うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 わたりと渡り

2009-08-14 21:08:41 | 一言

不適切昇給141市町村<o:p></o:p>

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 人間長生きはするもんですな。色んな世間を見させて頂けるといったことです。今問題の高級官僚の天下りや「渡り」で目を白黒させているってえのに、今度は渡りならぬ「わたり」です。渡りは漢字、こちらは平仮名でわたりと区別されると言うんだから、笑っちゃうよ。どちらも公務員の呆れた待遇といったもんです。<o:p></o:p>

 今朝の読売新聞の第一面記事で、かなり大振りの紙面です。読売、気合いが入ってるのが分かります。先ずは「わたり」の定義からいきますか。<o:p></o:p>

 わたりとは実際の職務に対応する給料表の級より、支給額が高い給料を支給することなんですって。そんなわけで同じ役職の職員が、複数の級にわたって存在する様子に由来するとあります。<o:p></o:p>

 そして、こうした不適切な人件費は約9200人分、年間33億円に上るんですって。しかし総務省は、この事実を今知ったのかどうか、知ってても頬っかぶりしてたのかよくは分からないが、言うことは言ってるんだよね、もっともらしく。<o:p></o:p>

 「給与は職務と責任に応ずる」と定めた地方公務員法に違反するとして、初の、初のですよ、言っておきますが、初の実態把握に乗り出した。9月にも是正指導する方針だ。と、冗談じゃないよ、あたしが地方公務員の当事者だったら、「ふざけんなよ、そんなこと言える立場かよ。てめえたちだけ好き勝手やらかしといて、いまさら違反もないもんだ!」て啖呵きりますよ。<o:p></o:p>

 まあこんな話は政官界・地方と、どこにも転がってる話なんだろうね。まあ口直しに笑って貰いましょう。「わたり」について新聞は本紙調査と銘うって載せてるんですよ。<o:p></o:p>

 係長のほかに、これって勝手に作っちゃうんだね、凄いよこれって。人の金だからと思ってんだろうな。「係長」3級、「相当困難係長」4級、「特別困難係長」5級といった状況であります。漫才やってんじゃないってえの<o:p></o:p>

 民主党の言うようにマニフェストの裏づけはあるんだよね。探せばいくらでも、そうでもないか。いずれにしても隠された鉱脈は脈々と脈打っているわけですな。<o:p></o:p>


うたのすけの日常 山頭火の世界 十七

2009-08-14 05:34:10 | 日記

家を持たない秋がふかうなるばかり<o:p></o:p>

漂泊の人の哀歓が漂う一句です。この句を冒頭に配して山頭火一文を記してます。<o:p></o:p>

行乞流転のはかなさであり独善孤調のわびしさである。私はあてもなくさまよひあるいてゐたが、人つひに弧ならず、欲しがつてゐた寝床はめぐまれた。<o:p></o:p>

昭和七年九月二十日、私は故郷のほとりに私の其中庵を見つけて、そこに移り住むことが出来たのである。<o:p></o:p>

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曼珠沙華咲いてここがわたしの寝るところ<o:p></o:p>

私は酒が好きであり水もまた好きである。昨日までは酒が水よりも好きであつた。今日は酒が好きな程度に於いて水も好きである。明日は水が酒よりも好きになるかも知れない。<o:p></o:p>

「鉢の子」には酒のやうな句(その醇不醇は別として)が多かつた。「其中一人」と「行乞途上」には酒のやうな句、水のやうな句がチャンポンになつてゐる。これからは水のやうな句が多いやうにと念じてゐる。淡如水、それが私の境涯でなければならないから。<o:p></o:p>

(昭和八年十月十五日、其中庵にて 山頭火)

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山行水行<o:p></o:p>

山あれば山を観る<o:p></o:p>

雨の日は雨を聴く<o:p></o:p>

春夏秋冬<o:p></o:p>

あしたもよろし<o:p></o:p>

ゆうべもよろし<o:p></o:p>