ビアンカの  GOING MY WAY ♪

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プラハ二人旅4

2008-12-21 | プラハ二人旅

プラハ城を後にして、トリムに乗ったはいいけど、カレル橋に一番近い駅で降りたかったのに、あっという間にトリムは橋を渡ってしまった。
慌てて次の停留所で下車したが、どうも切符を渡す必要がないらしい。
そこは色とりどりのトリムが行き来している広場のようなところだけど、標識などを見回しても、チェコ語だと字が言葉として頭にサッと入ってこない。ガイドブックや地図を広げると、わが同行者はとても嫌がるので、もっぱら勘に頼るのみ。ホテル前の橋から数えて4本下の橋を渡ったことになるから・・・一つ上のカレル橋まではたいした距離ではない筈だ。上を見上げると、屋根の上に、今にも落ちんばかりに聳え立つ彫刻があった。大丈夫かなぁ。



 
ふと見ると、見慣れた看板が。スタバだ!(娘をカットしたので縦長に!)
よし、プラハのスタバをちょっくら見学しよう、と入ってみると、中は若者で混雑して熱気ムンムン、座る所もなかったのでさっさと出て来たが、スィーツが日本より美味しそうに見えてしまうのはなんでだろ。プラハの街にはチェーン店は絶対に増えてほしくないけど、スタバの看板にホッとしたのは事実だ。
適当に歩いているうちに・・というか、ナビ嬢のあとに付いて歩いている内にカレル橋の近くにたどり着いた。道端のクラシックカーの列はもしかして観光用かな?

 

 


 



カレル橋はヴルタヴァ川に架かるプラハ最古の石橋で、全長約520m、幅約10mもの立派な橋だ。今から600年も前に出来たゴシック様式の美しい橋。その欄干には左右15体ずつ、全部で30もの聖人像が並んでいる。一つずつを丹念に見るには残念ながら時間が足りない。夕暮れ時はあっという間にやってくるし、もう食事する時間も惜しんて歩き続けいる私たちだもの。
それでも欄干のこんなのとかこんな彫刻にギョッとしたり、土産物等の出店を覗いたり、ミュージシャン
や大道芸人の

 




ストリート・パフォーマ
ンスがあれば、一応立ち止まったり写真をとったりと、もうすっかり世界各地から集まった沢山の観光客のなかの二人だ。
ガイドブックでカレル橋の彫像の解説を読んだのは、日本に帰国してから。


それもこのブログを書く段階になってからだ。牢に閉じ込められている彫刻がいったい何を意味するのか探した所、「犬を連れたトルコ人が牢の中のキリスト教徒の番をし、その上に聖岩イワンと三位一体会創設者の二人が立っている。」とあった。檻ばかりが薄気味悪く、特に目に焼きついたけど、あの上には立派な彫像がこのように立っているのである。

    
上の写真はプラハの殉教者、聖ヤン・ネポムツキーの像だと後でわかったが、橋上最古で唯一のブロンズ像とのことだ。ガイドは、いるに越したことないが、そうすると自由に街を歩き回れなくなるので、結局どっちをとるか、だ。
この像についてweb上で調べて見たら、幾つものHPやblogでこの像のことが書かれていたので、もうリンクを付けたほうが早い気がするけど、一応、聖ヤン・ネポムツキーがどんな曰くのある人なのか、それらをもとにちゃっかり纏めると、

聖ヤン・ネポムツキーは宮廷の司祭だったが、あるとき王妃の懺悔を聞いた。
その内容が気になった王ヴァーツラフ4世は司祭に問いただすが、人の秘密を明かすことなど決して出来なかった司祭は王を怒らせ、舌を切られ、身をヴルタヴァ川に投げ込まれ殺されてしまった。すると川の中から5つの星が現れ、天へ昇って行ったという。
それで彼の頭の上には5つの星が被さっているのだ。台座の一部の図柄を触ると幸せになれる、という言い伝えから、ネポムツキーの像の前は いつも触る人、写真を撮る人で賑わっている。   
                ということがわかった。
                                    
カレル橋を端から端まで往復し、渡り終えたところもまだ観光の人々で賑わっていた(左)けど、お腹が鳴り出したことでランチがまだだと気付く。
入りたい雰囲気のレストランに出あうまで、あちこちのショップの中を覗きながらの散策は空腹感をも忘れさせるほど楽しい。 

            

        

橋のたもとに「スメタナ博物館」があるはず、と、あまり乗り気でない子を励ましながら?向かうが、これが博物館か、という規模だった。レストランに入る時のようなドアを開け、入場料を払い、レストランの二階へ向かうように上階へ上るとそこだけがレストラン規模の展示室なんだもの。建物の前にはスメタナ像がヴルタヴァ川に向かって堂々とした姿で立っている。
中の展示物は少なく、スメタナの歴史がパネル張りで紹介され、楽譜だとか古いピアノが幾つか展示されている。静かな空間ではあった。

このあと、又、たいして乗り気でない子に、カフカの生家に行って見よう、と提案。もうその前を歩いたじゃない、という娘に、まだ見ていない!と言い張る私。地図をそぉ~っと見ながら探し当てるが、時間が遅かったから中には入れなかった。生家の壁面にご覧のようなブロンズで出来たカフカの頭部が飾ってある。本に「彼は世界や自分の存在の不確かさを見つめ、絶えず不安を抱え、思索にふけりながら毎日をやっとの思いで生きていた。」と書かれていたような、どことなく苦悩の表情をした頭部だ。プラハ城に行く手前には新しくカフカ博物館ができたようだ。 
    

歩いて見つけた,酒屋さんでは棚にぎっしり並べられたアブサンにびっくり。こんなに一般的に売られているということがわかった。以前、夫の友人から頂いたミニチュアセットと全く同じものも見つけた。

娘が中に入ってなかなか出てこなかったのはマリオネットのお店。あらゆる形態の人形が吊るしてある。彼女は自分に似ている人形を見つけたといって喜んでいたけど、どれかな?黒髪の子かな?似ているかな?

何ヶ所かの感じのよいレストランの前を素通りしたが、外観(店を出た時の写真)も中の感じも自分たち好みで、値段もリーズナブルっぽいお店の前を行ったり来たりしたあと、そこに決め、やっと一段落。




壁のあちこちに飾ってあるマンガ絵がおもしろく、つい立ち上がってウロウロしたくなってしまう店内だ。

注文したのはビールとオニオンスープ、それにパスタとチェコ料理の一品。朝から歩きまわったあとのビールの旨いこと!その上オニオンスープが絶品!

  

食後にクリスマスマーケットを見にいくので、レストランには早めに入ったが、出る頃はお客がどんどん入ってきた。地元の人達がほとんどだ。ワンフロアーを、たった一人のお兄さんが切り盛りしているので忙しそうだがきりっと感じがいい。英語も、こちらの人ってわりと皆、達者な気がする。最後にお勘定を頼んだらこんなを持ってきたのでボラれているのでは、と一瞬思ったが、二人分全部で2500円ほどだから安かった!

 ★今回でプラハの旅を終わらせる筈でしたが、写真の取り込みに疲れたぁ~。
  読み手の皆さまも下手な文にお疲れの事とお察しします。
  どうか、写真だけでも眺めてくださいね。
  クリスマスマーケットはたぶん明日か明後日upいたします。(2009/Jan/30)