生憎の雨模様だったが、休んで家に居る上の孫を煩わせて買い出しに付き合ってもらう。ついでに、ブックオフまで足ならぬ車を伸ばして、文庫本を処分に連れてってもらった。
大きな買い物袋二つの量でかなりの重さである。店頭で１０分ぐらいかかりますということで、かみさんと孫は店内をぶらぶら。小生は通路の踏み台に腰を下ろして休憩だ。
買取値段は２千５００円。捨てればゴミ、幾らかでも頂いてどなたかに読んでもらえばそれに越したことはない。
国会も都議会も始まったが、お偉いさんの言うことはあらかた、先刻承知のことで関心はあまりない。国会はおそらくアベさんの独壇場で、これもおそらく野党の質問も負け犬の遠吠えに終わるだろう。なにしろ絶対多数の勢力で、言わせて頂ければ、言いたい放題やりたい放題、し放題といった、まさに高速道路を無法に突っ走る暴走族そのものだ。しかし不思議なことがひとつある。それは自民党のお仲間たちの言動である。
アベさんの施政演説に対する反応である。何事ですかあれって？一昔前の日本の姿が亡霊のごとく出現したのである。立ち上がって拍手の雷鳴。あんなのアリですか。
ヒットラーの雄叫びに歓声を上げる、洗脳されたナチス党員の姿そのものであり、悪寒が走った。独裁者に追随する自民党員の姿に、流行りの言葉で言わせてもらえば鳥肌が立った。
青空が覗くのは結構だが、どうやら残暑が厳しくなりそうだ。そんな中、午後からかみさんに付き添って、月に１度の糖尿病の診察に行く。たまたま上の孫が休みでいて送ってもらった。孫はそのまま用事があってほかを回って家へ帰るから、電話くれれば迎えに来てくれるという。３時には帰っているからと。その時間なら診察は終わるから丁度いいと頼んで置く。
しかし世の中そう上手くは回らない、今日に限って診察は定刻に始まり、患者の数も少なかったようで、何時もより早々と終わってしまった。致し方なし。タクシーを呼んで薬局まで運んでもらう。あとは家まで歩いて帰った。
気温は午後には３２度に上がると予報は言っていたが、それほどでもなく、まあ助かったというところか。
カド番大関豪栄道が全勝で初優勝した。おまけ日本人として２０年ぶりの優勝である。大阪のみならず、日本中が沸いたのも当然であろう。
こっちは稀勢の里が優勝争いから脱落した後は、豪栄道を応援したのだが、モンゴル横綱２人を、彼が撃破したことでいささか気が晴れたと言える。
１５日間の熱戦が終わり、いささか腑抜けの状態でいる。お相撲さんは１５日間緊張を強いられ、集中力を維持し続けるということは大変なことと聞かされる。それは相撲好きにも言えることだと思う。ほんとにつかれた。
豪栄道 日本一の 孝行者
稀勢の里 一から出直す 覇気ありや
昨日の午後の事。長袖のシャツに腕を通そうとしたとき、ギクッと音は発しなかったが、びびっと痛みが走った。そのまま腕を動かそうとしても、痛みがひどくどうにもならない。よく寝違いして首が回らなくなったしまうことを、その昔何回か経験しているが、それと同じ症状とみた。とにかく腕は利き腕の右、じっとしている分にはさほど痛みはないが、動かそうものなら激痛だ。とりあえず風呂を上がった直後だったので膏薬を貼って一時しのぎをし、明日一番に医者へ行こうと腹を据えた。
それにしてもなんと因果なことよ。１月に足の親指の爪を剥がし、３月に眼下の骨を折り、そして７月には肺炎を発症して入院騒ぎ。そして今回の筋違いだ。いい加減うんざりだ。
応急処置をしたものの、昨夜は体を硬直させたまま寝返りもままならず、寝もやらずといった状態だった。
そして朝、今日は寝ていようかと思ったが、どうせ医者に行かねばならず、それならいっそ起きてしまえと、かみさんの手を借りて前空きのシャツと上を着込んで身支度ＯＫといったところだ。ところが洗面となって左手での歯磨きには往生した。土台不器用なので致し方なしと、ガラガラと口を漱ぎタオルを濡らして顔を拭いた。
ところがである。朝食は箸を使えないとお粥にしたのだが、何気なく箸を使っている。あれ、痛みがほとんど感じなくなっているのだ。たまげた、もう医者には要はない。嬉しさがこみ上げてくる。
原因は何だろう。それは簡単だ。病に弱く、こらえ性がないことだ。最初から大したことは無く、一晩じっと寝てれば治る症状だったのだ。
関東地方、特に千葉県がひどい。大相撲を観ていたのだが、ずっとテロップが流れっ放しで、千葉県の市町村に矢継ぎ早に警報が続出していた。土石流の警報しかり、そして各地に避難情報、避難勧告、避難指示と、これまた広範囲である。
相撲を観ながらその数を数えてみた。なにしろ稀勢の里がずっこけたので相撲の方は気楽に観ていられたので……。
該当する市町村名は省略して列記すると、６２６所帯１６００人、１４９所帯４５４人、２９１所帯７７５人、６３所帯１７５人、１５８所帯３９５人、１２６所帯３６１人、３５０所帯７６０人、３３００所帯７３００人。合計５０６３所帯１１８２０人。
１１８２０人もの住民が一斉に避難所に押し掛けるのである。おそらく大変な騒ぎになったと想像できる。各地の職員、並びにボランティアの人たちの奮闘に頭が下がる。
それより不図、この数字を見て感じたことである。おそらくこの数字は全国的なものに違いない。読み取れることは日本の人口激減の事実である。そして５０６３所帯で１１８２０人の家族数。１所帯２．３人しかいないのである。
核家族の蔓延である。その中身は独居老人、老々介護の老夫妻、若い夫婦がなかなか子育てに踏み切れぬ諸々の事情が推測される。
せっかく弟分の高安が、１敗の日馬富士を激闘の末破ったというのにだ。その前に豪栄道に渡し込みで土俵下に転げ落ちていては、話にも何もなっちゃいない。これで優勝も綱取りも、はるか彼方に行ってしまった。
何でがっちりと受け止め、左をねじ込んて真っ向勝負に出ず、やたら突っ張っての勝負に出たのか、それが分からない。豪栄道の思う壺だ。勝ちに乗じている今場所の豪栄道に小細工というより、突っ張って一気に突き出せるとでも思ったのか。それとも一気に突き出せると安易な勝ち方に走ったか。
最近の取組前の謎の表情と同様理解できない。
残りの３日間、惨めな相撲だけは取らないでくれ、頼む。
午前中娘が３連休で家に居たので、郵便局まで書留出しに車まで一緒に行ってもらう。買い物もいろいろあったのでかみさんも同行する。スーパーは午前中というのにすごい混みよう。娘が台風が来るからみんな早めに買い物済ます算段という。なるほど、考えることは誰も同じということだ。
スーパーの後、そばにある業務用スーパーに寄ってもらう。山芋に凝っているので、摩り下ろしたものがあると聞いていたので、それが目的であった。小分けしたのがあるとし思ったのだが、さすが業務用スーパーで一キロ詰めしかない。娘が一度解凍したらダメなのよと呆れて言うが、委細構わず買う。
帰ってから考えた挙句妙案を思いつく。はがねの鋸で軍手をはめ、６つに切り分けフリーザーの袋に小分けして冷凍庫に。
うふふふっと笑みが浮かぶ。そして俺って頭良いな、なんておもったりして。
昨日は敬老会の集まりがあったが、天気も荒れ模様だし、それに最近２時間の余固い椅子に座っているのが辛くなった。それで娘が休みで居たので、記念品だけでも代理でもらって来てくれと頼んだ。いいわよってわけで雨の中取りに行ってくれた。
「はい」と部屋に二袋届けてくれる。かみさん紙の手提げ袋から二点ほど取り出し、逆さにして振っている。「あれ、それだけか」これ小生、年々記念品が少なくなっていくのは承知しているのだが、今年は極端に少ない。僅か二品とは。紅白の饅頭とお茶。
市もやりくりが苦しいんだなと同情しないわけにはいかない。そこで一句
年寄りが 増えて記念品 反比例
序盤何とか格好つけた感じだ。昨日は横綱審議委員会の総見があって、委員長も好印象を持ったに違いないと、勝手に思っている。あとは平幕相手に負けは許されぬ。あとは勝つだけ、優勝を目指すにはそれしかない。幸い横綱大関と負けが続出している。それをチャンスと見て、勝ち星を重ねてほしい。
昨日は貴ノ岩に今場所一番の相撲で勝った。これはあたしが言うのではなく、解説のの北の富士さんが言っていたのである。大いに心強い。