思いがけなく ただ一度 
もうとりかえすすべもなく

 

 

この日の夜は去年の10月以来、私にとって、2回目のワイン会がありました。
友人からのお誘いに、今回もつい乗ってしまいましたよ~~。
前のような生演奏付きではなかったのが残念でしたが、
今回もシャンパンで乾杯したあと、赤ワイン2種と白ワイン一種、
そして美味しいお食事をいただき、春の到来をお祝いしたつもりになりました。

・・・・・ 北イタリアのワインリスト ・・・・・

①Teroldego Rotariano '05 (テロルデゴ ロタリアノ) Trentino‐Alto Adige州
②Capitel Croce ’04 (キャピテル クローチェ) Veneto州
③Barolo “Vigna Mandorio" ’01 (バローロ “ヴィーニャ マンドルロ”) Piemonte州


 
◆ワインとシャンパン                        ◆lalaスタイルの有機野菜 バーニャカウダー
 
◆自家製ソーセージ                        ◆干しダラのラビオリ ヴィチェンツァ仕立て 
 
◆和牛ホホ肉のバローロ煮 有機ごぼうをアクセントにして  ◆お酒とアーモンドの香り豊かな、北イタリア風チョコプリン 

 

 

 


お節句の頃に祈ること

2008-03-16 | family

 3月に入り、慌てて取り出したお雛さま。
今年もどうにか日の目を見ることが出来ました。ギリギリセーフ!
nettonさんのお母様手作りのお雛さまも一緒に飾りました。
これからは、雛人形を飾る時期になれば、
決して忘れることの出来ないお母様の素敵な笑顔を
きっときっと、思い浮かべることでしょう。

そして、子供たちが良きパートナーと出会えますように! 
お母様、お願い!祈っていて下さ~~い!

去年は確実に存在していた方が、今年はもういない。
沢山の雛人形を私たちに残して・・・


 

 

 


大観展at新美

2008-03-12 | art/exhibit/museum

今月はまだ半分しか経っていないのに、余りにも色々なことがあり過ぎて、ブログ
どうしよう・・・と思っているうちに今日になってしまいました。「色々なこと」の一つが
心配事なので、いずれそのことにも触れることになるでしょうけど、今はまだ気乗り
しません。私がどこに行きそこで何をしようと、書いても書かなくても、どちらでもいい
事でしょうが、ブログって意外と本人にとって便利な面があるんですよね。
ブロガーのどなたかも仰っていましたが、一年前のその月日のことを知りたければ
写真入りでわかるんですもの。なので、ぼちぼちと書きだすことにしました。


 ★ 「海に因む十題 海潮四題・春」

まずは3月3日で会期が終了
してしまった展覧会、没後50年
横山大観~新たなる伝説へ~
に行ってきました。本当は、前回
ブログに書いた自動車事故当日、
夫と行く予定でしたが、その日は
断念せざるを得ませんでした。
夫に合わせると最も混み合う最終
日前の土日しかありませんから、
一人、金曜日に見に行きました。
大観の絵は様々な場所で目に
する機会が多いのですが、今回は
大小含め75点もの作品を一気に
見ることが出来ました。

会場は思ったよりすいていたのでゆっくり見れました。
重要文化財である、全長40mの《生々流転》の全巻は水墨画というのでしょうか、墨の世界が白い紙の上をそれこそ流れ転げるように繰り広げられていました。
タイトルは、「万物は永遠に生死を繰り返し、絶えず
移り変わってゆくこと」を意味しています。この40mの間だけは行列が出来て、ちびちびと前進せざるを得ませんでしたが、絵の中に小さく書き込まれているものを発見しながら進む楽しさがあり、ちょうどいい塩梅でした。
生と死のワンセットしか自分は体験しないでしょうが、このタイトルが今、心の中心にドンと居座っているので興味深く鑑賞しました。



左の絵は「霊峰十趣・夜」。掴み
とれないこの絵の魅力の虜になり
ました。人生、白黒だけでは表わ
せないボヤけた部分のが多いかも
よ、と言ってる風。
その曖昧さがいいなぁ。

 

そろそろ帰ろうか、と思った頃 すでに外は真っ暗でした。金曜日は夜8時までなので、
わざと遅い時間に来ましたが、夜はお弁当にしよう、と決めていましたから余裕です。
地下のミュージアムショップを覗き、奥のカフェで喉を潤しました。この美術館、休憩所の
チェアがなかなかモダンです。地階には赤い
ヤコブセンのエッグチェアとスワンチェアがありま
すし、展覧会場内の休憩スペースにはポール・ケアホルムの、“バルセロナチェアを研ぎ澄
ませたデザイン”だというPK22のチェアとPK80のベンチが置いてありました。PK80ベンチは、
空間の邪魔にならない存在として世界各地の美術館でも利用しているそうです。
そのシンプルさが新しい美術館によく似合うこと。美術館って、こんな具合に展示物以外に
目を向けても、なにか発見できそうですね。

  

当日は、館内の他の会場で複数の美大の卒業制作展が開催されていましたが、
それとは知らないで遅い時間に行ったので、横山大観展だけで手いっぱい。残念でした。

 (投稿日は、15日ではなくて、最初に写真を入れ込んだ日のままです。)

 


春よ来い

2008-03-07 | family


                                   webより拝借

「プリマヴェーラ」とはポルトガル語で「春」という意味です。
プリマヴェーラのもう一つの意味はブーゲンビリア。
この花の原産地ブラジルでは「três-marias」(三人のマリア)ともいいます。
花びらに見える包葉が3枚だからでしょうか?それとも・・・
マリア!と呼べば皆が一斉に振り向きかねないほど、マリアだらけのお国柄、
大勢のマリアが賑やかに集っている様に見えるからでしょうか?

だいぶ春らしくなってきましたね。じゃなくて、春だ!春!春が来た~!
春一、二、三番も黄砂も吹き去って、ブログ投稿をサボっていた間、あちこちの樹木の
枝々には新芽が大きく顔を出し、初めまして!と、挨拶をしているようです。
そのような陽気に不似合いな話題ですが、先月下旬に車をぶつけられました。
U警察署の先の橋を塩浜方面へ渡り切った地点で、左折しようとしたら
左からトラックが車の横に接触。双方が走行中だったのでうちの車は
ドア二枚とも被害を被りました。相手は一方通行を逆走してきたのです。

また事故かァ、と言わないで下さいな。今回は夫の単独運転の最中でした。
電話がかかってきて警察署の電話番号を教えて、というのでU警察署の番号を
伝えたのです。が、お話し中で繋がらないと、再度電話があったので
私が連絡することにしました。すぐ繋がりましたが、橋の向こうはI市。
G警察署の管轄、とのことで電話番号を教えてくれました。が、
その時になってようやく、110番にかければよかったんだ、と、気付きました。
慌てると手間がかかるもんですね。

一方通行を逆走。これだけで100%相手が悪い、と思いましたが、そうは
問屋が卸さなかったのです。痛ましく負傷してしまった車ですが
前の助手席のドアは開かないものの、走行には支障がなかったので、
保険会社から事故の過失割合の判定を下されるまでは修理に出すまい、
と思い、そのままの状態で運転していました。
周りの視線がすっごく気になるのですが、あえて正面のみを見つめての運転。
ショッピングモールの警備員のおっさんは車を指差し、
「さいあく~」のジェスチャーをするんです。
だってぇ、しょうがないじゃん。私がやったんじゃないんだモン!

一週間以上過ぎても判定なし。そろそろ修理をしなきゃ、と思いましたが、修理工場
が込んでいて来週になるとか。なら、さっさと先週中に予約をしておけばよかった。
相手保険会社には度々、夫が電話をかけていましたが、2対8か1対9、と言われ
ていました。冗談じゃない。修理に3~40万かかるのに、その1、2割だと大変な
出費じゃないの。私がしゃしゃり出て行こうかしら、とまで考えました。
一通の逆走はまぎれもない交通違反でしょう?それをなぜこっちに過失が
10%とか20%ある、ということになるんですよぉ~!
もぅ~保険会社に乗り込もうかな! と、私が一人カッカしていましたが、
埒が明かないので、夫がトラック側の運転手と運送会社に電話して
こっちの心情を伝え、加害者のほうから保険会社に働きかけてくれるよう頼んだことが
効いたのか、その電話をした日の夕方になり、やっと過失なしの判決が下されました!

やれやれ、そういうことでやっとウチにも春が訪れた、という訳でした。

しかし今日、ショッパーズプラザの地下駐車場に車を停め買物をして、
戻ったら車が見当たらなかったのです!停めた場所はしっかりと覚えていましたが無い!
咄嗟に「盗難」だと思い、車両保険を付けていないから、修理どころか、
車を失ってしまう・・・どうしよう・・・と、自分が本当に情けなくなりました。
そんなこと絶対に有り得ないけど、一応地下2階の駐車場も見に行こう、と
エスカレーターを下がろうとしたら、下がるエスカレーターがない!どこにも、無い!
上りエスカレーターしかなかったのです。うゎ~、そうだったんだ、無意識に
地下2階まで降りちゃったんだ、と、心がさわ~っと緩み、笑みがこぼれました。
が、次の瞬間、こうして私は呆けていくのか、と、寒々しい気分になりました。

そんな訳で、来週早々まで、ぶつけられっ放しの車を運転していま~す。