うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その208

2011-03-31 06:14:53 | 日記

          常磐線水戸まで開通か

 どうやら水戸の隣、勝田まで常磐線が復旧することになりました。これで上野まで直通でいかれることとなり、先ずはほっとします。といっても当座は通常の40%とかいって、通勤者のそして学生の苦悩は続きそうであります。
 駅ビルも一階二階が営業が開始とか、これで駅近辺も多少は賑わいを増すのではないでしょうか。
 しかしほっとしてばかりはいられません。茨城の農家は風評被害もあって、出荷停止となったほうれん草以外の野菜も、話しにならない値段となっています。せめて茨城県人となった以上、茨城産の野菜を買うように心がけなくてはと思っております。ところがです、娘夫婦はともかく、孫娘二人は野菜は余り口にしないのが困りモノであります。もう子供ではないので口うるさくいう訳にはまいりません。

 スーパーの棚の品揃いもやっと震災以前に戻ったようで、なによりであります。近所の瓦の落ちたり、塀の倒れた家々の修理も順調に進んでいるようであります。とにかく業者に修理の掛け合いにいくと、ファミレすの順番待ちではありませんが、留守番の年寄りが順番のナンバーが入ったノートを寄こし、そこに名前を書いといて下さいといった混みようだといいます。知り合いの家ではそっくり葺きなおすと、100万といわれたそうであります。
 わが家では物の被害はあったりしましたが、家屋そのものにこれといった被害がなかったのがなによりでした。
 それより地震に追われて逃げたり、避難所に二晩お世話になったりと、この齢になっていい経験をしたものだと思ったりもしています。

 このあとはとにかく一日も早い、原発事故の収束を願うばかりでありなす。


うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その207

2011-03-30 06:34:01 | 日記

          苦悩の表情ありありと

 原子力安全保安部の担当者の記者会見、記者の質問に日増しに言葉の詰まる回数が多くなってきました。その顔には苦悩がにじみ出ております。それだけ事態は深刻であることが伝わってきます。
 原子炉を冷やすには真水を絶やすことなく注入循環させなくては、温度が上昇して危険な状態になるといいます。しかし危険とはどういうことになるのか、明確な説明は省かれています。そして汚染された水がどこから、どうしてとういう原因が分からぬまま、海に流失する恐れが指摘されています。
 図で見るとトレンチと呼ばれる、電気系統の配線などが伝っているトンネルに汚水が充満、あふれ出る状態であります。それでその周りを土嚢やコンクリートを積み上げ、汚水の流出を防ぐといった方法が採られているいるのが、現状のようであります。
 このこと小生の頭ではこれが精一杯の理解でして、あまり自信は持てませんが、まあこんなことであろうと、手を打つしかありません。とにかく東電側があらゆる手段を駆使して、事態の解決に必死の努力を重ねていることは分かります。こちらと致しましてはただただ、危険な事態か一日も早く収束されることを願うしかありません。原発が穏やかな状態にならなければ、被災地の復興はありません。

 最後にもうひとつ分からなくなってしまったことがあります。それは使用済みの原子燃料棒のことです。警察消防そして自衛隊民間と、巨大なプールに漬かっているそれを、必死に海水を放水して冷却していた作業の結末はどうなったのでしょうか。
 それから汚染された瓦礫を除去するために動員された、戦車のその後はどうなっているのでしょうか。まあこんなことです。

 司令室に電気が通じたということで、これで一山越えたと思ったのですが、いささか素人の考えだったようであります。


うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その206

2011-03-29 07:02:16 | 日記

              プルトニウム

 関東は今日一日温かく、そして晴天ということですがさっぱり気持のほうははっきりいたしません。各地の放射線物質の数値が上下動を繰り返していて、一向に落ち着きを見せません。作業員の必死の活動にも関わらず、その奮闘を嘲笑うように、次から次と難題をふりかけてきます。一歩後退二歩前進なら光明も期待できるのですが、実情は一歩前進二歩行退の様相でして、東電の記者会見での表情も、日増しにさえなくなって行くようで、国民の心配もこれまた日増しに募るようであります。
 
 そんな中、子供手当ての手当て法案が、共産党や社民党の賛成で成立になりそうで、お母さん方も一安心といったところでありましょう。自民党もこの際ですから、太っ腹なところを見せて欲しかったのですが、地震津波に原発事故と国家多難な折でも行きがかり上、賛成というわけにはいかなかったのでしょう。
 それでも何でも反対の共産党が賛成に廻ったということは、春の椿事とまでは申しませんが、近ごろ欣快な出来事、喜ばしいことと言えます。

 それはともかく国会議員一同歳費から三百万円カットして復興支援に廻すということで、これまた近ごろ稀にみる快事であります。冒頭に近ごろさっぱり気持が晴れないとか愚痴りましたが、どうやらそんな気分も解消しそうであります。
 ところがです。またもや暗雲立ちこめる二ユースに肝が冷やされました。プルトニウムなるものが原子炉近辺の土壌から採取されたということです。ただしこれまた直ちに、人体に害を及ぼす数値ではないと注釈がついております。
 このプルトニウムなる物質名?、今回の事故では初登場ではないでしょうか。昔、広島長崎に原爆が投下された時、散々に喧伝された名前であります。悪魔の別名といって過言ではないと思います。そしてその後の東西冷戦のさ中、核実験が米ソで続けられていた当時、この名前は盛んにニュースに登場していました。
 それが今回ひょこっと顔を現したのであります。吃驚仰天、天を仰いで吃驚しても始まりません。この名が吉と出るか、凶とでるか注目に値すると思います。このまま二度とニュースに登場しないことを切に願うばかりです。


うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その205

2011-03-28 08:04:47 | 日記

       水戸駅周辺の視察に行きました

 子供たちが休みでしたので、差し迫った仕事もありませんので、二人で十時五十分のバスで出かけます。空気は相変わらず冷たいのですが、空は青く陽光もたっぷりで外出日和です。 
バスを下車して直ぐに北口と南口をつなぐ通路に行きます。階段がいささか削られていましたが、何のためらいもなく通路に出ます。
 地震の被害は見当たりませんが、両側の店舗はどこもシャッターが降り、駅もシャッターで閉じられ駅員の姿はありません。黄色のヘルメットをかぶった作業員を僅かに見かける程度でして、ゴーストタウンさながらの様子が薄気味悪く感じられます。みどりの窓口もビュウぷらざも閉められたまま。こんな光景見たことありませんで、映画のシーンのようであります。この通路を震災時、多勢の人たちと逃げたことが想起され感無量といったところであります。

 北口に戻り街なかに出ます。休日ですのでまあまあの人出です。今日はともかく再開したデパートまで、行きは歩き、帰りはバスでということで、日当たりのよろしい右側の歩道を行きました。
 先ず目につくのは破損した道路の姿です。既に補修工事が始められており。剥がされた敷石が積み重ねられています。
 銀杏坂の由来ともいわれる、大銀杏の周囲を囲んでいた巨大な自然石
崩れ落ちています。
 各ビルには調査票なるものが貼られ、被害の実態が詳細に書かれています。そんなに大きな被害は見当たらず、道路と入口の段差がひどいのが目につく程度でですが、頭上注意の貼紙も多く見られます。そしてシャッターの降りた店舗も見られ、きっと内部に大きな被害を蒙っているのではないかと想像されます。

 まあそんな具合でデパートにつきます。かなりの人出でありますが、どうやらエスカレーターが故障のようでして、エレベーターの乗り場に多勢の客が集中しております。しばらく順番待ちして一挙に最上階の食堂街と行きたかったのですが、各階どまりで残念といったところであります。
 どこのお店も昼どきで、ここでも順番待ちで大変な人です。東北の避難所の様子と見比べ複雑な心境におちいりますが、ままよと鮨屋におさまります。あとは例のごとくの流れでして、お酒は、十一日には食事前に地震に襲われたりしましたので、口にしたのは一ヶ月ぶりといったところでしょう。

 生ビールを中ジョッキで一杯。水戸の銘酒、「一品」を二杯頂きました。帰りはバスで駅で乗り換え、一路わが家へ。蒲団を敷いてもらって正体なく眠りにつきましたが、ただ常磐線がいつに全線で開通するのかが気掛かりであります。 


うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その204

2011-03-27 06:57:04 | 日記

         春はなかなか訪れません

 被災地のことを思ったら愚痴は禁物ですが、寒がりの暑がりの小生にとってはいささか参ってしまいます。食堂には炬燵がかかっていまして、ストーブも置いてあるのですが、地震以後若い連中は厚着をしてストーブを点火しません。小生、食事に座している間は点火するのですが、いささか気が引けます。それで食事が終るとさっさと二階に引き揚げます。別にどうということはないのですが、年寄りと若者は一緒にはできませんことを知ってもらいたいものです。これ、愚痴です。
 昨日は朝早くから重機の音が響いていました。地震で町内の道路が各所で波打ったり陥没したりしていますので、その修理が始まったのです。わが家の前も両隣の前も陥没して、車の出入りに注意が必要でしたのでほっとします。
 町内では、一年以上前から水道管の交換や、下水管の新設工事が行われていて、やっとそれが終わりきれいに舗装されたばかりだったのです。それが無惨にも再び舗装のやり直しといったわけであります。
 隣家の奥さん、いい加減な仕事をするからと言っていました。それは酷というものですが、満更見当違いでもなくはないのです。散歩の途次に、既にずっと以前にすべての工事を終っている道路は何処も健全な状態でいるのですから。まあこれも手早く修復はなったのですから、被災地のことを思えば文句は言えません。

 昨日は娘の帰りが遅かったので、夕食の支度はかみさんの仕事となりました。もちろん小生も手伝います。それで午後スーパーに市場視察もかねてかみさんに同行しました。
 スーパーは天井が一箇所落ちていて、真下に梯子を立て通行に注意を呼びかけています。そういえば、先日床屋の帰りに寄ったスーパーでも、何箇所か天井が無惨な姿を見せていたのです。しかし店員さんたちがヘルメットをかぶって働いていたのには、思わず笑ってしまいました。
 さてスーパーですが、結構品物はそろっていて元に戻ったようです。テッシュもトイレットペーパーも、そしてお米も並んでおります。強いていえば刺身類が品薄といったところでしょうか、もっともそれぐらいはたべなければいいのですから、別にどうってことはありません。まあこれで消費者としては一安心といったわけで、数日前の長蛇の列は何だったのかと、首を傾げざるを得ません。

 まあこんな一日でして、老いても若い者に当てにされるということは満更でもありません。


うたのすけの日常 一喜一憂の原発

2011-03-26 07:01:44 | 一言
            作業員が被爆

 事態は深刻さを増しているようです。その三名ですが、東電社員ではなく、関連会社もしくは協力企業と称される会社に所属している人たちのようです。小生の購読している新聞、或いはテレビ等で会社名は積極的に発表されていません。どうやら原子力発電所を作った企業のようです。それにしてもその装備には首を傾げざるを得ません。まるで敵空母に突入する特攻機のようです。
 水たまりの中を短靴で作業といいます。足首手首に巻くテープが不完全だったとも言われていますし。危険度を知らせるアラームも無視したと。それで今後の作業時の点検を徹底するとのことです。後手後手で無念でなりません。
 
 それでもなぜかしっくりと参りません。胸になにか引っかかるものがあるのです。自衛隊や消防署、または警察の活動には万全の装備、そしてバックアップ。危険とみたら撤退に、隊員の安全第一と迷いはありません。
 
 一言で済ませます。東電に忠誠を誓う企業の勇み足ではなかったのでしょうか。被爆した作業員たちは、もしかして東電の協力会社の、そのまた下請け会社の人たちではないのですか。
 大変な危険に瀕している原発です。一致協力という言葉があります。協力会社または関連企業の人たちに、万全の装備、そしてバックアップを徹底して下さい。そして今現場に英雄はいりません。最前線で働く人たちよ、あなたちの背後には、日夜安全を願う家族がいることを強く意識していて下さい。

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その203

2011-03-25 11:23:21 | 日記


 庭の梅です。
 当地に転入した時市役所からいただいた梅の苗木が大きく育ちました。樹齢十年といったところであります。

 昨日は天気もよく、気温もまあまあでお出かけ日和というわけでして、今年になって二回目の散髪に重い腰をあげました。ついでに、といってもどっちがついでか分かりませんが目医者にも行ってきました。
 バスは運行が復活しても休日ダイヤでありますが、たいして支障はありません。しかし途中、高台のそばを通るのですが、土砂崩れの危険があるとかで迂回しての運行で、小生の目的地には停車せず、一つ先の停留所まで持っていかれました。
 ひと停留所戻ってまずは目医者に行きます。幸い患者さんは待合室に三人ほど、これは珍しいと喜びましたが世間はそうは甘くはありませんでした。前の患者さんの容態が難しいらしいのです。約一時間の診察、そして先生紹介状らしきものを、時間をかけて書いております。
 そんなわけで散髪を終えたのが、十二時。次の客がいますので、オヤジさん直ぐに終るから送っていくと言ってくれましたが、そんなあ、次のお客さんの散髪を手抜きされたらお気の毒です。まあ適当に言葉を濁して店を後にしました。
 バスの時間までちょっとそばのスーパーに寄って時間つぶしであります。それより街の震災の被害が、わが町よりひどいのには驚きました。地震発生の日に水戸駅から自宅まで歩いたとき、ここを通過しているのですが、あらためてびっくりです。
 車道は波打ち、歩道の敷石ば各所で剥がれ、埋没しています。それに各家の屋根には軒並みといってもいいぐらいに、青いシートが覆っています。

 道路は仮修理が行われていまして、機械の音がけたたましく鳴り響いております。、シャッターの降りた店が多く、活気の消えた商店街でしたが、皮肉にもその騒音が街に活気を取り戻しているようです。
 

うたのすけの日常 緊急川柳

2011-03-24 05:44:25 | 川柳

       早朝に頭に浮かぶまま

     
なぜ言えぬ これ安全 これ危険

     お野菜に お水に次ぎは 分かってる

     福耳の 人しか政治家 見えて来ず

     不幸なり 周りが海で 原発が

     災いは 周りが海の 成り立ちが

     見えぬ敵 じわじわ首を 絞めてくる

     退去よし 悪しきガイジン 一緒なら

     孫、
曾孫 だれが守るの 行く末を

     自衛隊 存在なくば この惨禍

     買い溜めに 走る姿は その昔

     懐かしき 何か分からず 列に付き

     その強さ 戊辰戦争に その源が

     東北人 やたら感じる その強さ

     年寄りに 今できること 模索して

     困ってる 矢鱈滅多に 涙っぽく

     死の灰の 被害老躯に 留め置く

     二人して 矢鱈電気を消している

     下の孫 矢鱈抜いてる 電源を

     やっぱりなあ そう簡単に いくわけは

     責任は みな東電に あるのかな 


うたのすけの日常 プロ野球のナイター

2011-03-23 07:41:36 | 一言

           プロ野球開幕近し

 そんな最中、計画停電が実施されて庶民は節電に不自由しながらも、東北関東の災害地の人たちを案じて協力しています。朝晩の通勤地獄にも黙々と耐えております。
 そんな背景の中、プロ野球はナイター実施に積極的で、文科省に理解を求めています。しかしナイター実施を逆に自粛するように促されました。このことに関しての文科相の一言は、正論であり、重みのある言葉であると思います。曰く「ナイターを行うことは国民の理解を得られていない」。この指摘にプロ野球側は、再度のオーナー会議を開催協議するとのことです。
 こまりましたね。実際に「野球バカ」は存在するのですね。世間の常識は、プロ野球では非常識となるようです。

 国民が今一丸となって国家の危機を意識し、災害地の人たちはもちろん、不平も漏らさず国難に立ち向かっているとき、何故にナイター実施を要求しているのか、「○○」としか言いようがないのではありませんか。
 厖大なる電力を消費し、煌々たる照明の下、数時間にわたって競技するとは、暴挙以外の何物でもありません。このことオーナーさんたちは肝に銘じて欲しいのです。
 ファンにしても身の細る思いで観戦するのではないでしょうか。興行面で多少の減益はあるかも知れませんが、デーゲームはそれなりの面白さがあるはずです。選手もそれを望んでいるのではないでしょうか。新井選手会長の言辞にもそれを強く感じました。

 小生も野球大好きの、それも巨人ファンの一人であります。今季は有望な新人が数多く出番を待っています。気持は例年になく逸っています。
 しかし「野球バカ」にはなりたくありません。


うたのすけの日常 風評被害 

2011-03-22 08:37:28 | 一言

         放射性物質の暫定基準 

 茨城・福島のほうれん草・牛乳から暫定規準以上の放射性物質が検出され、昨日は朝から大騒ぎです。行政は政府・県とも出荷を見合わせるよう指示し、一瞬にして風評被害が広がりました。それより小難しい基準値の単位があれこれ並びましたが、到底素人に理解できる話ではありません。
 小生なら、もっと簡素に単位を「危険度1」「危険度2」の二つぐらいに絞り、そうと明示されたら生産者は出荷せず、消費者は口にしなければいいのです。それをテレビで専門家が、この程度の数値なら食べても害になるとかならないとかやかましいこと。中にはこの数値なら、向こう何年間食べ続けても、CTで受ける放射線の数値より下まわるとか、さっぱり分かりません。
 
 おまけに葉物は畠から収穫した、土の付いたものを検査したもので、洗って検査したら放射性物質の数値は下がり、そして家庭で再度洗って加熱すれば何の問題もない数値であると断言しています。それなら牛乳でも同じ理屈で害は消えてしまうはずです。
 第一政府も出荷の停止を指示しながら、食べても健康に害が及ぶものではないと明言しているのですから、国民は迷うばかりです。

 それよりなにより、暫定なるものは何なのですか。一時的な取り決めで、決定ではないはずです。そんな規準で農民の首を絞めてはいけませんよ。全く訳分かりません。