某月某日
娘が会社の出掛けに、今日は帰りが遅いので頼まれたものが、売り切れているかもと言う。うん、それなら大丈夫、今日は天気も良いし暖かいので、ぶらぶら行ってみると返事をする。そんなわけで買い物メモを持って、かみさんと九時半ごろ家を出る。車を押すかみさんの先になったり後になったりしながら、一息入れたり、立ち止まったりしながらスーパーに辿り着く。
買い物を終え会計を済ますと、既に十一時を回っている。行きはよいよい帰りは恐いで、それこそ足は何とか交互に前には出るのだが、いかんせん息切れがひどく、しばし立ち止まって休憩しながら家に着く。情けないことおびただしい。買い物の整理をして二階に上がれば、それでもばら銭を整理し終われば十二時である。
飯どころではない。ぐったりと横になってなってしまう。こんな筈じゃなかった。出るのは溜息と悔恨か。