ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

待ってぇ、八月

2006-08-31 | weblog

先日、修理に出していた「DELL」が直って戻ってきたが、娘が旅行に出かけた後に届いたので、箱を開けたまではいいが、自分で設置しておかしくしては困るので、そのままにしておく事にした。 こんなではパソコンを習っている意味がないじゃん。

今日で8月が終わってしまう・・・で、ちょっと焦った。
UPしそこなっている8月分がボツになるのも残念だが、これから打ち込んで間に合うかなぁ。
挑戦してみよっと。
              
 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

8月の初旬に幼なじみ3人と九段下で待ち合わせ。この時期の千鳥が淵はお花見の時期とはうって変わって静かで、鬱蒼とした葉桜の木の下をお喋りしながら山種美術館へ向かう。
余りにも美しい景色に、思わずデジカメを取り出したが、
充電してなかった事に気づく。またやっちゃった。
歩きながら私一人が蚊に食われ捲くっていたら、「昨夜お酒を飲んだでしょう?お酒飲んだ人に蚊が寄って来るのよ。」と言われた。
この日は友人が前々から招待券があるからと誘ってくれてたのだが、3人の都合がやっと付いたのが、来週で終わってしまうギリギリの週末だった。内、2人は仕事を持っているので3人揃ったのは一年ぶりとなる。
美術館では「旅と画家」展が開催中。広重の「東海道五拾三次」を初め日本人画家の作品約50点を、こじんまりした会場の中でゆっくりと落ち着いて見る事ができた。速水御舟のイタリア、佐伯祐三のフランス、横山操のマンハッタン、平山郁夫等の描くヨーロッパの風景などに混じり、土牛の那智、石田武の鳴門海峡など、日本を代表する印象的な風景画が素晴らしかった。
友人の一人曰く、「この滝の、まん前のホテルに泊まったのよ。この絵と全くおんなじで最高の眺めだった!」

 
      購入した絵葉書、横山 操の「マンハッタン」

前回この美術館を訪れた時には、お昼は通りの向かい側で見つけた「TONY ROMA’s」三番町店でアメリカンスタイルのランチを頂いたが、この日はもう一人の友人がタクシー券を提供!銀座のコアビルまで、あっと言う間に着いてしまった。私は、先月に続いて2度目だったが、「大志満」のお昼のランチはお手頃で美味しかった。


その後、イッセイ・ミヤケのバーゲンセールに付き合い、スタバでカフェしてから皆と別れ、一人、星野道夫展「星のような物語」を見に銀座松屋の8階へ直行。一年前もそういえば星野さんのことを、始めたばかりのMyブログでちょこっと書いたなぁと思い出したが、今回は更に、しみじみと星野さんの写真と言葉の世界に浸ってしまい、又、写真集を買い求めてしまった。
亡くなってからちょうど十年目の夏となるが、頻繁に全国規模で写真展が開催されるということは、ご遺族の、特に奥様の直子さんが、星野さんの44年間の生涯とその仕事の役割を、敬意をもってしっかりと把握していた事に依るのだと思う。

大好きな8月よさようら又来年まで。 
でもこの続きを〈8月のことを〉、読む方がいなくても
また書きます。書かせてね。

 

         ・・・・・ お ・ ま ・ け ・・・・・ 

以下の写真は、8月どころか、7月の、ブログお休み中に行ったところです。

  
  ★「アルベルト・ジャコメッティ」展を見に、また葉山へ。興味深かったです。
    今回こそは海がまん前の美術館カフェでランチだ~♪

 
              
   ★葉山の町を散歩していて見つけた郵便局とカフェ「鴫立亭」

   



   
吉原冶良展も、誘われて行って来ましたが、とても良かったです。
    竹橋の美術館の休憩室からの眺めは曇り空。
  

 

 

 

 

 


CARNAVAL’06

2006-08-30 | weblog

・・・・・・・・・・

頼みの綱である、この古~いIBM“Aptiva”の調子も最悪で、2日かかっても進まず、あきらめムードです。作業している最中に何回も固まったりしながら、一枚ずつ写真をUPしていたら、どなた様か、写真一杯のHPをトラックバックして下さり、もういいカァ~と思ってしまいました。(私のよりも、最前列に場所を構えた方々の写真は素晴らしいですね。)
この日はちょうどパレードが始まる1時半にメトロ銀座線の浅草駅に到着。


最寄の出口を尋ねながら地上に出るとそこは人の海。
バテリア(打楽器隊)の音は聞こえるのに、車道側の歩道は人間の壁で隙間なく埋め尽くされ、異臭を放っています!臭いのなんのって、汗とおっさん臭の充満した空気(おっさん達、ご免ね!そうでない方もいらっしゃるもんね!)に、顔を背けようにもそむける所がないのだヨ。
おっさん達がデジカメやケータイカメラ、更には望遠一眼レフを片手に激写しているのは、どんな画像なんだろ~



私の写真の入れ方は順不同ですが、カーニヴァルのレポートをしたくても、なにせ初めてで、当初、プログラムも持ってなくて、bianca jr.の参加グループがいつ頃通行するかも知らなかったのです。
でも直感として、早いほうかなと思っていたら当たりました。
ちょっと聞き慣れたサンバグループの名前をアナウンスされた時、私は死に物狂いで「すき間」を探して、臭さにめげずに首を突っ込み、体を突っ込みました、が、それでも進行してくる方角は視界が遮られたまま。
一部のすき間だけが辛うじてカメラを向けられるスペースでした。
bianca jr.のグループが通った時、すぐにわが子を見つけられました。さすが母お~や。T‐バックの衣装でなくてホッとしたも束の間、さっさと通り過ぎて行ってしまいました。

ブラジルでも、2月のCARNAVAL(謝肉祭)の時期にはあらゆる地区で似たようなお祭がありますが、その圧巻たるものがリオのカーニヴァルです。私は、大通りに立派な観客席を設けて高い入場券を買って見るような、観光化されたものにあまり興味が無かったので、カーニヴァルの時期にリオに行っても、近くまで行き、行進の出入り口にたむろして、その様子を楽しむくらいでした。
地元の子らが、「Oi、Japonesa、どのチームを応援しているんだい?」等、すぐに話しかけてきます。「勿論、MANGEIRAよ♪」と、適当に答えながらもその場限りの会話を楽しみ、出入り口だけでも迫力満点で、自由に歩き回れるこのあたりの雰囲気を堪能したものです。カルナヴァルの地元でこの時期、もっと好きな場面は街角のバール(カフェ)です。
人が集ると、マッチの箱が、フェイジョン(豆)入りの空き缶が、身近にある瓶でも棒でもカウンターでも何でもかんでも、カシャカシャカシャ‥ドン・ドドン・と楽器に変身し、サンバが始まっちゃうんですもの!

浅草のカーニヴァルで、よい席をゲットしたら最後、6時のフィナーレまできっとトイレにも行けず大変だろうなぁと思ってしまいました。本場を知っていると絶対に浅草になど見に行こうとは思いもしませんでしたが、身内が出場となると話は変わります。はんずかし~なんて言ってる場合じゃなくなっちゃうんですよ。

   

出場リーグの紹介、パレードの構成、チームの紹介などは是非、前回のブログに張ったリンク先でご覧下さい。サッカーのようにS1リーグ、S2リーグと分かれており、最も豪華なのがテーマサンバリーグ。特別協賛のアサヒビールや他企業チームがエントリーするリーグだという事を帰宅後に知りましたぁ。

  
  

上のピンク色のものは何でしょう?100円ショップのお兄ちゃんが得意げに
「み~んな使っていますよ~!いかがですかぁ~」と売り込みしていたので笑っちゃいましたが、思わず買ってしまう気持ち、痛いほどわかりました。
私がどんな風に写真を撮っているかというと、背伸びしてデジカメを
高く掲げているんですから上手く写れば儲けもの。
ピントが果して合っているか、撮りたい被写体がちゃんと画面内に入っているか、それはシャッターを押した後でしか確認が出来ないことでした。

  

青・黄・緑、と溢れんばかりのブラジル色やサンバのリズムを浴びながら、目の前の浅草のサンバカーニヴァルが、私の脳裏で次第に 昔見たブラジルのカルナヴァルへとスライドし、様々な出来事が思い浮かんできてしまった熱い一日でした。

ああ、言葉不足で物足りな~い・・・けど、やっとココまでこぎ付けました。
この日の夜はわが団地恒例の夏祭り。
一年前もお祭の写真をUPしましたが、そういえばbiancaブログもこの夏で一周年となったのかぁ・・。
一年前と同じメンバーが揃い、に焼きそば、マグロステーキに枝豆、と 夜店で買い求め、お腹は満杯。ビールっ腹。


 


 

 


熱闘に拍手

2006-08-21 | weblog

        
                     
8月20日(日)の決勝戦

3時間37分の決勝戦で決着が付かずに今日、再試合となった第88回全国高校野球大会。
                        
前回のブログタイトルを「8月には」と仮に付けて、そのままUPしてしまったが、
頭の中に浮かんでいた8月の中のホンの一部しか書けなかった。
8月・・・それは、「高校野球の夏」 なんだ!
専業主婦をやっていた頃は全試合に熱中して、最終日が終わると心の中が
ぽっかりと穴があいてしまったようにもぬけの殻になり、今年も夏が終わったんだ・・と、
妙に淋しい気持ちになったものだ。
新聞のスポーツ欄で、チームや選手たちの様子を読み漁り、夜は「熱闘甲子園」を見て
日中の感動を再度味わってからやっと一日が終わる。

  日米高校野球親善試合には誰が選ばれるかしら・・?
  誰がどのチームにプロ入りするかしら?

などなど、あれこれと思い巡らせているうちに今度は春の選抜が始まり、高校野球を
中心に回転していくbiancaの一年だった。
姉の所と違い、野球少年もいない家庭なのに、なぜこんなに熱中してしまうのだろう?
あの純粋さ、お互いを称え合い、失敗を人のせいにしない潔さが
見ていて実~に気持ちよく、その清々しい熱風を少しでも
我が心に送り込みたいからかなぁ。
とにかく高校野球にはそれぞれの試合にドラマがある。

選抜を辞退した駒大苫小牧。数々の苦難を乗り越え、この夏、どんな気持ちで挑んできたか。
一イニングでも長く投げて田中を楽にさせたいと先発の菊地君。
どのチームも田中くんとの対決を楽しみにしてきたと言う。


今年は仕事時間が増え、集中して見る時間が全然取れないまま、準々決勝まで
きてしまった。でも、土曜日の準決勝、日曜日の決勝戦は、ド~ンとテレビの前に
身を構え、最高の試合を堪能し捲る事ができ、今日の決勝戦再試合は、
職場でラジオをかけながら仕事をし、最後の最後、両校のエース対決の時は、
相棒と、ヨシッ!とばかりに隣のテレビのある無人の部屋へ駆け込んでしまったのだ。

                        
    駒大苫小牧 (南北海道)     
早稲田実業 (西 東京)      

今回、女の子たちに最高の人気だという、クールな早実エースの斎藤君。
野球帽の下から、鋭い眼差しで集中する駒大苫小牧エースの田中君。
素晴らしい投手戦、お見事でした。感動を有難う!

私は最初から両校を応援していたので、駒大苫小牧が負けそうになると、
「がんばれ、田中君!」と、つい叫んでしまったら、相棒から
「biancaさん、どっちを応援しているの?」と言われちゃったけど、どっちにも勝たせたかった
というのが大多数の方の思いだった筈。でしょ?でしょ?



        

この二校の他には、県立鹿児島工業のチームがとても印象的で、バッターボックスでの
今吉君の雄叫び、「シャ~~!」には、全くビックリ仰天。
早実の斎藤君も笑いを殺しながら投球してたよね。それも、準決勝でよ。
こんなにメッチャカ明るいチームって、彼らを率いている監督からの影響なのかな。
負けたあと、全員が爽やかに満面の笑みを浮かべ、甲子園の夏を思う存分楽しんだ、
って様子にこちらまで楽しく明るい気持ちになったよ。
でも、夜の「熱闘甲子園」で、監督の話を聞いてむせび泣いてしまった今吉君。
監督と抱き合って泣いた選手たち。
みんなみんな良くやったよね。

さてと、話は遡り、土曜日の準決勝2試合のあとは、長時間座り続けた体をほぐす為?
3人でドライブ。
麻布十番のお祭りに行ってみたが、車の渋滞と人の海、さらに駐車場も満杯。
去年も全く同じで、お祭りは諦めて六本木ヒルズでお茶して帰ってきた事を思い出した。
さ~てと、どこに行こうかと当て所もなく青山、赤坂周辺を走っていたら偶然、
入り口の両側にかがり火を炊いている、とある館の前に出たので、ここのお庭で少し
休んでからお茶して帰ろう、ということになった。



                ビアテラス鶺鴒(せきれい)

ここは夏の間(9月15日まで)ビアホールとなっており、ご覧のようになかなか気持ちが
よさそうな場所。が、中に入ろうとしたら予約が必要だといわれ、受付カウンターに行くと、
な、なんと70組が空席待ち、といわれた。
急遽、・・・家で待っている息子には、昨日の残りのカレーライスがあるから・・・ここの別の
場所で夕食をしちゃおう、ということになったのだ。カレーの残り、といっても、昨日のはゴーヤーや
オクラ、ナスなどなど、お野菜も沢山入った、ちょっと美味しい出来栄えのカレーだったからね。






 

 


 

 


八月には

2006-08-16 | weblog

今日の終戦記念日は私の尊敬するS先生の3回目の命日と重なります。
先日思い切って先生のお嬢様にお電話をし、先生の永眠先の所在地を
お聞きしました。東京郊外A市の某カトリック霊園という事が分りましたが、
先生が私の卒業年度の学生達に特に親しみを持っていたこと、
自身が死に向かっているという事をご存知だったにも拘らず
イタリア旅行に行かれたこと、穏やかに息を引き取ったことなど、
直接お話しを伺う事が出来胸がいっぱいになりました。

久しぶりに幾つかある中の一つの著書を広げ、拾い読みをしているうちに
楽しかった世界史の授業での先生の真摯なお声が聞こえてくるようでした。
楽しかったのは先生からお聞きする、様々なお話しだったのです。

生徒達へのお話しをまとめた本の中の、ある章から、少しだけ抜粋してみました。
下手な抜粋の仕方でご免なさい。
でも、今日という日を、biancaの足りないアタマで考える時の
大きなヒントになる気がしました。
どうか、お暇なお時間のあるときにでも読んでみて下さいね。

 表紙 亀本よし子画


Ⅲ章  折にふれて         
           --本質を見極める事--

昭和天皇が亡くなられたとき、いろいろな新聞報道の中で驚いたことがありました。
・・・・中略・・・・

どの位正確な報道なのか、解りません。
いろいろな思想、さまざまな価値観を持つ人々がいて、
それぞれの主張が----社会の安寧秩序を乱さないかぎり----その存在を
認められなければならないことは言うまでもないことです。
そうした観点からすれば、こうしたことがなかなか複雑な問題を孕むことは、
誰にでも了解されるでしょう。
私は今、あなたに、これだけは一生忘れずにいてほしい、と思うことを
お話ししたいと思います。
それは、----話しが少し難しくなりますが----本質 現象 とを取り違えてはいけない、
本質と現象とをきちんと分けて考えられる人になってほしい、ということです。
・・・・中略・・・・

----人間の本質とはいったいなんでしょうか?
どんな人間にも変わることのない本質があるはずです。
魂の尊厳という言葉を、あなたは小さいときから聞かされてきました。
すべての人間社会の基本に、この、魂の尊厳に対する敬意、というものが
据えられている、ということを疑う人はいないでしょう。
だとすれば、----尊厳な魂をもつ存在----これこそが人間の本質である、
と言えるのではないでしょうか。
・・・・中略・・・・

どんなものにぶつかったときでも、あなたは、いたずらに現象に
とらわれることなく、そのものの本質というものに、しっかりと
目を向けなければなりません。
・・・・中略・・・・

現象的なことだけにひっかかっていたのでは、ものの本質はけっして見えて来ないのです。
・・・・中略・・・・

いったい、死者の魂の冥福を祈るという行為は、
自分がその相手を好きだった、嫌いだった、ということで左右されていい
ものなのでしょうか?もし、そうであるならば、人間の生活というものは、
極めて放縦かつ恣意的、わがまま勝手なものに流されてしまい、
動物のそれとなんら異なるところがなくなってしまうでしょう。
一切の学問は空しくなる、と言っても過言ではありません。
人の死に際して、その冥福を祈る、祈らない、ということは、
人の好みの問題ではないのです。
・・・・中略・・・・

ここのところに、はっきりと眼を開かないと、私たちはいつまでも
諸外国の人々と一人前のおつきあいができるようにならないでしょう。
たとえ経済的・政治的にいかなる力を得たとしても、です。
・・・・分かっていただけたでしょうか。どうか、いつも、『本質』に
しっかりと眼を開いて、堂々と生きていってください。
                                     
                                       ・・・・・以上・・・・



夕焼けのなかの「平和の像」


きのうの停電にはびっくりしましたね。
8・14事件の発端か、とギクリとしましたよ。
姉からの電話で知り、(ってことは、起こされたってこと!)唖然としました。
冷蔵庫を開ければ真っ暗・・あぁ、頂きもののキルフェボンのケーキが・・・
と、まず、思っちゃいました。
沸かすお水はいつも前夜に汲んであるので、ガスをつけ、
無意識に換気扇のスイッチを入れたけど当然動かず。
パパが電池入りのラジオをテーブルにドンと置き、やっとニュースにありつけました。
が、しばらくは「原因はまだ解明せず」のみ。
そのうちに回復したのでほっとしました。
折りしも誰かさんのお誕生日だったしね。
この街はディズニー、ヒルトン、シェラトンと、テロの標的になりそうなのが幾つかあるし・・・
短い時間でたくさんの事を考えてしまった月曜日の朝でした。
お昼は久しぶりにヒルトンの王朝で7人でお祝い方々御食事会。
新聞の束の中から必死でクーポン券を探したのは誰でしょう?

お陰さまで息子も土曜日に一先ず退院する事が出来、松葉杖で参加出来ました。

MONA入口のツバメの赤ちゃんも巣立ったでしょうね。




 


プライス・コレクション

2006-08-13 | art/exhibit/museum

先週のことですが、プライスコレクション「若冲と江戸絵画展」に行って来ました。
仕事を一時間繰り上げ車をとあるスーパーの駐車場に置き東西線→日比谷線と
乗り継いだのでひどく歩かされました。なぜって、
日比谷線の上野駅は、美術館に行くにはとんでもなく遠いところなのです。
地下鉄で上野下車は久しぶりでしたのでうっかり忘れていました。
東京国立博物館・平成館がこれ又上野の森の一番奥に位置しているし、
夕方といっても西日の厳しい暑い日だったのに、日傘も車の中に置いてきちゃったし、
仕事のあとだから体もよれよれ。
でも、です。お昼に銀行への用事で町を歩いていた時、ハッとするような歩き方の
若い女性とすれ違った事を思い出しました。
彼女は上半身はまっすぐにシャンと伸ばし、腰から下を使って颯爽と歩いていたのです。
私もそれを真似し、眩いばかりの西日に向かって、ちょうどおへその辺りに力をいれて
足を前に、前に、と出して歩いてみました。ヘッヘ~~歩き方一つで元気が出るって
本当だぁ。なんだ坂こんな坂! なんだ道こんな道!
「太陽の下の18才」になった感じだわぁ bianca!スパーク

と、書き出しが長すぎて若冲はどうだったか、というと、実に見応えのある素晴らしい
コレクションでした。ジョー・プライス氏が、知名度に全く関係なく、自分の眼だけを信じて
収集した作品は、残念ながらどれも質が高く、洗練され、ユーモアセンスにも溢れた
もので、コレだけの数の江戸時代の絵画が海を渡って来ただなんてくやしぃ~です。
でも先日、朝日の「美の現在」という記事の中で、高階秀爾氏の書いていた以下の
文を読み、画家もすごいけど こういうコレクターが、日本の画家の作品の数々に眼を
見張り、愛情を持って収集したということで、ちょっと嬉しくなりました。

  ・・・・・・・・・・
  
収集家ジョー・プライスは、何らかの美術史的配慮に基づいて作品を選んで
  いるわけではない。自分に強く訴えてくる作品、心の琴線に触れる絵画を
  唯一の基準としてこれだけの充実したコレクションを築き上げたのである。
  プライス氏自身、絵画収集に志したのは、
  「ただ絵画から受ける眼の喜びが素晴らしかったから」だと述べている。
                                      ・・・・・・・・・・
 

    
       虎図(部分) 谷鵬       波浪飛燕図 岡本秋暉    猛虎図(部分) 伊藤若冲

作品数は109点。伊藤若沖を中心とし、酒井抱一、鈴木其一などの作品も
なかなかのものでした。会場は「正統派絵画」、「京の画家」「エキセントリック」
「江戸の画家」「江戸琳派」と、5つの章に分類。最後の部屋では、日本の絵画
というものが、時間と共に微妙に変化する自然光により、見え方も
変わっていくという事を、天井からの照明の変化、に代えて演出された中で、作品を
見ることが出来ました。

ネイビーさんもこの展覧会に行かれて「 が先か見るのが先か・・」と書いていましたが、
お言葉の意味が、よーく解りました。
と言っても私は夕方からの入場ですが、金曜日は8時まで開いているんですね。
午後5時から8時・・ということは、私も3時間居たってことでした。
見終わってから一階で缶コーヒーを一気飲みし、ソファーに座りながらパパに夕食の
指示メール。まもなく「了解」メールを受け取り、ホッ。

        

 

   追記:
   カメリアさんからのコメントで思い出しました。
   三の丸尚蔵館第40回展 「花鳥-愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>」
   に於いても、若冲の作品と出会えま~す。三菱ビル前(丸ビルの隣)から、無料の
   丸の内シャトルバスに乗り、パレスホテルで下車すると近いです。
   第4期がとてもよかった、と聞いていたのに忘れていました。

    








マイタウンのスケッチ展

2006-08-07 | art/exhibit/museum

        ◆

                                 

何年か前に中村氏参加のグループ展が同会場で開催された時に
見に行った事がありますが、
初めて氏の絵を拝見したのはどうも、M公民館の気がしてなりませんが?
悲しいかな、記憶が定かでなくなる症候群に襲われているbiancaです。

今回はこのスケッチ展をとても楽しみにしていました。
退職後に趣味として水彩画を描き始め、
遂にはマイタウンを百景 描き上げてしまった方。
そんなすごい方が、同じエレベーターを利用するご近所さんでもあるのです。

一枚一枚の絵にはコメントが添えられ、その内容が楽しくておかしくて、
普通の個展とはちょっと違う、とっても親しみの持てる展覧会でした。
ほぼ見終わったころに、ミセスナカムラがお茶を入れて下さり、
しばしお喋りに花が咲きました。

わが街が、こんなだったらいいなぁ・・・という、氏の想いが
ひしひしと伝わってくる、そして共感が広がる、そんな素敵なスケッチ展でした。
会期が終わってしまってからのUPで残念ですが、
連日、次から次へとひっきりなしの人の出入りだったようです。
つぎは「浦安花百景」となるのでしょうか?
次回も心待ちにしている大勢の中の一人で~す。

            我が団地の広報の表紙にも登場しました!

 

 

 


長期戦?

2006-08-02 | weblog



若潮公園の前を通った時に発見しました!
佐藤忠良氏の彫刻 「平和の像」です。ウヮ~~オ
こんなに身近な所に佐藤忠良氏の作品があるということに
わが町在住十○年で初めて知りました。
こんどゆっくりと見に行きましょう。



J大学付属U病院にチャリンコで行くようになったから、彫刻を発見できたし、
素敵なガラスのバスケット入りのアレンジも頂いてしまったのです。

     Nさん、その節はどうもありがとうございました  

ブログをお休みにしたおもな理由は6月3日(土)に息子のバイク事故があり、
パソコンUPする気力が萎えてしまったからです。とうとう・・・やってくれましたよ。

6月中に一度退院しましたが、(私から見ると、退院できる状態ではないのに
出されてしまった感じです)
7月になって骨折した下肢部分が腫れ、高熱が出て、3日間急患として
病院に行き、4日目に再入院となりました。
今週に入り、やっと強力な抗生剤の点滴(一日4袋)が終わりました。
抗生物質の効きにくいのが
黄色ブドウ球菌による感染症なんですって。


過失割合はこちらはゼロだ!と思っていましたが、双方が走行中の事故において、
過失ゼロはあり得ないと言われました。
相手車による左折巻き込み事故ということになるようです。
交差点ではなく、相手車がコンビニに入るのに突然左折した為に巻き込まれました。
息子が道路のどの部分を走っていたかが焦点になりました。
息子が、路側帯に近い方かな、と、言っただけで相手保険会社は3対7と
言ってきました。
ふつう、交差点での左折巻き込み事故の場合は2対8だそうですが、
路側帯に近い「道路側」を走っていた、という意味だったのです。
結果、1対9でということで話が進められています。

損保の仕事をしているのに、保険ってなんだろう、と疑問が湧いてきました。
加害者にとっての保険であって、被害者は、つまり、保険金をいただくほうは
戦わなくてはならないのだ、と初めて知りました。
(息子の数年前の事故では本人は加害者側だったので、全部、保険会社が
対応してくれました)
病院、警察、バイク屋、双方の保険会社へ、と、走り回ったbiancaでしたが、
2ヶ月過ぎて、一円も保険金、いただいていません。

でも、加害者の方はとても良い方で、それだけは救われました。

長期戦になりそうですが、私にとっていい勉強です。
 
今回、社会保険 を使ってあげましたよ。その上、差額ベット代ゼロの5人部屋。

今、骨折部にプレートが入り、ボルトで固定してます。(そこに菌が繁殖したみたい)
半年から一年後に再手術で外すとの事。
先が長いです。
保険会社とのやり取りも長引きそうだしね。ふぅ~~。

普通に歩け、生活できることの有り難味をひしひしと感じているこの頃です。

皆さんも気をつけてくださいね。