ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

安物買いの・・・

2014-12-18 | 飲・食・店

ディースファッションの激安店がTVで紹介されていたけど、行ってみない、とのお誘いがあり、また上野へ。というか,御徒町下車ですが。というとあそこか、とわかる方もおられることでしょう。伊東に行くならハトヤ♪ 電話は良い風呂♪ではなくて、上野に行くならハトヤ♪ の方です。
安物買いの銭失いになりそうなので、見に行くだけのつもりの私。ところがどうして、折角来たんだからとセーターを一枚購入。更に、友人が、あなたに似合いそうなのを探してあげたわよ。ちょっと着てみて、と、コートを差し出しました。着てみると、本当に、ちょっといい感じ~。自分一人で来ていたらたぶん選ばないだろうな、と思うものでも、人の勧めがあると迷ってしまいます。二人から、似合う似合う、と言われて心が揺れ動きました。レジのそばにあったチュニックも、こんなに安いなら普段着にいいかも、と、結局3点をお買い上げです。合計も笑っちゃうような安さ。
これからは長く着られるもので本当に欲しいものだけを買うようにしよう、と思っていた矢先だったので、自分の意志の弱さが嘆かわしいです。いやになったら処分する、っていう考えは自分らしくないし・・・。

ここに来る前に、お昼ご飯で迷うかも、と思って「ランチ・御徒町」で検索し、一つだけメモってきました。友達の口からは特に提案する店も出なかったので、そのお店に向かいました。

昭和39年創業当時からのお客の一人が、故池波正太郎氏。
名物料理となった「千代田膳」の料理の構成とその名前を命名したのも池波氏。ほかにも「生芝海老揚真丈」など、氏が自ら考案しお気に入りだったメニューも多くあります。

などと書かれたHPを見て興味を持ったのと、ランチタイムならとてもお手頃価格だったから。選んだカニクリームコロッケのランチはちょうどいい量で美味しかったです。キャベツの千切りが少なすぎでしたが夜は高級すぎて入れないような値段の和食処の千円ランチですから、ま、しょうがないか。というか、惜しいですね、こういうのって。昼間の閉店間際の遅い時間でしたが滑り込みセーフ。一階の、カウンター席の他にただ一つある四人掛けのテーブルに座れました。あとは二階、三階にお座敷席があります。秋篠宮殿下もいらしたとかで、写真が飾ってありましたよ。

    

あっ、と思ったのは、ここは3331アーツ千代田(旧 練成中学校)の横に位置していたのです。せっかくだからとアーツ千代田のなかを見て回り、末広町の角で鯛焼きを買い、秋葉原まで歩けば旧万世橋のマーチエキュートが目の前。初めての友人もいたので中をささっと通って、抜け出て、ここまできたなら日本橋まで歩いちゃおう、と、なりました。新日本橋の近くに日本橋ふくしま館を見つけ、中で試食したりお買いものしたり。
そのあとコレド室町のベーカリーカフェでやっと一息つき、東京駅までメトロリンク無料巡回バスに乗って帰ってきました。上野から日本橋まで、ハトヤで買った荷物を持ちながら、よく歩いた一日でした。


上野の紅葉とホドラー展

2014-12-06 | art/exhibit/museum

公園口を降りてまず目に入ったのは可愛いヒツジちゃんのパネル絵!動物園もお洒落感あふれた展示をしますねぇ~。

 一昨日(4日)、先週に続き、また上野まで来ました。本当は3日に約束していましたが、その日は先方で急に予定が出来てしまったのです。例の皇居の乾通りの紅葉が一般公開されたことで、急遽、お姉さんと行かれたとのこと。私は桜の時期に行っているので、あの行列はもう沢山、と思っていました。さて、上野の山の紅葉はは、というと、途中から小雨に見舞われましたが、イチョウが先週より更に黄色く色づき、落ち葉も又美しく、ほど良い時期だった気がします。

今日のお目当ては、幼馴染のM子ちゃんおすすめの「ホドラー展」。
彼女はホドラーの大作を本拠地のジュネーブに行ったときに見て大変気に入ったようで、私の好みかも、と思ったそうです。待ち合わせは国立西洋美術館の入口をはいったところ。寒い時期の待ち合わせは室内に限りますね。

「日本・スイス国交樹立150周年記念 フェルディナント・ホドラー展」

今から40年前の1975年に、同美術館で日本初となるホドラー展が開催されていたとのこと。そのころ日本に居なかったとはいえ、このスイスの画家については名前も何も全く知りませんでしたが、スイスの代表的な「国民画家」なのです。

40年ぶりの今回の回顧展では、出品作が約100点で、そのうちの8割以上が日本初公開。

19世紀半ばに首都ベルンの貧しい家庭に生まれ、若くして肉親や兄弟のすべてを失ったホドラー(1853-1918)は、ジュネーブへ移って画家の道を進むようになります。前半期の絵にはその不幸な生い立ちから来るのか、「死」や「憂鬱」を感じさせる作品が多かったのですが、20世紀への転換期を境に「死」よりも「生」を感じさせる絵画に目醒めます。

踊る人々の姿、そこに身体化される感情、それらが連鎖することで生まれるリズム。さらに雲や岩のような自然界の無機物にさえ、生命観や律動感を見出しました。「パラレリズム」(平行主義)と呼ばれる独自の美術離理論を提唱し、ただ眼に映る世界よりも、それを作り上げる構造や原理に着目したホドラーは、自然の秩序や動的なリズムを抽出することへと向かったのです。

・・・と、パンフレットに書いてあるように書くのはもううんざり、とは思ったのですが、なにせ手っ取り早い、ということで。



館内には「木を伐る人」の立体模型があり、後ろの台に上がって写真が撮れるようになっています。もちろん撮って貰いましたよ~。
この元となる絵「木を伐る人」はスイスの新紙幣のデザインを依頼されたときに描いたもので、実際に使用されました。

 「オイリュトミー」

 「
感情Ⅲ」


 左から、「木を伐る人」「恍惚とした女」「無限へのまなざし」への単独像習作

オイリュトミー(Eurythmy)とは、オーストリアの神秘思想家、教育家であるルドルフ・シュタイナーによって新しく創造された運動を主体とする芸術である。ある種の舞踊ないし総合芸術、パフォーミングアーツであるとも言われる。(wikiより)

シュタイナーも同世代ですから、かなりの影響を受けたのでしょうか。
以前、私の従兄妹がオイリュトミーを習っている、と言っていたので、あれっ、と思いましたが、検索してみると、YouTubeの動画が沢山あり、あぁこれなんだ、とやっとわかりました。その緩やかなダンスの動きが、連続した人々の動作や表情の違いに現れているようで、リズム感あふれています。

 「昼Ⅲ」

友人曰く、ホドラーの作品はどれも目を見張るような超大作が多いので、本物はなかなか移動して持ってこれるようなものではない。習作が多いもの、とのこと。
パウル・クレーやジャコメッティ―などとは異なり、ホドラーは生涯を通して母国で暮らした人でした。気になったのは私生活。まだよくわからないのですが、恋人との間に男児をもうけているし、別の女性との結婚後でも、20歳も若い美しい女性、ヴァランティーヌ・ゴデ=ダレルと恋に落ち、彼女との間に女の子が生まれています。同時に彼女が癌に罹っていることがわかり、ダレルは出産後2年ほどで亡くなるのです。
ホドラーは自分にとても正直な人なのでしょうね。

晩年のホドラーは病に伏していて、もっぱら窓から見えるレマン湖の景色を描いていましたが、1918年に65歳で亡くなります。愛人ヴァランティーヌ没後3年目でした。下の絵は、亡くなった年に描かれた「白鳥のいるレマン湖とモンブラン」です。

下のリンク先でもっと多くの絵が、もっとまともな色彩で見れます。

ホドラー展


外の景色と一体化したような館内のツリー。


絵も画家自身についても、とても興味深い展覧会だったので嬉しかったです。というのも、その前の週には、実は東京都美術館で開催中のウフィツィ美術館展に来ていました。見ていてだんだん気分が重くなり、くたびれてしまったんですもの。
M子ちゃんにそれを言うと、笑いながら、私はタダ券をもらってもあれは見に行かないわ、ですって。ま、人それぞれですけれどね。下の二枚はその時の写真です。帰りは4時半でもう真っ暗だったのです。


つい、この球の前で撮りたくなっちゃうんだな~。

帰りは上野の森美術館の前辺りのイチョウを見ながら・・・駅に向かいました。

追記:

美術展の半券を見せると、アトレ上野の37ショップで特典が受けられる、という「チケッ得」に当てはまる期間とチケット、ということを知り、その特典を「あんみつ みはし」で使いました。あんみつにソフトクリームのトッピングを付けてもらったのです。すきっ腹にランチならぬ甘味でしたが、美味しかったぁぁ~~!すぐにパクついたので写真なし。

その後、銀座線で三越まで行き、デパ地下のカウンターでやっとランチにあり付きましたが、一番軽いのを頼んだにもかかわらず、まだあんみつっ腹だったので、平らげた時はもう私のお腹はパンパンで大変!
この日は、というか最近は、M子ちゃんの好みの場所に付き合うことが多くなっているのです。カツとか天ぷらとか好きなんですよね、彼女。
家で滅多に揚げ物をしないから、そういうのを外で食べるんですって。

   

お孫さんの保育園のお迎えを日課にしている(させられている?)お友達は、時計をを気にしながらも、時間の使い方がとても上手でした。

帰り際、日曜美術館の再放送でホドラー展をやるから、絶対見た方がいいわよ、と言われました。その日が追記を書いた今日だったのです。それが、朝は覚えていたのに、夜にはすっかり忘れちゃっていました~~!
あ~ぁ残念。