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うたのすけの日常

日々の単なる日記等

暮れ正月と映画三本

2016-01-05 08:14:40 | 映画

 暮れから観たいと思っていた映画三本昨日で観終わった。最初が「海難」そして「母と暮らせば」最後に「杉原千畝」。三本とも日本映画だが二本は海外との合作映画といった形であり、外人さんの俳優の演技が見事であったのが印象的であった。
 昨日の「杉原千畝」どこまで史実にのっとった物語か知らぬが、外交官といった身分、立場といったものが垣間見えて面白かった。海外勤務の外交官とはソフトではあるが、スパイ活動が伴ったものであることを教えられた。
 見終わって表へ出れば夕食時、迷わず駅ビルのとんかつ屋へ入る。お節料理もいささか、いや、大分食傷気味であり、映画と食事、どちらが昨日の目的だったのか、舌鼓を打ちながら思わず笑ってしまう。かみさんも「花より団子」といった面持で箸を運んでいた。


昭和の名優相次ぎ亡くなる

2014-12-02 11:42:09 | 映画

 高倉健さんにつづいて菅原文太さんが亡くなった。文太さんの映画はさほど観ていないが、あの渋さは健さんも及ばなかったのではないか。健さんの追悼番組がテレビ各社が競って放映していたが、文太さんの追悼番組も順次放映されるであろう。謹んで鑑賞しようと今から楽しみ?である。昨日の各党首の討論会を濁とすれば清々しさを大いに満喫できるはずである。
 
 先日テレビで高倉健さん主演の「黄色い幸せのハンカチ」を観た。映画館やテレビで何回ぐらい観ただろうか。相変わらず泣かせて笑わせてくれて、健さんの男気そして哀愁を漂わせた演技を堪能した。ところがである。人間齢を重ねると早々素直にそして手放しに拍手するわけにはいかぬ。
 「名画の斜め観」と題して年寄りの憎まれ口といきますので悪しからず。健さん演じる男、九州出身で地元で大いに若気の至りで、警察の厄介になったりした生活を立て直そうと北海道に渡る。そこで結婚歴のある、一女性に惚れて所帯を持つ。
 そこまでは微笑ましい健さんの風貌が魅力的で、2人の先行きに楽しみが湧いてくるのだったが、妊娠した彼女が流産してしまう。医院で過去にも彼女が流産していたことを知り、突如健さんが変貌するのである。帰宅して布団に横になっている彼女を酒を呷りながら詰問し、挙句にちゃぶ台を叩き家を飛び出してしまう。
 なぜそこで流産で床に臥す彼女を優しくいたわってやらないのか。
 挙句の果てに飲食街で酔漢と悶着を起こし殺害してしまう。「その男凶暴につき」そのものである。6年の刑期を終え、その間彼女と離婚してしまうわけである。なぜにそこで己の短気粗暴さを反省し、そして詫びて再起を期さなかったのか、不思議である。

 刑務所を出所し、若い男女と道内を車で走りながら男女の揉め事に、健さんしたり顔で男に説教するのである。「おなごとはか弱いものである。なぜ優しく」と。また道中土地のヤクザと揉めて健さんその男を叩きのめしてしまう。刑務所行きとなった飲食街の狂暴さの再現である。
 まかり間違えは刑務所に逆戻りしかねない所業である。既に彼女の許に戻りたい一心でいるのにである。そして最後の最後まで彼女の許に行く踏ん切りがつかず、うじうじしていて若い男女に背中を押される始末であった。 以上。


映画「紙の月」を観る

2014-11-17 10:16:17 | 映画

 残念、期待外れとはよく言ったもの。どうやら宣伝文句に惑わされたようである。話の内容はいたってシンプル、銀行の契約社員の主婦が、年下の青年に銀行のカネを貢いで破滅するといったよく聞く話であって、やたらベッドシーンを織り込まれているのも、いささか辟易してしまう。せめて横領の手口が斬新?なものであれば見ごたえもあろうというもの、新聞によくでる主婦の巨額横領事件の手口と大同小異。
 せめてもの収穫は音響効果に、ヒロインの横領に走る心理とマッチしハラハラさせられたことだろうか。

 余談になるが、映画が終わったのが12時15分。帰りのバスが15時15分。3時間待ちである。そのことは先刻承知でとやかく言わないが、寿司屋で時間調整して15分前には停留場のベンチにかみさんとチョコなんと座っていたのだが、待てど暮らせどそのバスは現れず、結局それから次のバスまで1時間も待たされてしまった。

 何が何だか分からず仕舞いで半日を終える。