八月が 終われば九月 涼風が
九月には なにか良いこと ありそうな
世間とは 甘くはないと 思いつつ
ああ悲し ないものねだりに 終始して
あきらめず 九月を希望の 月にして
8月30日 連日の暑さにボヤキも出るというもの
この猛暑の原因は、テレビで予報士が一生懸命解説してくれてはいるが、細にわたるほど分からなくなってしまう。まあ原因の一つは政治の混迷に擦りつければ、原因は一挙解明といったところだ。とにかく政治家先生たちの右往左往するさまは、怒りより情けなくなってしまう。首相の問責決議一つにしても野党同士で先陣争いにうつつを抜かしている始末。どっちが先とか後とか子どもの喧嘩じゃあるまいし、バカバカしいったらありゃしないよ全く。第一問責決議が可決されたからといって、昨日と今日と変わりがあるわけじゃなし。「暖簾に腕押し」「糠に釘」いや「豆腐に釘」とも言うね。「カエルの面にしょんべん」で、問責されたご本人はシレーっとしていてこれまた問責した方は頭カリカリ、口角泡を飛ばして悶絶しそうな体たらく。
この猛暑続きは先生方に多分に原因があるよ。そのことを少しは分かっていてもらいたいね。こっちは家から一歩も出る気力をなくしてるんだよ。おかげて食欲は落ちるし、いいことなんて一つもありゃしない。みんなお前さんたちの所為だよ。ちったあ明るい政治なんてものを見させて下さいよ。
問責を 問責まみれが 提出し
子どもをせっかん、死なすのは今始まったことではなかった
折檻して死亡させ、自宅裏庭に埋め、2年間だんまり。それでも夫婦して自首してきたのがせめての救いでしょうか。小田原の夫婦自首とあります。原因は長女の粗相を怒ってです。5つになる長女の可愛い写真も掲載されています。
調べによりますと夫婦は46年9月ごろ、長女が便の不始末をしたことを怒り、2人で殴って折檻したところ、柱に頭をぶつけて意識不明となりました。2人は頭を冷やしたりして介抱しましたが翌日死んだため2人で相談自宅の裏庭に埋めます。38才と28才の分別ある大人がと悔やまれます。
意識を失った段階で救急車を呼ぶという判断ができなかったとは、なんとも言いようがありません。
夫婦は親戚や近所には「施設に預けた」「実家に預けた」と言い逃れしていましたが、不審に思った両親から追及され、長男を連れて行方をくらましてしまいます。このため父親が「最近、孫が夢枕に立つ。もしかしたら殺されているのではないか」と小田原署に届け出て、同署は行方をさがします。
夫婦はいちどは3人で一家心中をしようと思いましたが、旅行だとはしゃぐ息子が不憫でならず、自首に至ります。
なぜ、なぜに最初に冷静に対処できなかったのかと無念の一語につきる事件でありました。
昨日の続きで詳報となります
東京上野の京成デパート前の車道での事件でありました。横断歩道で若い男がバスケットを持って横断を終わり、横断歩道の信号が赤になって車が通りはじめたところ、車のかげから1万円札がごっそり舞い上がりました。信号待ちの歩行者がカタズをのんで見守るうち、札束は風にあおられて幅10メートルの車道のあちこちに広がり、中には10数枚一固まりになって歩道近くにバサッと。
約40秒後、信号が再び変わり車が途切れたとたん、息を殺していた通行人約10人が車道にかけだし、後からきた4、5人もこれに気付いて、我勝ちに1万円札に殺到。拾ってはポケットに入れ、また札を追う騒ぎが始まった。どうもこのあたり新聞記者は見て来た様なウソを…のような気がしないでもありません。
たまたま現場に通りかかった会社員Aさんによると、横断しようとして、歩道際の足元に札束の固まりを見つけ、数えると16万円。そしてあたりでは、和服の老女から背広のサラリーマン、若い学生風の男など、腰をかがめてひろいあさっていたと言います。
Aさん約100m離れた上野署・上野駅前派出所に届けます。同署パトカーがかけつけてみると、既に1万円札はあとかたもなく、いつものとおりの横断歩道風景。
さて一方、上野駅前交番に落とし主が届け出たのは事件発生の約10分後でありました。落とし主は無職のBさん19才と、内縁の妻で18才のホステスさんでありました。
結局届け出たのは4人。Aさんの16万円、千葉県松戸市常盤平の会社員の9万円、浦和市の主婦の8万円、千葉市の会社員の4万円。合わせて37万円。残りの73万円はネコババを決められました。同署は「現金だけに回収は難しい。ひどいもんだ」とカンカンだそうな。
しかし被害者のホステスさんは「100万ぐらい、またすぐ稼げる。あまりいろいろしつこく聞かれるぐらいなら、お金なんかいらない」としごくあっさりしたもので、拾い主にその場で計3万5千円のお札をポンと出したそうであります。
札束が舞う
昭和48年9月のことです。19日の昼下がり、東京・上野の京成デパート前の車道でと記事もいささか講談調といいますか、多少のからかいも含まれているようです。若い男のバスケットから落ちた1万円札の札束しめて110万円が車にあおられてひらひら、通行人が寄ってたかって奪い合う騒ぎとなりました。その時肝心の落とし主はまったく気づかず、10分後青くなって交番に飛び込みましたが、拾った札を届け出た人はたったの4人。
70万円余りは、何人かがネコババを決め込んだようであります。あまりの悪質さに警察は遺失物横領で厳しく捜査するが、「人情紙の如し」と捜査員を嘆かせております。
写真の不鮮明お許しを乞います。
さて、余計だった?下町の人情 「なぜ助けたの…」投身女性救った男性うらむ 隅田川にて
こういった話確かにあるような気がいたします。恩が仇になるってことでしょうか。午後5時東京都台東区の隅田川で若い女性が溺れているのを、散歩途中の会社員男性が 見つけます。この人たまたま近くのベンチで休む男性に走り寄って急を告げます。
「私は泳ぎが得意でない。助けてやってくれ」男はその場で上着と靴を脱ぎ、ネクタイをはずすと、高さが4メートルもある堤防の上からザブン。岸から数メートルの水面にぐったり浮いていた女性を後ろからかかえるようにして堤防の下まで泳ぎ着きました。
10分後には救急車も駆けつけ、女性は近くの病院に運ばれ無事、命をとりとめました。浅草署員らは「この夏、皇居のお堀で娘さんが自殺をはかり、溺れた時、通行人はみな知らん顔だったが、下町は違う」とわがことのように得意顔だったそうです。
ところですが、女性は岸にたどり着いたとき、助けた男性に「私にも事情があるのに、なぜ助けたの」と恨めしげにつぶやいたそうです。
「よけいなことをしたのだろうか……」この世は複雑とお手柄の男性は考え込んでいたといいます。
見出しに7才の家出、ウソ寒い周辺とあります。ウソ寒い周辺とは何か。何故に小学2年生の男子が12万円もの大金を持ち出し、盛り場を7時間半も放浪したのか。原因は家庭にありと記事は推測しているのでしょう。
今から40年前、昭和48年ごろには近ごろ盛んに起きている家庭内の、親子の 軋轢が芽を吹き出していたのです。
事の顛末は少年が父親の給料等12万円を背広のポケットから抜出し家出し、東京・銀座や横浜などの盛り場を7時間半も遊び歩いていたところを荏原署に保護されました。警察から連絡を受けた両親は、子供の無事を喜ぶどころか、子供の散財が3500円だけで済んだのにホットしたという無責任ぶりだっといいます。
そして例のごとく識者のコメントを載せています。
「子どもの放浪癖は、生得的な要因もあるが、やはりきちんとしつけの出来ていない家庭の子供に多い。……」
とはいうものの、世間の無関心さは今に始まったことではない事実のほうがオドロキでありました。なにしろ自宅近くの三軒茶屋から目黒、池袋、銀座、日比谷、横浜など15カ所をタクシーやバスで廻り買い物や飲み食いを楽しんだそうであります。
識者の1人も言っております。「そんな小さな子供が1人タクシーに乗ったり、盛り場をうろついたりしてお金を使っているのを見たら、自分の子供でなくても大人は当然声をかけるべきなのに……」
保護されたのは東急目蒲線武蔵小山駅出札窓口に「おじさん、千円札に両替して」と1万円札を差し出した子どもにびっくりした駅員が、駅前の交番に連れて行ったからであります。