“ヴィタミーナ”な生活

おいしく食べて、楽しく飲んで 

児童文学

2005年07月21日 | 
2冊読みました。

2冊ともティーンズ一歩手前の少年少女が死を通して成長してゆくという物語でした。
梨木香歩「西の魔女が死んだ」は中学1年の少女と祖母とのふれあいを、湯本香樹実「夏の庭」は小学6年の男の子3人と近所のおじいさんとの交流を描いています。
スティーブン・キングの「スタンドバイミー」日本編、といったところでしょうか。

いずれも児童文学とはいえ大人が読むのに充分な内容であり、「西の魔女が死んだ」はファンタジック、「夏の庭」は舞台は現代でありながらノスタルジックで自分の子供時代の思い出を重ね合わせて読むことができました。
作者はお二方とも私と同年齢の女性でした。

この2冊を読もうと思ったのは、新潮文庫のWEB読者アンケートの上位にあった本だから。
上位5作品の中で、読んでいないものがこの2冊だったのです。

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