ビアンカの  GOING MY WAY ♪

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   人生は ・・・ダバダバダ・・・

プラハ二人旅 5

2008-12-22 | プラハ二人旅



食後、急いで駆けつけたプラハの旧市街広場は、すでにクリスマスマーケットが始まっていた。特設ステージでは音楽グループが演奏中で大勢の人がステージ前
を陣取っているので近寄れないほど。



土産物や食べ物の露店の前も賑やかで寒さなんかどこかへ吹っ飛んでしまいそうだ。このような光景は私がイメージしていた「クリスマスマーケット」とはちょっと違いどちらかというと、日本の縁日のようだ。昼食と夕食をあわせた食事をしたばかりなので、いくらおいしそうな熱々の食べ物だらけでも無理。入らない。ところが娘は大好きなソーセージを見たらもう我慢出来ず、大きなホットドッグを買っていた!私だって味見はしたかったけど・・あぁ手遅れ。ここで色々なものを買い食いしたかったなぁ!



プラハステイ最後の夜は、昨夜に続き音楽を聴きに行こうと思ったが、昨日は私が選んだ所に行ったので、この日は娘の希望に沿うことにした。・・・人形劇も見たいし、オペラも聴きたい。だけど時間が早く始まるので、クリスマスマーケットに行ったあとでも間に合う、8時開演のモノだと・・・と言いながら決めたのは、ホテルから旧市街に行く途中に看板を見かけた「ブラック・ライト・シアター」。 これをずっと見たいと思っていたと言う娘だが私は全然期待していなかった、というか、今夜は由緒ある劇場に行って見たかった。ここは独立した劇場でなく、普通のビルのドアを開けて中に入ったところがミニ劇場となっている。一見、場末の裏ぶれた劇場にも見えるけど、コートを預かるところはちゃんとあった。昨夜行った劇場同様お客の入りは少なく、英語圏の観光客がチラホラ程度。それが・・・始まったらすごいすごい。人とマリオネットが真っ暗な舞台の上を、所狭しとスピーディーに動き飛び回る、そのテクニックがすごい。説明するより劇場のこのHPを見ると、どういうものか感じを掴めると思う。ストーリーがよくわからなくてもとても楽しむことが出来た。各登場人物のグロテスクな不気味さが面白い。一時間程度で終わりるのも、それなりにラクだ。  見終わった後、再度旧市街広場へ繰り出し、昨夜とは別のオープンカフェでホットワインを飲む。行っていない場所を挙げればきりがないが、3泊4日の間、私たちの見たプラハは、「プラハの春」や「ビロード革命」が本当にここで起こったのか、と、疑ってしまうほど穏やかで、人間の本当の豊かさとはなにか、それを少し思い起こさせてくれた気がした。
  

(2009/Feb/01)