ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

プラハ二人旅2

2008-12-19 | プラハ二人旅

あちこちを覗きながら町を歩いていると時間がどんどん過ぎて行く。
貴重な日中の明るい時間帯をどのように有効に使おうか、と頭を捻らせる間もなく、目ばかりが忙しくキョロキョロとしてしまう。。空港で一万円分しか両替していなかったので、チェドックと言う所と銀行とで分けて少しだけ両替した。観光都市なので両替所は町の至る所にあるが、当然場所によってレートが若干異なる。日本で前もってドルやユーロを買わなければよかった、と思ったほど、円高傾向が進んでいたので唖然とした。銀行を出てちょっと行ったところで、「アッ、H&M がある」、と娘。何それ?の反応は母親。そう言えばどなたかのブログに、銀座店オープンのことが書いていたなぁ、と思い出す。
並ばず、すぐに入れるなんて嘘みたい・・。ちょっと見ていい?と言いながら店の中に入って行くが、ここで時間が取られ過ぎた。H&Mとは、スエーデン発のファストファッションブランドで、お洒落で質がよく廉価であることが人気の理由のようだ。娘の買物は見るだけでも選ぶのでもとにかく時間がかかる。プラハと関係ないこんなショップで時間が刻々と過ぎて行くとはねぇ・・・もちろん想定内だったけど。
H&Mの買物バッグを持って外を歩いていくと、あれれぇ~ベンチに腰掛けている変な男がこっちを見ているよ。娘はちゃっかり隣に座っちゃって・・・ 大丈夫かなぁ。彼、誰なんだろう?
道端のフラワーショップには冬でもカラフルなお花がいっぱい。日本でも見慣れたお花たちだ。

 

足の向くまま気の向くまま、歩いては写真をとり、おやっ、と思ったショップを覗き、又、歩くを繰り返すだけで楽しくてたまらない。左下のウィンドウを見て、何のお店かとドアを開けて中に入ったら自然系化粧品を扱っているお店だった。美人だけど愛想のない店員さんでも、写真を撮らせて貰ったときはニッコリと微笑んでくれた。何も買わず、サンキューと言って店を出る。   

 
 
お菓子屋も雑貨屋もどこも、クリスマスの飾りつけで商品が一層引き立ち、購買意欲をそそるけど、グッとこらえて見るだけ撮るだけ。
路地を抜ければ、重厚な装飾を施した建物が至る所に在る。それがどんな歴史的建造物か、いちいちガイドブックを開いて調べたくなくなるほど多い。左下の天文時計の前を、プラハ滞在中に何度も通ったが、毎正時になると仕掛けが動くためか、その時刻近くにはいつも人だかりができる。右下の旧市庁舎塔の装飾出窓や彫刻なども、すべて歴史を感じさせる立派な造りで、建物好きには数日の滞在では全く物足りない。

               


上の建物の入口には「uni credit bank」と書いてあったので、おそらくオフィスビルの一階が銀行になっているのだと思う。屋根に至るまで彫刻や壁画で埋まって見事だ。左は火薬塔といい、もとは1475年にゴシック様式で建てられた、旧市街を守る城壁の一つだったそうだ。戦災による被害を受け、19世紀末に修復されたという。
歩き疲れ、気がつけばお昼時間をとっくに過ぎて・・というか、すでに夕刻に近い時間だった。どこがいいか判らないので、通りがかりで偶然見つけたレストランに
入る事に。入口にNostalgieと書かれていた。もともとがレトロな街のなかでも、私たちの感じる”今のレトロさ”がある店構え。中に入ると古き時代の女優の写真が壁にぎっしりとならんでいる。ランチとディナーの間の時間帯だったのでお客さんは少なかったが、気取りのないシンプルな雰囲気だ。



  
チェコ料理を適当に2種選んで注文する。どれが美味しいかを尋ねたが、人それぞれ好みが違うから何とも言えない、とのぶっきら棒にも聞こえる、しかし正直な返事だった。感じは悪くない。何が出てくるかは出るまでのお楽しみだった。運ばれたのは左のプレート。特に変わったものもなく、どれも美味しくいただいたが、ボリュームのあることあること!黒ビールは余り好みではないが、ここのは格別のおいしさだった。

お腹が満ちたりると又、元気百倍。ぼちぼち灯りが点き始めた街なかを歩き続ける。路地の奥が広場になっていたり、裏道に繋がっていたり、クリスマスらしい照明で飾られたレストランに出くわしたり、もう、写真に収めたいシーンばかり。

 
        
     

ドアを開けて入った雑貨屋さんでは、お店のおばさんがとっても素朴な雰囲気の方
で、チェコ語と英語でお話したけど何とか通じ合えるものだ。小さな飾りものの卵の殻を、お土産用に購入。

この夜は、歩きながらゲットしたチラシから、当日行われているコンサートを選び出し、その中の一つを聴きに行く予定にしていたので、一度ホテルに戻った。
マリオネット劇場やスメタナホールなど、有名なホールもあれば小さな教会でのコンサートもあり、迷ってしまうが、日時の都合上、幾つかに限られてしまう。

 



結局選んだのは、ザ ベスト オブ モーッアルト&シュトラウス with バレー&歌というもの。いかにも観光客用のコンサートのようだけど、プラハ ロィヤルオーケストラの団員の演奏というからまずまずかなと思ったが、行って見ると、オフシーズンのせいかガラガラ。大体チケット売り場で、頼みもしないのに安くする、と言われた意味がわかった。
団員だか、元団員なんだか、元バレリーナなんだかよくわからないけど、本格的なコンサートを聴きたい向きには全く物足りない。ま、値段もそれなりだからしょうがないか。
ホールを出ると、まん前に建っている市民会館のイルミネーションが眩しかった。



 

又、クリスマスマーケットの会場となる旧市街広場まで行き、寒空の下、オープンカフェでホットワインとピザでの遅い夕食を。毛布も貸してくれるし、頭上の暖房もとても暖かく、ここがプラハだ!プラハまで来たんだ!という実感が嬉しい位に湧いてきた。それにしても、私たち二人でちょうどいい この大きさのピザを、こちらの人は一人分として食べているんだから感心してしまう。