それならと大型電気店の10時開店を待って、歩きで炬燵の下見に出る。買って何年になるか灯油ストーブの調子がいたく悪く、頻繁にエラマークがでて消えてしまう。換気と通風孔のそうじを促すものだが、そんなことは先刻承知で抜かりはない筈なのだが、寿命にしてはチト早すぎる。修理に出すにも保証期間は切れているし、灯油を抜いて持って行かねばならぬ。
とてもそんなことは小生には出来かねるし、子どもたちにもそんな暇はない。それより去年あたりから毎年掃除をしてしまったり、タンクを持って階下のガレージの灯油缶から注油して昇ったり降りたりするのが億劫になってきたのだ。第一階段でずっこけたりしたら危険この上もない。それで腹を決めたのである。4台あるストーブの管理を全てこなしていたのだが、今年からは、灯油が切れても知らぬふり、寒きゃ自分たちでやるだろうし、春になって邪魔なら自分たちで片づけるだろう。
そういうわけで、自室のストーブの不調を機に、自室の暖房を手狭な部屋だが炬燵に切り替えることにしたのである。
最初は下見のつもりだったが75×75の手ごろな値段のものがあり、カバーとセットの2帖のホットカーペットと〆て11300円也を購入する。あと、上掛けの布団やカバーは探せば何処からか出てくるだろうし、無けりゃ買い足すまでのことと一応配達を頼んで帰る。
これで一安心、炬燵だけでは寒気がきびしいときにはエアコンを点けることとして、これで寒さ対策はばんぜんである。
徐々に老人夫婦の生活安全対策をしていかねばならぬ。先ずは2人で出来ることを、出来るうちにやって行こうという算段なり。コレなかなか楽しいことでもあるのだ。